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畑の謎の木

 我家の畑の片隅には何本かの樹木が植えられています。
 そのうちの山椒やクチナシなどは私もよくわかっているのですが、一本だけ何の木かよくわからない謎の木があるんですよね。
 先日、その謎の木の黄色い蕾と若芽が雨に濡れて美しかったので、写真に撮ってGoogleレンズで調べてみましたら、どうやらクロモジだということが判明しました。(^^)

 クロモジはクスノキ科の落葉低木で、高さは2〜3 m。関東以西の本州から四国、九州北部、及び中国にかけて分布しています。
 この木は半日陰を好みますので、低地や山地の雑木林の中に自生しているのを私もフィールドワーク中に何度か目にしています。ですから、終日よく日が当たるここは、この木にはちょっと過酷な場所なんですよね。^^;
 和風の庭に植栽されているなら風情があっていいんだろうけど、誰がなぜこの畑にクロモジを植えたのでしょう?

 ちなみに、クロモジは全植物体に精油を含みますので、この木から作られる爪楊枝は香りのよい高級品で、「黒文字」の名は爪楊枝の代名詞。特に和菓子の楊枝として添えられているのを見ることが多いですね。


 うーむ。しかし畑の謎の木がまさかのクロモジだったとは。^^;

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