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景色を描いた私だけが風景から抹殺されてく

泣きたい気持ちの時は泣いていいんだよーって自分に言ってみたけど涙ひとつ出なかった
日常に溢れる孤独感と虚無感とよく分からない自分の感情と色々とが重なって脳みそを駆け巡る
いいこと書かなきゃーって更新しなかったnoteをちょっとだけ書いてみようかと思った

久しぶりの千葉は何も無かった
女子高生の集団に見られながら白いワンピースを着た、春だから
そしたら照り返しがすごくて益々俯いて歩いた
暑くてどうしようもない吐き気と強制的に悲観的にさせるこの季節がすごく嫌いで行き場の無い気持ちがあって電車がそれを一緒に運んでいって気持ち悪かった

最近1人でやっと出かけられるようになってきたので家を出てみるけど孤独感が増すだけだった
あえてヘッドホンをつけないという選択は成功でもあり失敗してしまった

電車の中で読む数ページの本が私の体感時間をさらにスロウにさせてきて嫌だ

仕事をしていた方が気が紛れる気がするが仕事をしたくないという気持ちがぐんぐん追い抜いていって嫌だ

たまたまシャッフルで聴いたフリッパーズ・ギターが春を告げている
束の間の遅延した疲労で身体が鉛のように重い

やっぱり泣けない

痛みに対して鈍感になりたい

フリルの着いたナイフで人を刺す気力もなくなってしまったのでどうしようもない

睡眠薬を飲んで朝を迎える度にまた引き戻される現実の引力に抗えない

澱んだ気持ちでまた1歩を踏み出す

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