江戸川乱歩 蜘蛛男など

蜘蛛男 江戸川乱歩:
探偵が二人いる

ある骨董屋の事務職募集広告からそれは始まった
面接に来た女性を物色し、好みの女性を見つけた後殺害している
そんな事件がひっそりと行われていることを新聞広告から紐解いた畔柳博士が暴き、犯人を追っていく
しかし犯人はいつも上手でいたちごっこ…
そんな時現れた明智小五郎によって事件は転換する

蜘蛛男読むの二回目だけど面白かった!
内容細かいところだいぶ忘れていたので普通に楽しめたわ🤣
蜘蛛男といっても巣を張って待つだけじゃなく、地蜘蛛のように自ら獲物を追いかけ襲うような面もある犯人だった
犯行というか、犠牲者の扱いは江戸川乱歩らしい独特の美的センスの中に入れようとする感じが他の作品と既視感ある


指 江戸川乱歩:
ある奇怪なワンシーン

ピアニストの右手が切断された
ピアニストにとって致命的な出来事に胸を痛めた医師が見たものとは

短い文章の中にここまでドキッとさせられるなにかを書けてしまうなんてすごいよね


盲獣 江戸川乱歩:
全てはこのためにしていたのかもしれない

めくらの男が視覚でも聴覚でもなく触覚で美を判断し、女を誘拐・誘い込み殺害していく
何人もの女が虜になり殺されていく事件の先にあるものとは

⚠️⚠️⚠️ネタバレあり注意⚠️⚠️⚠️

結論から言うとこの犯人は捕まらない
しかしこの犯人が残した美術品のためにこの話はあるといっても過言ではないと思う
ふっつーに気持ち悪いなこいつと思う犯人描くのさすがですわ

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