SNSは分断の場所ではない

このところ、検察の定年延長に関していろいろな意見が飛び交っていて、特にSNSでは安倍内閣の横暴という意見や、実際にこの件に関する様々な問題点の指摘がある中、いろいろな人がいろいろな意見を発信しています。
特に芸能人、著名人の方々の反対意見が、
#検察庁法改正に抗議します
というハッシュタグをつけた発信をしたことで、動きが加速したと同時に、このスタンスに対する冷笑だったり、このタグを付けた発信者はわかってんのかよとか、そういう政治姿勢を出すならファンを辞めますとか正直、個人的にはくだらないなあと思える反応まで引き起こしている状態です。
自分のSNSのタイムラインにもかなりの発信が流れてきていて、本当に良い方向に向かって欲しいと思います。

きゃりーぱみゅぱみゅさんが、上記のタグをつけてTweetをしましたがその後、そのTweetの削除とその理由を発信したことがまた話題になっていました。
まずTweetそのものは、なんといってもtwitterですから、自由な場所です。意見の表明は大事なことだと思います。
そこに噛み付いた政治評論家?みたいな方が「歌手なのであまりご存じないでしょうが、、、」的な発信から始まって、彼女の発言を揶揄し、そこに呼応して荒れるという状況を作っていました。
最終的にはきゃりーぱみゅぱみゅさんは、該当するTweetを削除して、その理由を発信していましたが、なんというか政治的な発信が未だにしづらい日本の芸能だったり、そういう冷笑が恥ずかしいことに気が付かない権威的な人が一定数いるなと。
個人的には削除、いらなかったよねと。
削除の理由が、ファン同士の歪み合いということがありましたが、それも含めて意見の場だというのがtwitterですよね。削除したことに残念だなあ、、、という気持ちは出ましたが、同時に彼女のような時代性を生きるタレントには、その時代を反映させる政治的意見が足枷になった皮肉がなんとも言えません。
ファン同士が何やりあっても、ほっておくで良かったと思います。政治的心情と別モノって思えない人は結局、離れていくでしょうし。
SNSは誹謗中傷を除けば、政治的スタンスやら何やら全部ごった煮の状態で存在する場のはず。そこにある様々な人の考えを受け止めるも放置するのも自由な場所。
そこで起こる話が最近はどうもお門違いな話が多く出てきて、知らんがなという感想を持つことばかり。政治の話をするときは論理の裏付けがないと発信しちゃいかんのか?、良識がどうとか、意見の発信に対する資格みたいなものをなんで無関係の人に要求しているんだろう?とか。

意見の対立と、意見の表明への反論や反撥は別だし、そこに対立構造を持ち込む人は、少なくとも人に絡まず一人の世界で語っていてほしい。

https://twitter.com/pamyurin/status/1259647790604447746?s=19

ほんとにこれ、出す意味がなくて、残念です。

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