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クレーマーは話を聞いて欲しいのです。



あのですね。クレーマーっていうのは~


(こ、こいつ、、まだクレーマーの話をする気か、、、?)


いや本当にね。
クレーマーネタで何回書くつもりだよってね。

大体の人が、ブログでもnoteでも1回くらいじゃないですか?
「〇〇でクレーマーになってしまった話」
とか。「口コミを初めて書いた話」みたいな。

そういうのは読んだことがありますよ。私も。


私みたいにね、
クレーマー側の憂鬱を書き続ける人ってね
もしかしたら珍しいのではないかと思ってきました。




よく言いますよね。

「本当に好きな事や興味があることは書きやすいですよ」

とか。
モノづくりとか創造系では。
あるあるですよね。

だから何度も書けるんですかね。




、、いや、てなってくると私の好きな事って、、、

クレーム、、、、?!



ぐっ
そんなのはさすがに辛くなってしまう。

もうそうなったらプロフィール書き直しだよ。
趣味、クレーム。特技、クレーム。
人間の皮を被ったクレーマー。
クレーマー女によるクレーム日記だよ。
「日々クレーム」だよ。
「クレーム日和」もいいな。


いや違うんです。
書きたい事を書いていたら、クレーマーネタが多いんです。

私は、本当に模索しているんですよ。
自分と社会との関わり方とか。
善い人間になるための方法とか。

クレーマーな自分と折り合いをつける方法とか。


、、、って書いてるとさ。


私ってクレーム国からやってきた
とんでもねえ化け物なの?

力加減わからないモンスターみたい。
山から下りてきて村人怖がらせちゃって。

社会との関わり方ねえ。
情けないですね。
学ばないと社会でやっていけないのかよ。
まあ、やっていけない。


なんか辛いが、仕方なし。
学びは大事ですので。


沢山書いて思考していきたいと思います。



さて、前置きが終わりました。



この間ですね、
クレーマーとしての代償を払っていて
その後ちょっとした事でも気まずいよん♪
って話
を書いたと思うのですが


この時実はその前にもうひと悶着ありまして。
続いていたから、
余計に落ち込んでいたのですね。

揉めたというまでの話ではないのですが
ちょっと説明しますね。



私の行っているマウスピース矯正がですね。

只今終盤に差し掛かっておりまして
ゆるゆるダラダラと遂行していた私にも
ついに大フィナーレが
訪れそうな気配がありましてね。

あと、マウスピース2枚!!
みたいな所までやってきましたの。

そして残:2となったマウスピースをはめてみたら

なんか、、、浮いてて。
ぷーかぷーか。
というより、スカスカ?
なんだか、前歯のあたりが浮くんでございます。

形がハマってはいるけど、
前歯の歯茎らへんが綺麗にハマってなくて
マウスピースと歯の間に隙間が見えますの。
ねえ、不思議でしょう?


わたくし、少し様子がおかしいことにすぐ気が付きましたの。
明らかに、少し浮いていたんですもの。

「あら、いやだ」ってね。
すぐに調べましたの。
インターネットというもので。
検索、というのをしてみたんですの。

「インビザ 浮く」とか
「インビザ 浮く 理由」とか。

そうしましたら、沢山情報が出てきましたのよ。
今の文明って便利ですのね。


ですからわたくし、書かれている事試しましたの。
そうしたら、数日で少し改善されましたけど
やっぱり、浮いている箇所がありましたのよ。

だからまた、調べましてね。
そうしたら
「前歯の一部が浮いている場合アタッチメントを調整したら
改善する可能性が高い」

って出てきましたのよ。


確かにですね、
その浮いている前歯は、少し前に出ているにも関わらず
マウスピースをハメても、全然痛くないの。
八重歯は、いつも少し痛いんですのよ。
八重歯って、少し出てますでしょう?みなさん。

その八重歯より出ている前歯が、痛くないんですの。
それはね、何かおかしい気がしませんこと?

アタッチメントってね、
歯に突起を付けまして、ボルダリングの壁みたいにしますのよ。
わたくし、初めて付けられた時に思いましたの。

「登れそう」って。

クライマーの小山田大さんとかでしたら、
きっととっても上手に登ってくださるわ。
あの方の手、見た事ございます?
とっても固くて、凄いんですのよ。

そんな登れそうなね、突起がね、歯にありますと
マウスピースを付けた時に、歯に負荷をかけられますの。
そのためと伺っているんですけどね、ええ。

私の前歯は、いーっつも
全然負荷がかかっていない感じがしますの。
全然痛くなくってね、まるで押されていない感じなの。
おかしいでしょう?

だからね、わたくし
「あ、アタッチメントがおかしいのね」って
思ってましたの。
だって、その歯のアタッチメント
確かになんだか、小さい気がしますのよ。

どこかで削れてしまったか、
調整の時に小さくし過ぎたんじゃないかと
そう思いましたの。

だから、次の歯医者の時に
先生にお話してみたらどうかしらって。





ね?


お嬢さんもこう言ってるんです。

書いていたら、びっくりしたんですけど
お嬢さんいつの間に来られました?

私のいない隙にいらっしゃって
沢山お話していらしたので、驚きましたね。

まあこんな風にですよ。
お嬢さんの仰る通り
「マウスピース変だな」と思っておりまして。

「これ、あと2回で本当にこの前歯動く?」
って。


動く気配がなかったんですよ、前歯。
てか、残すはその2本って感じなのに。
その残りが動かなそうだったんです。


という訳で、歯医者に行く前に
そのことを電話で伝えましてね。

私の担当の先生なんかすごく忙しいので
当日に言っても時間なさそうだなと。

で、電話したら受付の女性が
「じゃあ次回見ましょう」と言ってくれて。


そして迎えた通院日だったんですが、

やはり先生は忙しいのか
アタッチメントの話は先に違う人がやりますってなって。

女性の方が、見てくれて。

そしたら見てすぐに
「この場合、作り直しになるので~」

って、マウスピース作り直しの説明になって。

でも私もお嬢様から話聞いてたし、
お嬢様調べてくれてたからさ。


「作りなおし、、ですか?」

てなって。

そしたら

「作り直しは嫌ですか?」

みたいになっちゃって。


いやそうではなくて~

ってなったんだけど、
結局その女性が困っちゃって


「先生に見てもらいましょう」


ってなって。

先生が結局治療前に見たのね。


そんで


先生
「いつから浮いてますか?」


「これに変えてからです」


「というか、最初この前歯4本が浮いてて
他はピッタリで。」


「で、色々試して付けてたら
少しずつあって来たけどその2本だけ浮いたままで」

先生
「あ、なるほど」

先生
「確かに他の歯ピッタリハマってますね」


「! そうなんです」

先生
「なるほど、この場合~」


という流れで、以下を説明された


・シュミレーション通りにならない事がある
・完全にシュミレーション通りになる方が稀(100人に数人?)
・シュミレーション通りにならないのは生体反応
・生体反応だから、想定通りに動かない事が多い
・つけ方が悪いとか治療計画の問題とかではない事が多い
・特に前歯は薄いからフィットしないことが多い


みたいな内容を、
少し会話を交えながら、説明してくれて

そこで私もやっと

「は~なるほど。作り直ししかないのかも」

と思ってきたんですね。

まあ、とはいえまだ
「アタッチメントたぶん少し小さいんだけどな」
とは思っていた。


でも、最初の女性から説明された時よりははるかに
「作り直し」までの納得指数が上がっていたわけです。



というのも、
私も3年くらいテクニカルサポートで
顧客対応をビシバシしごかれていたから思うんですけど


症状を申告してくる人って
「みんな大体、調べてきてる」

んですよ。

だから大体そういう電話対応って


申告:まず何て言ってるか(何に困ってるか)
要望:どうして欲しいと言ってるか

を聞きながらまとめて、
更に
「電話するまでに、試したこと」
とかをヒアリングしていって、

それをベースで「操作方法」とか
「解決方法」を組み立てて話す必要があるんです。


電話してくる人たちみんなそうだった。
こちらが「あーもうこのパターンはあれだな」
って冒頭から思ってても

電話してくる人って、だいたいみんな
一度は探偵になって推理をしてるのね。

んで、私なんて根っからの名探偵だから
推理と調査を重ねに重ねてきているのね。

そういう人相手に
「これは、こうなので」って頭ごなしに言うと
ダメなんですよね。

だってある程度調べちゃってるんだもん。
あと、現場検証もしてるから。

「この時こんな風になった!」
とか
「ここは、〇〇だった!
みたいな。


そんで調べて、
なるほど!こうだったんだ!
原因は、きっとこれだ!

って、仮説や論を既に立てているのです。
もはや答え合わせくらいのテンションで申告するわけです。


その状態で来てるからさ、
まずはその仮説や論を聞いて
崩してあげないといけないわけです。

〇〇であるから、Aではない。
〇〇であるから、Bでもない。
つまり、Cなんですよ、と。

その説明が大切なんです。


というか、まずは
探偵たちの推理を聞いてあげて欲しいわけ。

どんなに変な推理でも。
一度は聞いてあげて欲しいわけ。

んでもって私みたいな理屈が服を着て喋ってるみたいな奴には
本当に特にそうだから。


コナン君だってそうじゃん、
あれだけ推理して
「犯人はお前だ!」って言って

「違います。犯人は彼です。」
ってそこで初登場のおじさんとか出てきたら
えー?ってなるでしょ。

じゃあ今までの推理なにー!?
あいつがあの時現場にいたのは何故ー?!
爆弾に付いてた指紋と一致したのはどうしてー?!
学生時代に恋人で、今は恨んでるって話はー?!
この、このおじさんは、誰ー?!

ってなるじゃん。


一旦本当に推理聞いて欲しい。
そんなに変な事は言わないし。



だってさ~
マウスピース作り直して、
また同じ事になりませんこと?

アタッチメント小さくて、負荷かからないとか。
全然またありそうじゃん。

または、私のマウスピースの付け方が
おかしい可能性もありますのよ?

ネットで調べたら、
私が思ってたよりチューイー噛まないといけないっぽかったし。
なんかね、チューイーと呼ばれる
ゴムみたいなのを噛んで、マウスピースをフィットさせるんですよ。


だから
「チューイー噛む時間足りなくて、
ここだけズレてきちゃったねえ」

みたいな事もあるのかなあとか
考えていたんですよ。探偵は。


本当にみんな、思ってるより探偵ですからね。
誰もが。(wow wow wow~)

だから顧客対応とかって、
本当に話を聞いて欲しい。

「いや、歯医者だから」
とか思わないで欲しい。

何故なら私このマウスピースに100万円支払ってるから。
ガッツリ顧客だから。
てか普通の治療でも話は聞いて欲しい。

言われたまま作り直しとか出来ないですよ。

確か作り直しも、
何枚か分はすでに料金に含まれてるのだけど
その枚数にも限りがあるわけです。


というか、、、

マウスピース追加の枚数って

「シュミレーション通りに動いてから
まだ気になる部分に追加」


だと思ってたんだけど

違うの、、、?


もし私、追加枚数ないプランにしてたら
シュミレーション通りに動いてないのに
追加料金払ってたの、、、、?


てか、
シュミレーション通りに動かすために
追加分の枚数使っちゃったら

その後
「シュミレーション通りになったけど
もう少しここを変えたい」

ってのが、出来ないじゃん。
その時のために追加にしておいたのに。



うーーーーーん。



アタッチメント変えてみてくれないかなあ、、、

小さい気がするんだけど、、、


「アタッチメントの場所は合ってる」

って言われたけど、
アタッチメントが全然噛み合ってない気がしますわよ。


大きくしてみてくれんかの?


でももう文句言えない。
先生に丁寧に説明されたからね。。。



一度口コミがバレた私は
もう変な事はできないのであります。



そして、私は今の歯医者が人生で6軒目なんですけど。

そして先生単位で言うと。
15人くらい治療してもらった事がありまして。

で。
あのですね。


今の先生がね、1番、いい。

出来ればずっとこの先生がいいなと思い始めている。


というのは、例の口コミバレの事件の時の
対応があまりにも素晴らしかったからなんですよね。

で、あと最近も
「あ、ちゃんと説明してくれるな」
って場面が本当に多くて。

私は本当に理屈っぽい名探偵なので
説明してもらえないと、ダメなんですよね。


矯正前に行ってた歯医者でも

先生が行く度に違うような
ぐるぐる変わる歯医者でしたが

その中で一人だけ
「もう絶対この人がいい」
って最後らへん指名してた先生がいて。

その人も、「説明してくれる先生」でした。


私はここ数年で歯の大損害を受けて(悪いのは私だけ)
口内大工事をしていたんですよね。

奥歯が継ぎはぎだらけの
ほほブラックジャック状態になって
口内で世界最強の医師団を結成しているんですけど

その反省を経て
この数年でデンタルケアをものすごく勉強して、
かつ歯をめちゃくちゃ大切にしているので

歯の治療を、
何も聞かずに全て受け入れる訳にいかないのです。



神経本当に取る必要があるのか、とか
嚙み合わせが悪い気がするけど削っていいのかとか
歯茎が様子おかしいけど何が原因か

とか。

色々聞かないといけないんですよ。

というか実際にたまにあります。

「歯茎がおかしい」

って言ったのに
「今だけだよ」って言われて
3回くらい言ってみたら
3人目でやっと
「炎症してるね」って治療してくれて

その間で歯茎下がっちゃったし。
食い下がらないと患者の話聞いてくれない歯医者さんって

本当---------に多い。


んで、
こっちの話を聞いてくれて
説明してくれる歯医者さんは


本当---------に少ない。



今のところ2/15人。
その上、クレーム対応までよかったのが
1/15という訳です。


クレーム対応でいうと、
この先生に勝る人はこの先いないとさえ思っています。
この先生が転院したらその歯医者に変えるし
開業したらもちろんそこに通うよ、という意気込み。


と、いうわけで


この先も問題を起こさずに
でも納得のいく範囲で

歯医者に通わないといけません。


姫対応もできれば、恥ずかしくない程度に続けて欲しい。(小声)

別に時別扱いはしなくてもいいから。
ただ大切にはされたい。(面倒な女代表)



そう、顧客ってみんな面倒だから。

話聞いて欲しいし、説明されたいだけだから。
話聞いてくれなくて
ちゃんと説明されない時に
「クレーマー」になりますから。

そして話聞いても説明しても
それでもダメな人が、
無理で理不尽で筋の通らない要求をする人が、
真の「クレーマー」だから。


という意味では、私はたぶん
クレーマーとしての質はかなり低いですよ。


話を聞いて欲しいだけなんですね。
ほんとうに。

話をちゃんと聞いてから、
説明して欲しいんですよね。
こちらの仮説を潰していってほしいのです。








話をね。うん。



話を聞いて欲しいんです。







それだけです。





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