あんな、こんな、スキンケアを試して5年。30歳が目前に迫る…と濁してきましたがついに大台に乗ったアンナです。

鏡を覗いて「え、私こんなだっけ」「これは受け入れられない」そう思った25歳のある朝。それが私がスキンケアに目覚めた瞬間でした。

思春期ニキビとは一切縁がなく、誰からでも肌を褒められるティーンを謳歌した私にとって、突然できたニキビは「いつか治るもの」。それが治らないまま次のニキビができ、色素沈着して行く様は、受け入れられないものでした。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、アイデンティティを失ったような感覚さえありました。
10代ではどんなにお化粧したままえいっと眠ってしまっても、面倒くさいから化粧水パス〜なんてことをしてしまっても、とにかく肌が荒れませんでした。
その為、いざ肌の不調が始まった時に自分の中に対処の知見がまるでなかったのです。
正直、初動が遅れたな、という後悔もありますが、その後試行錯誤したスキンケアは今や仕事する目的の一つにまでなっています。

肌の不調のきっかけは、今思うと慣れない仕事のストレスだったと思います。
25歳は初めての転職をして新たな業界と新たな業務内容に心身共に常に冷や汗状態の毎日でした。
新卒の会社で働き始めた頃もニキビが繰り返すようになったなあと思うことはありましたが、口元に一つポツッとできて、大きくなっては消えていく、というのを繰り返すものでした。代謝の良い箇所だったことが幸いしたのか、跡には一切残りませんでした。
それが25歳以降は右頬、右こめかみに「長期滞在型」のニキビができるように。なぜか右側だけだったんです。長期滞在するニキビはやっと治った…と安堵しても色素が残ったり、ちょっと芯が残っていたり、最悪の場合は凹みになってしまうことも…。オレンジ系の照明の下で見る自分の肌に本当にショックを受けました。横顔の写真も嫌いになりました。

基本的に洗顔後のタオルは新しいものを使用し、枕カバーも毎日換える生活をしていたので、片側に集中的にニキビができる謎は未だに解明できていません。左半分は無傷のままで今も綺麗なので、皮膚科の先生方も首を傾げていらっしゃいました。
やはりニキビを繰り返すと肌がくすむので老けて見える。右半分と左半分で年齢の印象が随分と変わってしまったと感じ始め、とにかくできる対策はやっていかなくてはという危機感から、スモールスタートで対策を始めました。

①インナーケア
食生活の改善は本来は炭水化物大好き人間なので長期目標とし、Add on形式で内側からのケアを始めることにしました。
摂取した（そして今も継続している）のは、以下の3種のビタミンです。
■ シナール: ビタミンC
■ ビドキサール: ビタミンB6
■ フラビタン: ビタミンB2

さらに、27歳から生理痛の改善を目的として低容量ピルも服用を始めましたが、こちらもホルモンが安定するので肌荒れを落ち着かせることもあるようです。私が処方してもらっているのはジェミーナです。

更には、私が絶大な信頼をしているのは毎日のトマトジュース(塩分無添加)！特に日焼けが想定される旅行にも絶対持っていく程効果を信じています。リコピンは日焼けを無かったことにできるのです！！！
オマケはふるさと納税で一年分手に入れたコラーゲンドリンク:)

②外用薬
ニキビがあろうとなかろうと、皮膚科で購入できるビタミン濃度の高い化粧水を毎日つけるようになりました。個人的にはこれは本当にオススメで、うっかり切らしたときに不安定になる肌を見て如何に日々の肌の安定を助けてくれていたか実感しました。こういった地道な努力がやはり一番大切ですね…。
私は最初はまゆみクリニックで5%濃度のものを処方してもらい、慣れてきたら10%、さらに慣れたら15%へと変更していきました。結果、10%のものが一番使い心地が良かった為、今も10%のものを継続しています。
購入場所だけ今は変更していて、赤坂ビューティークリニックにしています。継続的に発生する費用なので、クレジットカード決済がしたかったからです…笑。あとはweb予約/LINE予約に対応していること。スキンケアは長期戦なので結構ハズせないポイントだと思っています。

また、対処療法としてニキビができてしまったら（寧ろできそうな気配を感じたら）すぐに塗る薬を冷蔵庫にストックしています。殺菌効果を強く感じるのはデュアック配合ゲルです。ニキビの硬さがなくなるまで、就寝時に毎日塗ります。治る速さは圧倒的だと思います。

③ケミカルピーリング
①②で多少の効果は感じつつも、肌で自信がなくなる自分を感じたので美容医療も頼ってみようと思い始めたのが28歳の時。ケミカルピーリングにたどり着く前にもいくつか試したのですが今思うとトンチンカンでしたので割愛笑。
何回かやらないと意味がないので、まず5回のパッケージをアオハルクリニックにて購入。
ややお高めですが、最初の診察の先生の印象がとても良かったこと(その後出会えなくて残念…他の先生は結構印象が違いました笑)、あとはもうただただ職場が近かったので、仕事後に駆け込んでスッピンで帰宅！というのができたのでここにしました。
劇的な変化が望める治療ではないですが、本当はずっとずっと続けていくことで「維持」の性質が強いと思います。なので、一旦5回で終わりにして「改善」の治療に移行することにしました。

④ピコフラクショナル & Vビーム
ニキビ跡の嫌なところを分類すると、1. 凹んで影が出る 2. 赤い色素が残る、となった私は、それぞれにベストな美容医療を掛け合わせてみることにしました。調べまくった結果、前者にはピコフラクショナル、後者はピコフラクショナルをやるところでベストなものにしようと決めました。フラクショナルの種類については今後の記事でご紹介しますが、欲張りなので効果が高くて痛くない治療を探して行き着いたものです笑。
さらに調べまくった結果、ピコフラクショナルに力を入れている先生が開院している池袋駅近くの某医院に通うことにしました。正直カウンセリングの質が低くて（カルテに治療の記録を残さない、価格が言い値など）病院選びには失敗しちゃったなあと思うのですが、スタートできたことには大満足◎

ピコシュアTMを扱っている医院を探して通う先を決めたのですが、ピコフラクショナルレーザーは数百ピコ秒という超短時間でレーザーを打ち込むことのできる機械です。超短時間で打つことで周囲組織へのダメージを最小限に抑えつつ、より効果的にニキビ跡やシミなどの色素などの目的組織を破壊除去することができます。

当時通っていた医院のホームページには、以下の症状の方に推奨となっています。この説明自体は分かりやすいので参考にするのにオススメです。

☑️顔のしみが気になる。
☑️しみはないが、肌の色むら・くすみが気になる
☑️肝斑が目立つ
☑️そばかすを消したい
☑️年齢による肌のたるみを何とかしたい
☑️最近肌にハリツヤがなくなってきた
☑️毛穴が開いてきた
☑️にきび跡の凹凸を滑らかにしたい
☑️近々同窓会や写真を撮る機会があり、肌の調子を上げておきたい
☑️小じわのせいで老け顔に見える
☑️あざのようなシミ（ADM）を取りたい
☑️昔入れてしまった刺青をもはや取り去りたい

痛みに貧弱な私ですが、施術中そこまで強い痛みはなく（刺激でちょっと涙はでます笑）、焦げ臭いような匂いとパチパチパチンと電気というか輪ゴムで弾かれるというか…という感覚が5分程度で終わります。私は敢えてスッピンで帰るようにしていましたが、本来はそのままお化粧をしても大丈夫な程ダウンタイムはありません。ちょっと顔が赤いかなあという程度です。

ピコフラクショナルが凹凸に効果を発揮し、顔全体を滑らかにするために全照射するのに対して、赤み（色素沈着）にスポットで当てるのがVビームです。こちらも強い痛みはなく、ジョワッと顔から何かが蒸発するような感覚がある程度です。ダウンタイムもなく、ただスポットで当てるので赤みはちょっと目立つかな？という感覚です。

⑤エコツービーム×レーザートーニング
もう一度きちんとカウンセリングしてもらえる環境で、肌の不調を仕切り直したい！と思った29歳。必要な治療の種類は把握できていたので、参考にフラクショナルレーザーの同じ機械を扱っている医院の中で、より安価で口コミの良い先生を探しました！結果、赤坂ビューティークリニックに通い始めたのですが、もっと早くこのアクションを取れば良かったー！と思うほど現状大満足です。
今行っているのはフラクショナルレーザーの中で最も強いエコツービーム。丁度在宅勤務期間なのでダウンタイムがあっても問題ないことからの舵きりでした。麻酔をするので施術中の痛みは全くありませんが、麻酔の時間+施術後にアイスのんで冷やす時間が掛かるので時間に余裕を持って予約するのがオススメです。施術後は明らかな違和感がある顔の赤さで、10日後からポロポロと表面が剥けてきます。このダウンタイムを耐え抜いたらもうゆで卵です:) 副次的な効果として毛穴がツルンとなくなりました。
カウンセリングの際に先生より、エコツーは刺激が強いから肝斑が悪化するかもと指摘を受け、現在はエコツー1回に対してトーニングレーザーを2回をセットにしています。
余談ですが、前のクリニックで「シミとニキビの色素沈着にも効く」とのことでフォトフェイシャルを受けたことが数回あるのですが、確かに肌色は明るくなるもののシミが減ることは無かったのですが、今の先生にそれらが全て肝斑であることを教えてもらいました。肝斑対策のレーザーにしたら随分と薄くなってきたので驚きです！施術選びは頭を使って慎重に！

以上、これらのスキンケアを経て基本に忠実に、時には大胆に、な治療で肌状態は随分と改善してきました。未だにオレンジ系のライトの下では右頬の違和感は残りますが、写真ではそこまで気にならないように。数年前の自分の写真と見比べると成果を感じます。

鏡を見るたびに「あーもう！！！」と思うのではQOLが低すぎますし、その他の日常のパフォーマンスにも影響すると思っています。だからこそ！私はあくまで自分の為にスキンケアを継続するのです！！！
次の記事ではベースメイクや各施術の詳細などご紹介させていただこうと思います。お付き合いいただきありがとうございました！！

Ciao, あんな