「サザエさん」は昭和遺産？

毎週日曜午後６時３０分といえば「サザエさん」の時間です。かつて東芝がメインスポンサーをしていた長寿番組です。
昨日久しぶりにみましたが、テレビの中で繰り広げられるサザエさん家の様子は、
相変わらず携帯電話やスマホ、パソコンなどIT機器が全く登場しない懐かしい昭和の時代でした。

しかし、サザエさんがスーパーに行くとマスクやフェースシールドなしで接客する店員から平気で試食したり、家族全員で「３密」おかまいなしにホテルで外食する姿をみていると、なんだか浮世離れしていて違和感さえ覚えました。
もちろん、私たちが置かれている状況が特別な世界で、サザエさん家族は普通の世界に暮らしているはずなのですが、これまでの生活の常識が通じなくなっていることに改めて気づきました。

ニュー＆ニューノーマル時代の予感

マスクを着用して三密を避けて生活する日常が”ニューノーマル”になると言われています。しかし、ワクチンが開発させて全ての人がマスクなしで安心して生活できる日常が訪れた時、それは”ニュー＆ニューノーマル”と呼ぶのでしょうか？

そんなことを考えていると、サザエさんの世界が近未来の世界に見えてきて
羨ましくそして待ち遠しく思えてきました。
ノスタルジックな世界が、一周回って新世界に見えた瞬間です。
そして、スマホやパソコンなどに頼らずに幸せに暮らしていける未来の可能性も感じました。

そこで、かつて「サザエさん」のメインスポンサーだった東芝の「物語」を考えてみました。

インフラやエネルギー事業がメインになり、これから東芝の商品を目にすることは少なくなるでしょう。
しかし、東芝の技術が日常生活の黒子役となって、情報端末やITを意識せずに幸せに暮らしていける、サザエさん的な近未来の世界が実現できた時には、ぜひアマゾンに代わって番組スポンサーに復活してほしいと思います。