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ご存知ですか?2024年もすでに3ヶ月終わってるんですよ。

 カレンダーを見れば容易に理解できるはずのことを理解するためにこの3ヶ月があったのかもしれない。

はじめに

 ご無沙汰してます。桜がその花を散らし、桜餅が段々と柏餅に入れ替わり始める頃ですが読んでくださる皆様に置かれましてはご健勝でしたでしょうか?この記事が世に出る頃には段々となんて寝言でなく、完全にという言葉が正しくなりそうですが……。
 そろそろ、今年2発目……早い方だと3発目のレンズやボディ、イヤホン、自転車を生やされている頃合いではないでしょうか?
 お恥ずかしいことに私はといいますとなにか大きな投資をしたわけではないのに口座残高は最低水位から増えておりません。
 今年も重篤な水不足に至ることでしょう。
 今回はその細々とした散財を最近の筆者としてお楽しみいただけたら幸いです。
※前記事になります新年の挨拶で紹介されていない2023年の出来事に関しても最近の筆者の範疇とさせて頂いておりますことを勝手ながらご理解いただけますよう何卒よろしくお願いいたします。

いただきものとその復活「Bianchi Via Nirone7(2019)」

 親友なんて綺麗なものではない悪魔のような腐れ縁の素晴らしい悪友に沼に誘い込む一品としてShimanoのSORAを搭載し、ドロップハンドル化されたGiant Escape R3にてロードバイクの扉を開いた筆者に流れ込んできたのはBianchiのエントリーロードバイクVia Nirone7(2019)を譲り受ける話でした。
 状態はあまり良くなく、所有者の方についても処分に困っていたというお話でこれ幸いにと譲り受けてメンテナンスをしていました。
 ロードバイクというものの構造を学ぶうえで非常にいい勉強になり、復活の過程も合わせていただきものとは言え愛着も湧いた1台となりました。
 今後、折角だからロードバイクとしてはこのNironeをカスタマイズして乗りつぶしていこうかなと思っていますが、筆者はどうにも浮気性であり、"先生"らしくBianchiと言えば、ARIA 105のリムブレーキモデルなんて気になるなぁとなっております。
 願わくば、無事故でいられることを

Fujifilm X-E3 / XF 18mm F2 R
18mm(27.5mm),f/5.6,1/2900,ISO800
境川CRの休憩ポイントにて
サドルとバーテープをブラウン系にして、どこかクラシックさを目指してみました。
チェレステとマッチして非常にいいですね。

いまさら始めるXF18F2

 正しくは、Fujinon XF18mm F2 RはX-Pro1と共に世に出てきたフジXシリーズの開始点の1つであると言える銘玉です。

Sony Xperia1IV
5.11mm(24mm),f/1.7,1/50,ISO160
嬉しさのあまり、装着して即撮影しています。背景は秋葉原駅なはず

 換算27mmとスマホカメラよりも少し長い焦点距離ですが、超広角としてのパースペクティブを手頃に扱いやすくFUJIFILM
X-E3との組み合わせではXシリーズの機動性を前面に押し出し、正直なところ処遇に悩んでしたX-E3をスナップや飯テロフォト、SNS用写真とメインサブ機として今となってはなくてはならないモノにしてくれました。
 XF18-55F2.8-4の素晴らしい描写により2本目のレンズについては思考することを棚上げし、なんとなくSNSに投げる写真を中心にたまに持ち出すサブ機として次のレンズという投資に緩慢だった筆者が如何にこのレンズを求めたか……の方がこの項の本題に近いはず……。

Fujifilm X-E3 / XF 18mm F2 R
18mm(27.5mm),f/2.0,1/210,ISO200
愛犬ですが、自然なややアンニュイな表情ですね。こいつZ8だとなんだか逃げるんですよ。

Nikon Z8の功罪 

 昨年、Z7を事実上の生贄にしZ8を手にしたのですが思いの外Z8は巨大でかつ、愛用していたカメラバッグPeak Design Everyday Messenger 15v1が使用5〜6年目にしてショルダーストラップ基部のほつれが限界に至り、泣く泣く(血の涙を流しながら)Peak Designのライフタイムワランティを活用させてもらい現行のEveryday Messengerに交換してもらいました。
 現行のEveryday Messengerは旧13程度のサイズしかなく大三元級とボディの3レンズ1ボディを携行したい筆者としては小さく、フロントポケットの仕様変更やフラップに入っていた補強がなくなり、詰め気味にするとフラップが引っ張られ変形し不格好な凹みがハンドルの部分にできます。
 一方でショルダーストラップの取付部はシンプルかつ頑丈そうな作りになったことについては数少ない評価点となります。
 何よりもこのサイズは致命的で旧15ではZ20f1.8,AFS58f1.4G,Z70-200f2.8とZ7,Z6がなんとか収まったのですが……これが現行に切り替わったらレンズ3本とZ8を収めることでカバンに余裕はなく、Z6をいれるスペースはほぼない。
 筆者は基本的にメインとサブを用意して2つ以上のボディで撮り歩くスタイルを好んでます。
 じゃあ、あるじゃないですかこの場合でもカバンに入るカメラが……と前線に復帰したのはキットレンズとは言え銘玉XF18-55f2.8をつけたX-E3でした。
 Z6からのダウンサイジング具合は非常によく、フィルムシミュレーションに遊ばれるのもこれはこれで楽しい写真体験でした。
 気づけばRAWはここぞというときのみとして、撮って出しを中心にして撮影テンポをあげる軽快さを武器とした運用をしていました。
 ともなるとズームというのは、その場で立って悩めてしまうためこのフレーミングについても判断材料を減らして、テンポアップを図りたい思いでようやく単焦点を探し始めました。
 f値よりも小型軽量であることを条件とするとXF18f2,XF27f2.8が候補に上がります。
 23ミリでも良かったのですが当時は噂されているX100VIをそれなり以上に買う気があり、被ってしまうため候補から外していました。それに意外とあのレンズは飛び出しますのでその長さを嫌ったのも理由の1つです。
 さて、Xマウントが誇るパンケーキレンズ2つが候補に残りました。
 普段ならどっちも買うのが正義と宣うのですが今回ばっかりはつけっぱなしにする常用の1本の選定であるため、難儀しました。
 最終的な選択方法は中古カメラ店をふらふらと巡って先に出会った方とすることにしましたが、これがなかなか見つからない。
 時期的にはZ8を購入してX-E3を積極的に活用するようになったのが夏過ぎ、このレンズ探訪は秋口から始まっています。
 そもそも、この2レンズは人気も高いからか中古市場にでも状態、実店舗での在庫という要素を足すと出会うのが大変なレンズでした。
 最終的には12月も終わりに差し掛かる時期になってようやく秋葉原のレモン社さんでフード欠品ながらも良好なXF18f2rを見つけることができ購入に至りました。
 X-E3ではもともと好きだったということからVelviaのフィルムシミュレーションを最も利用しています。
 そもそもメインたるNikon機で撮影しているRAWの出力イメージはVelvia風を目指すことが多く、主に風景としてはバッチリ決まったVelvia50の写りが好きで私の写真の原風景なのかもしれません。

Fujifilm X-E3 / XF 18mm F2 R
18mm(27.5mm),f/3.2,1/2700,ISO200
この青の落ち込み方、こうこうって記憶色の中のVelvia感があって好きですね。
現実はもう少し、適正WBっぽく赤っぽくなるのでしょうけども

Fujinon XF18mm F2 Rについて

 XF18F2の写りは、実用的で素直な描写をすると思っています。
 その分、見せたい主題に合わせて絞りと露出を補正してあげる必要があるためメリハリをつけやすいフィルムシミュレーションVelviaや色情報を廃してACROSに頼るのもかなり好きです。
 かと言って、ASTIAやクラシッククロームに輝きがないと言うわけでなくあくまで輝かせやすいのがVelviaとACROSと感じただけに過ぎません。
 所謂スマホカメラに近い焦点距離で触ってみると扱いやすいレンズです。
 Xシリーズの軽量さやRAW現像を絶対視しなくてもよいと思わせてくれる撮って出しの画の良さから常用レンズとしてコスパもよく優秀と思います。
 一方で比較的うるさい遅いAFや逆光耐性については発売からひと回りを迎えようとしているレンズであることを理解する必要があると思います。
 しかし、写りはよく撮りやすい。Xシリーズを活用されているなら手に取ってみてもバチは当たらないと思います。
 詳しくは後日個別記事になるんじゃないですかね……。

Fujifilm X-E3 / XF 18mm F2 R
18mm(27.5mm),f/4.0,1/1900,ISO200\
ビッグサイトにて行われたCycle Mode Tokyoの帰りにて
こういった刹那に見かけた光を抑えられるのサブ機として理想的な組み合わせと考えています。
Fujifilmさん、X70の後継機待ってます。X-E5でもいいよ!!

Re.また始まるZ8告知修理と不具合

 流石に多すぎだろとマウント部の不具合修正に出したZ8が返って来て次の告知修理が来るまでが1週間程度だったと記憶してます。
 次の内容はストラップ取付部、アイレットとも言われる金具が根本からすっぽ抜ける可能性があるとのこと。
 ただ、自分はこっちにストラップつけないしなぁとダラダラと引き伸ばしていたらこの時期になっていました。
 目下の問題はこのアイレットの話でなく、背面液晶にもやが出てきました。
 これが周囲が暗くないと気づけない上に1回目の修理後に出現したもので放置している少しづつもやが広がる傾向にありもう1件の不具合とセットで慌ててNikonへ駆け込みました。
 そのもう1件が、Z70-200f2.8S装着時に「レンズの初期化に失敗しました。」というメッセージが出現して撮影不能になる現象です。
 レンズの接点不良の可能性がありますが、Z8でしか出現せずZ6は出てこない不良でZ8とこのレンズ固有の問題かと思い上記の液晶もやと合わせてNikonへ持ち込みました。
 筆者の遅筆では、この記事が書き終わってる頃には修理・点検も終わって戻ってきている可能性もありますが桜も終わったと言うことにして、Z8には少し早い休暇を取ってもらっています。

いまさら買った推しイヤホン「THIEAUDIO Elixir」

 だって、格安だったんだもん
 Twitterにてが告知していたセールにてElixirが15,000円ほどで販売されており、気にはなるし好きな音だけど2万オーバーかぁと悩み続けていた私には渡りに舟で気づけばポチっていました。

Sony Xperia1IV
5.11mm(24mm),f/1.7,1/15,ISO250
フェイスプレートは木材を切り出しコーティングしたもので、1つ1つ違う仕上がりだとか
こういった世界観づくりからパーソナルヴィンテージサウンドシステムは始まってるのでしょう

THIEAUDIO Elixir

 Elixirとは、一般的には錬金術の世界での不老不死の仙薬を示し、転じて特効薬や万能薬といったニュアンスとなる英単語です。
 このイヤホンは、広がりのある低中音による温かでゆったりしたやさしい音像が特徴と感じられ、その名に引っ張られている点は否定できないですが癒やし系なイヤホンと評価することができると思います。
 全体的にスピード感はなくゆったりとしており、EDMやロックなどアップテンポな曲などについては高音域があまり鋭くなく、解像度はあるもののややエッジの丸まった鳴り方をするため強く良いとはなりませんでした。向き不向きで言うならあまり向いていないと思います。
 一方でミドルテンポ以下でのボーカルが主体のような曲では中低音にある広がりの良さが質の良いスピーカーで試聴しているような豊かな体験を与えてくれ、バラードや弾き語りなどはそのボーカルにうっとり来るような音作りで非常に好ましいです。
 近年、全域にわたって良好な解像度と強めのアタック感のあるマルチBAに慣れた身としてはおおよそ想像できるダイナミックらしさを有効な武器として備えた買ってよかったと思えるイヤホンです。
 メーカーの謳う「パーソナルヴィンテージサウンドシステム」というキャラクター付けがしっくり来るイヤホンになっていると感じます。
 そのためキャラクターがかなり濃く、人に勧めるなら2本目以降のややマニア向けイヤホンかなと思います。
 そこそこのイヤホンを勧めて、思惑通り購入した沼に引きずり込みたい友人へ勧める2本目としてはかなり強い1本になるかと思います。
 これまた、リケーブル云々など自由作文はありますのでこう、個別記事というものが書き上がるかもしれません。

 参考までに、筆者の試聴曲

  • 星街すいせい、高垣楓ージュビリー

 推しと推しの推しのデュエットなんだから神に決まってやろがい。という曲ですが、Elixirの中域の広がりの良さはこういったオタクにとってユニゾンを楽しみたい楽曲への相性がとても良く感じました。
 豊かな広がりのあると中域がホールの中で聴いているような体感を与えてくれ、耳残りの良いサビのテンポとレベルの高いユニゾンによってこの世界感から出たくなくなる魔性の満足感を与えてくれます。超新星と行進しよう!!

  • Nornis-Circle of stars

 前述のジュビリーはかなり賑やかなユニゾン曲でしたが、こちらの現在はVTuber2人からなるにじさんじのユニットNornisによるCircle of starsは消え入りそうな繊細さのあるバラード調の曲となっており、よりElixirのキャラクターには向いた楽曲と思います。
 比較的楽曲自体が高音寄りであり、刺さらず丸みのあるElixirの高音域での特性がうまく噛み合いこちらを癒やしてくれるようなやさしい世界観を演出してくれます。

おわりに

 結局は、ブログなんだから気楽に更新すればいいのにとは自分に対して投げかける言葉なのですが、この気楽に構えることが筆者の場合、怠惰へとつながっているため構えないと記事が出ないというのを痛感した3ヶ月でした。
 趣味人をしているのだからアップデートはあったような気がしますが、どうしても薄れていく記憶からひねり出したエピソードはこの程度でしたのでタイムリーに書いていかないと趣味の記録にはならないな。と考えます。
 これ以上は言い訳を並べるだけになりますので、今回は以上となります。ここまでお付き合いありがとうございました。
 こんな筆者ですが、万が一気に入っていただけ今後もお付き合いいただければ幸いです。

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