さっさん

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七夕の叶わない願い事

七夕といえば、織姫と彦星が年に一回会える日。そして人々は短冊に願い事を書き、笹に吊るす。 私は小さい頃から願っていることはあるが、それを周りの人が見る場所には吊るせない。かといって他に何か願いもないので、いつも「平和に過ごせますように」とか「安全第一」とかそういうことを願う。 本当の私の幼い頃からの願いは お母さんとお父さんと私達姉妹の家族4人でなんとない日常をおくれる日が来ますように。 これは絶対に叶わない願いと知っているが、20歳になった今でも願い続けている。

    • "笑"

      私は毎日一回は絶対にすることがある。 それは"声を出して笑う"こと。意識してやっているわけではないが、振り返ると笑わずに1日を終えたことは数える程しかない。 きっかけは忘れてしまったが、物心ついたときからお笑いをずっとみていた。「エンタの神様」「爆笑レッドカーペット」などその他にもネタ番組が今と違って沢山あり、一人で寂しいという時間を忘れさせてくれた。 鍵っ子だった私の日課は学校から帰るとすぐに荷物をほおってテレビを点けた。宿題や明日の準備なんて後回し。夜にやっていたお

      • 初めてのお酒

        私は今年の夏20歳になった。もちろんそれまでにお酒を飲んだことはない。本当の楽しみにしたかったからだ。 「初めてはどんなお酒にしよう」「でも今の状況だとお店は難しいかな」などと考えていると父と姉が「せっかくなら皆が次の日休みの時に飲もうか」と提案してくれた。 あまりお酒が強くない2人なのに、姉はわざわざ美味しそうなお酒をお取り寄せ、父はグラスと酒屋さんでお酒を。私はコンビニやスーパーでおつまみを。家族皆で晩酌の準備をしている時間はなんだかわくわくした。 その日の夜、い

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