会社を辞める、を決めるまで。

いままでずーっと、会社のため、上司のために働いてきた。

お客さんのためというよりは、会社として社会に貢献するため。

上司を助けるため。だった。

会社、社長、同僚、後輩が好きだった。

みんなそれなりに頑張っていたし、社長もとても尊敬できる人だった。

私のやりたいようにさせてくれたし、いつもアドバイスをもとめられ、会議も仕切らせてくれ、褒めてくれ、お給料も満足いっていた。

自分が働くことで、みんなが喜んでくれる。

社長の求める私の理想像を叶えること、期待に応えること、期待以上のものを与えること。

それを目標に働いていた。本気で、そう思っていた。

私の「なりたい人」はいつも社長の「なってほしい人」だった。

私の「やりたいこと」は会社としての「なるべき姿」だった。

自分を愛し始め、自分の人生を本気で歩もうと決めてから、私の仕事の価値観はガラッと変わった。

私は自分のことを「会社」と「社長」を通してしか見たことがなかった。

私が何の肩書きもなく、義務もなく、責任もなく、従業員やお客様からの期待の目もなく、ただ裸の「私ダケ」の存在だったら、

私はこれを続けるだろうか?

人のためでなく、自分のために人生を生きるならば、本当にやりたいことがここにあるだろうか。

喜んでくれ、評価され、敬われ、重宝される。

こんな素晴らしいことはない。

ただ、それが私の幸せだろうか?

どんなに成績を残しても、「会社」としての名が大きくなるだけ。

喜んでくれるのは上司だけ。

私は「自分」を評価されたい。

私はもっとたくさんの人を喜ばせられる。

組織の一部であることに疑問と不快感を覚えていた。

自分のやりたいことを、自分のやりたい方法で、自分のために仕事をしたい。

仕事を通して、自分をハッピーに、愛し続けたい。

そしてそれが誰かのためになるなら、そんなに素晴らしいことはない。

できる気がする。いやできるかできないかではない。

やるか、やらないかだ。

私は欲張りだ。自分も幸せにハッピーでいて、人もハッピーにしたい。

それが私の究極の幸せだ。それを取りに行こう。

起業しよう。








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