Club Sara's Buddy新ワールドへの小旅行
重いまぶたを開けると、そこは洞窟だった。
ひんやりとする空気のなかで、天井の白熱球だけがほのかに暖かい。壁面のごつごつした岩石はわたしに迫るでもなく、むしろ守ってくれているようにも感じる。
さっきまで何をしていたっけ? あまり思いだせないけど、ずっとここにいたわけではないことは確かだ。
おそるおそる前に進む。ときおり置かれているランタンの灯りは、まるでわたしが来るのを歓迎してくれてるようにゆらめいていた。
ふと視界が開け、洞窟が外界へと繋がる。暗闇に慣れた目には、そこに一隻の小船が浮かんでいるのが見える。なんの変哲もないただのボートのように見えるが、ここに止まっているということは何かを待っていた?
……もしかしてわたしを?
逡巡して、えいやと乗りこんだ。海のおだやかなうねりが足元から伝わる。
突然、船は軽くエンジンを吹きあげて動きだした。夜の海に飛びだす一隻の船は、遠くにきらめく一点の光を目指して進んでいった……。
ようこそClub Sara's Buddyへ
というわけでClub Sara's Buddyの新ワールドへようこそ。バーテンダースタッフのあんのんです。今回はイベント開始から2周年となって新たになったイベント会場を、みなさんと簡単に回っていきたいと思います。これまでの高層ビルの1フロアから一転、広大な無人島をまるまる使ったとても豪華なワールドです。本営業ではそのごく一部を使用しています。この記事で「こんな感じなのか~」と知っていただいて、イベントを知ったりより楽しむ機会になれば幸いです。
それでは、桟橋から上って道を進んでいきましょう。
噴水エリア - ロビー
桟橋から上がっていってすぐにあらわれるのが大きな噴水です。ここはロビーの役割を兼ねていて、営業時はここでお客様が待機することになります。ペンやミラーなどの基本的なアセットも揃っているので、歓談しつつ各種のチェックも可能です。また、ベンチが備わっているので、なにやらいろんなイベントに使えそうな予感もありますね。
さて、ここから左手の入口に入って本館の方にご案内いたします。
本館への道すがら - バー、デッキ、ガゼボ
本館へ階段を登っていくと、左手の方にいろいろと建物があるのが見えます。ちょっと寄り道していきましょう。
道の脇にある海面へと下っていく歩道を降りると、ひっそりとバーがあります。少人数での落ち着いた会話にぴったりな、大人な空間です。ワインやウイスキーなどの簡単な飲み物なら提供可能ですので、どうぞお気軽にお申しつけください。ここから船の方向を眺めることもできて、綺麗な夜景も楽しめます。
さきほどの道に戻って奥の方へ進んでいくと、大きな建物が見えてきます。ここが本営業の場所となる本館ですが……その前に左右に分かれている道の方に進んでいきましょう。
視線が巧みに誘導されているので気付きにくいですが、すぐ右にウッドデッキがあります。ちいさな建物ですが、ベンチが置いてありますので1対1で夜景を見ながらゆっくりとキャストとの一夜を過ごす……なんてこともできるかもしれませんね。
ウッドデッキに登ると気づくかもしれませんが、もうひとつの脇道に入ると、海上のガゼボに行くことができます。
こちらは対面しての1対1。相手の顔をよく見ながら会話を楽しめます。どことなく真剣な雰囲気になってしまうかもしれません。こちら方向には本土の夜景は見えません。夜の闇に身を浸しながら、相手と2人だけの世界に入ることでしょう。
緑豊かな本館へ
いよいよ本館に入っていきましょう。入口にはイベントのロゴのほか、多様な植物たちが出迎えてくれます。本営業の際にキャストがお迎えするのもこちらです。ここから左に入るとメインフロアのテーブルとカウンターがあらわれます。
中央にピアノを備えた上質な空間です。テーブルは8セットありますので、以前のワールドの2倍の広さになりました。もちろん音響は特別製ですので、隣のテーブルに声が漏れることはありません。あなただけの時間をキャストと楽しんでください。
左手にはバーカウンターと席が2セットぶんあります。この構成は以前のワールドと変わりませんが、少し広くなってゆとりができた気がします。わたしの定位置はここ。みなさまに提供するカクテルもここで作っています。よかったら遊びに来てくださいね。
さらに奥に進んでいくと、なにやらパチパチと焚き火の音が聞こえます。ここはなかなかチルな空間ですね。冬には暖を取るのにぴったりなところです。キャストとの距離感も近くなるかも?
そういえば生配信で誰かがここから海に落ちていましたが……いまは(多分)落ちないと思いますのでご安心を。
反対に入口に戻ると、2階へつづく階段があります。こちらは本営業で使っている2階席2セットがあるほか、1対1での会話が楽しめるテーブル席もあります。こちらも以前のワールドと比べて2倍のキャパシティがあることになりますね。テーブル席の1つは夜景も楽しめます。
本館の簡単な紹介は以上ですが、このワールドにはまだ見ていないところがあります。それは、みなさんがこのワールドに訪れて初めて目に入ったもの、灯台です。それでは行ってみましょう。
ワールドを照らす灯台
ワールドのほぼ中央にそびえ立つ灯台は、噴水ロビーから向かうことができます。灯台の頂上にも登ることができ、ここからの眺めは圧巻。ワールド全体を一望できます。
ここで夜風にあたって夜景を見ながらキャストと時間を過ごすのもいいかもしれません。また、灯台のある空間にもベンチがあり、夜の海と本土の灯りをみながら親密な時間を過ごすことができます。
これでこのワールドはひととおりぐるっと回ってきました。いろいろゆっくりお話しできる場所が多くて、ワールドをキャストと回りながらデート……なんていうこともできそうでわくわくしますね。
あれ……ここは?
おわりに
Club Sara's Buddyの新ワールド、いかがだったでしょうか。これまでのワールドと比べると格段に広く、いろいろなイベントができそうでスタッフとしてもワクワクしています。
このワールドはイベント用で普段は非公開なのですが、作者のみきねるさんが公開用のワールド"Nocturnadia"を本日からオープンしています!
とても綺麗なワールドですので是非訪問してみてください! ギミックのいくつかは公開用ワールドにはありませんので、気になる方はぜひ本営業のClub Sara's Buddyもよろしくお願いします。
イベントは隔週水曜の23:00 (日本時間)に開催しています。すてきなキャストたちがお迎えいたしますので、この機会にぜひいらしてください。わたしもカウンターにてみなさまのお越しをお待ちしております。
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