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Freedom from Suffering④ 苦から自由になる ルアンポー・プラモート師

(続き)これらの五蘊は苦そのものなのです。私たちの義務は苦(ドゥッカ)を尊重し苦であると知る事なのです。苦を排除することでは無いのです。私達の心は苦を排除したいとそう思いますよね?しかしブッダは苦を取り除くようにとは教えていないのです。ブッダは苦を知る事と教えました。苦は結果なのです、結果を取り除くことは出来ないのです。私達は苦の原因を取り除かなければならないのです。苦の原因は欲なのです。ですから私たちにできるのは苦を知る事だけなのです。しかし苦の原因を取り除くことは出来るのです。
 五蘊は苦であると、簡単に言うならば私たちの身体と心は苦であると理解に努めて下さい。これらが苦であることは適切なのことなのです。私達は普通の人々が訓練すること、悟った人でも阿羅漢の域に達していない人であっても、身体が楽であり心地よかったり、ある時は不快であったりすることを知っています。わかりますか?身体が楽であるときもあるし不快であるときもあるのです。もしも身体がいつでも楽であり、不快であることは少ないと感じるのならば、まだ身体について四聖諦をまだ良く分かっていないという事です。真実は身体には苦(ドゥッカ)以外何も無いのです。ある時は苦が大きくある時には苦が少ないのです、私たちは身体が少しの苦であるときこれが楽であると誤って捉えるのです。真実は苦は身体をいつも圧迫しているのです。私達の身体は絶えず圧迫され、衰え、劣化しているのです。
(続く)


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