五戒をすべて守れないとき、心を高めることはできますか?ルアンポー・プラモート師
このような質問をする人がいました
「五戒を守らないと修習で心を高められませんよね、それとも心を高めることが出来ますか?」と
答えは「あなたの考える通りです」なのですが、
五戒を守るとは、五戒を保てる様にならなくてはなりません
ある人は生計の為にエビの養殖を仕事にしています
もし彼がエビを育てることを1日中考えているとしたら、彼の戒は純粋なものとは言え無いでしょう
修習する時間になっても戒を純粋に守れなかったことをばかり考えてしまうでしょう
しかし、このようにするのは賢くありません
彼はルアンポーのところに学びに来た人でした
ルアンポーはこのように質問しました
「1年間でエビを何回取りますか?」
「何回もありません」
「そうですか、他の時間は海老を殺していないのではないですか、だったらどうしてそのように(戒を守れなかったこと)考えるのですか」
「他の時間は善い業になるような行いをしなさい」
もしある日、仕事を変える機会があるならば変えてしまいなさい
もしも家業の仕事で変える事が出来なかったとしても、
人生の時間を区切って時間を選択する事を知らなければなりませんよ
私たちが不善行為をしてしまった時間はもう終わってしまったのです
注意を怠ってはいけないのです
後で避けられることならば、避けるのです
すると残りの時間は不善ではなくなるのです
身体と心の感覚を感じられるようになるのです
私たちの五戒は間を空けて途切れていくのです
朝から晩までずっと途切れてしまうのではありません
五戒を破った時に途切れるのですよ
戒を守ってる時には五戒があるのです
ですから、私たちは心の修習を進めるのです
その時に解脱が生じてもおかしくないのです
ルアンポー・プラモート師法話集より
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