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なんで生きてるん?

 困った。
昨日、夜の12時に寝て、夜中の1時半に起きてから、眠れない。
 7時間とか8時間とか寝たい。

 特に予定があるわけでもないので、眠たくなれば寝ればいいのだが、睡眠時間が短くなればなるほど、体がしんどい。

 布団の中で1時間ほど、何をすることもなく、ただ天井を見つめながら、いったい自分は何がしたいのか、ということを考えていた。

 考えても考えても、何がしたいのか分からないので、そうであれば
昔、何に興味があったのかを探る思考の旅に出かけてみた。

 就職できた時や高校生の時や小学生の時の夢は何だっただろうと、少しずつ少しずつ過去の自分と頭の中で面談していた。

 そして、行き着いた先は、おそらく4歳とか5歳ぐらいの自分だと思う。
ずっと遡っていけば、そこにたどり着いた。

 幼いわたしが、わたしに対して「なんで生きてるん?」(どうして生きているの?)ということを問いかけてきた。
 全く忘れていたのだけれど、たぶん言葉を覚えてから、よく人に聞いていたことが、「なんで生きてるん?」だった。

 そういや両親からも、しつこく何度も聞くものだから、「生きていることに理由はない」とか言われて、怒られた記憶も蘇ってきた。

 そうか、わたしの根本はそこに興味があったのか。

 よく両親だけではなく、近所の友達のお母さんからもあやと君は変わっていると言われていた記憶があったのだが、確かに変わった質問だなと我ながら思う。

 アリの巣を見ながら、せっせと働いているアリを見て、どうして生きているのかとずっと観察していたし、ぼうふらも見て、どうして生きているのかと感じていた、ということを思い出した。

 よく考えれば、ぼうふらって生きているのかと思って検索したら、ちゃんと生きているらしい。
 4歳とか5歳のこどもが、ぼうふらを見て、どうして生きているのかと感じていることは、たしかに変だと思う。

 ちなみに、結局答えは見つからずじまいで、大人や友達から変な目で見られるため、その質問はしないようにしたと思う。

 今でも「なんで生きてるん?」というのが、わたしの潜在意識の課題というか疑問なのかもしれない。

 そう思い出すと、やりたいことが分かったような気もする。
生きていることに意味を見出せていないと、生きづらい人種なのだと。

 「生きていることに意味か」
 こんなおっさんになってから、幼い自分に問いただされると、「なんでなんやろな? 別に生きてる意味もないから、死んでもええんちゃう」って答えになってしまう。
 それでは、ちょっといけない気がする。何より、大人になるまで育ててくれた両親や祖父母に対しても申し訳なさすぎる。
 ここは、幼い自分にもう少し意義のありそうな答えを出したいところである。

 と、ここまで書いていて、自分の潜在意識下でのやりたい事ということを掘り出せた気がする。
 「なんで生きてるん?」その答えを見つけることである。

 ちなみに、記事を書きながら、他の人はどういう回答をするのかと思って検索していたら、ひろゆき氏が下記の回答をしていた。

"虫や細菌に生きる意味がないのと一緒で、地球上の生物は地球の熱循環のシステムの一部としての機能を果たしているだけなので、意味とかないと思います。"

 もしかして、これが答えではないか。

 そうだとしたら、幼いわたしの潜在意識は、"地球の熱循環という機能の一部を果たしているから"という答えで、長年の疑問を解決してくれたのかもしれない。

 さすが、インターネットだ!!

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