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165回芥川賞「彼岸花が咲く島」を読む

 昨今は、表現の場における「フェミニズム推し」が目立つ。
 例えば、オバマ元大統領やエマ・ワトソンが愛読したという「パワー」などは、代表的な作品と言えるだろう。日本の漫画でも「BEASTARS」のような作品が数々の賞を得ている。そんな中、また一つ、新たなフェミニズム小説が、表舞台に出てきた。

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