小田切ヒロに「あんたたちぃ〜！コレ買いなさーい」って言われると秒で買う病気にかかって困っています、お久しぶりですモヨコです。

YouTubeは油断するとすぐ時間が消えるので
あまり観ないようにしているのですが、
再生する動画がダイエットや筋トレ、
メイク系が多いせいか
アプリ開くとわりとすぐに小田切ヒロにあんたたち！と言われてしまいます。

しかしさすがと言うかヒロのおすすめで
買って良かったものがたくさん…。

特に良かったのがみんな言ってるけどシェーディング用のaddiction ザ ブラッシュマット006。
これは本当に馴染みよくいつのまにかシェーディングされてる感じですごく良かった。
似たような色を探してもなかなか無い。
ありがとうヒロ！

それはさておきこのたび美人画報より抜き版みたいなやつが出ることになりまして。
文庫が出てからもだいぶ経つので

もうね、本当に悩んだの。

時々読者さまからも
再販しないのか、とかもう一回読みたいから電子で出して欲しいなどのご要望はいただいていたのですが、それでも全く出す気になれなかったんですよね。

いろいろ理由はあるんですが、例えば軽いところでいくと
昔の本だと何回説明で書いても
「情報が古い」というコメントを感想としてレビューなどに書いてくる人がいるってこともそのひとつ。

感想、なら良いんだけど
批判みたいな感じで怒ってたりすると
大変困るのです。

この世とは時間が流れていく場所である

と言うことをご説明させていただきつつ
最新の情報を載せられなかったことを
深くお詫び申し上げるしかありません。

あとはその頃書いたことと
今ではところどころ考えが変わっていること。

何十年経っても同じなこともあれば
変化する部分もあるのは世の常。

まれに一貫して考えも趣味嗜好も変わらない
20年前と1ミリたりとも変わらない！
ってひともいるとは思いますが
そう言う方にはそうじゃないひとも居ると
ご理解いただけたら幸いです。

変化した考えのほうも発信はしているのですが、
美人画報ほど広く読まれていないために、
20年経った今でも私が全く変わらず同じ考えを維持していると思われてしまうとそれはそれで困る。

言葉遣いや表現方法にしても然り。

もちろん書いたのは昔とは言え私自身なので
責任はあります。

それをまた時を超えて
責任とれや！
とお叱りを受けたりする可能性がある中

なんで今回出すことにしたのかと言うと

この度の名古屋で30周年記念の
「ANNORMAL展」が終了するのですが

ふと振り返った時に
それぞれの作品に関して思い入れと言うか、

描いてる時には考えてなかったけど
自分にとってこんな作品だったな、

みたいに改めて考えてみたんです。

そんな時いつも美人画報だけが
暗い思い出として「あまり見たくないもの」
だったんですが

展覧会の感想で、美人画報が好きだった
と、書いてくださる方がかなりの割合でいて
モチベ上がった、とか
みんな感想がポジティブなんですよね。

自分は美人画報に関しては
ネガティブな面ばかり見てしまっていたのですが

楽しんで、いまだに懐かしがってくれているかたも
居るんだな、と思うことが
やっとできるようになったのです。
そう、本当に20年かかったの！

そう言った明るい感想を送ってくださったり
ツイートしてくださったかたには本当に
感謝しています。

3冊あった美人画報シリーズを
一冊の合本にするにあたり
より抜きになっています。
すこしですが書き下ろしも収録されております。

あんたたちぃ〜！
これで旅先でも読めるわよー！！