生きるを繋ぐ

こんばんは、イナモトです。

私の誕生日に、大体母親経由で
親戚のおばさんから
お誕生日おめでとう、と
連絡を貰います。

でも、おばさんは
私の誕生日を
覚えているのではありません。

親戚付き合いは薄い方の関係性。
数年に一度会うぐらい。

では、なぜ連絡があるのか?


それは

おばさんの娘、
私の従姉妹の命日だから。

自分の娘の命日と
親戚の子の誕生日が同じだから、
そういったつながりで
毎年お言葉があります。


命日のついで。



別にそれはどうでもいいけど、
人生なんでこういうタイミングなの?
って思わされる。

従姉妹は20代半ばで
原因不明のまま亡くなった。

朝、同棲していた当時の彼が
目を覚ましたら、
寝たまま亡くなっていたらしい。

もう10年ほど経つだろうか。


自分の誕生日を迎える度に、
従姉妹の分まで生きなきゃって
おばさんを始め、母親、私と
言葉にしないけど
そんな思いが走る。

でもそんなことは従姉妹は別に
望んではいないだろう。

でも、無意識に
何かを背負って生きるって
こういうことなのかなと、

明日からどうしようと、
毎年少し考えてしまう。


私はそこまで長生きしたくないけど、

よくわからないこの人生を

もう少し何かの拍子で
でかい運命みたいなものに遭遇して
ひっくり返してみたい。

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