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津市選挙管理委員会に行ってきました!

先日、津高校図書館の方と一緒に津市選挙管理委員会に行ってきました。
10月に津高校で開催された車座トークについて様々なご協力を頂いていて、そのお礼兼ねての訪問でした。

選挙終了後少し時間が経ってしまいましたが、実はこれには理由があって。
選挙に関する行政のお仕事は投票日までで終了するのではなく、そのあとの事務作業等があり終了後も1ヶ月程度は様々な業務が必要になるんです。
更に、前回の衆院選は公示日が予定より1週間ぐらい早まってしまい、公示前にお会いできる予定だったものが叶わず、このタイミングでの初訪問となりました。

まずは車座トークのご報告とお礼から。
当日の様子や実際に配布した募集チラシ・メディア掲載のコピーなどをもとに当日の様子をお伝えしました。
大学生のお兄さん・お姉さんという「ナナメの関係性」の中で選挙や投票に対するリアルな声が聞けたこと・マスコミが多数取材に来てくださった(若年層の投票率についての関心が高い)こと・質疑応答の中で参加学生から「模擬投票をやってみたい」との意見が出たこと・などなど。

お話を進める中で、津市選挙管理委員会としても若年層の投票率UPに対する思いがあることが分かり、具体的な取組があるのか尋ねてみたところ、市内の小中高校で出前授業をされているとのこと。実際に授業内で使っているスライド資料も見せてくださいました。
年齢に合わせて伝え方や内容を少しずつ変えながら、子ども達にも分かりやすくかつ「自分達の生活に身近なこと」であることを伝えられるよう工夫されていることがよく分かりました。

そして、その中で教えてもらった「カレーとオムライスの話」がとても印象的でした。

カレーとオムライスの話

ある方から聞いたんですが、と教えてくれたこのお話。私なりの解釈も付け加えてまとめてみました。

あるレストランに行って、オムライスを注文して代金を支払いました。
しばらくして出てきたのはカレーライス。注文とは違うけど、まぁいっかとカレーを食べはじめます。

これを「レストラン=行政・代金=税金・食事=行政サービス」にそれぞれ置き換えてみてください。
オムライスを注文する行為は「希望する行政サービスをお願いしている」ことになり、その対価としての代金(税金)を払って希望する行政サービスを受けたいのに、希望するものではなかった時、あなたはどうしますか?
声を上げず受け入れカレーを食べている姿は、投票に行かない人達や政治や行政に無関心であることと同じです。本当のレストランなら「あんな店もう行かない!」もできるでしょうが、実際の生活でそれは可能なのでしょうか?

そして、そこに登場人物を1人加えます。
隣の席にいた人が、カレーライスを運んできた時にこう言いました。
「注文の時の様子を見ていたがこの人はオムライスを頼んでいたよ。カレーライスじゃない。」
この人は「政治家」です。
政治の役割の1つに「税金が正しく効果的に使われているか、またその使い方や使い道を決めたり考えたりすること」があります。
オムライスではなくカレーライスが出てきた時、つまり望むべき行政サービスが得られない場合には、隣の席にいた人のように「それは違うよ」と指摘し改善していくのも政治家の役割です。
そして、隣の人もまた、同じように食事をする住民の1人でもあるのです。

行政サービスも税金も政治家も、私達にとって身近なことであり、同様に住民全てがそれぞれ「当事者意識を持つこと」が大切です。
隣の人が政治家でなくても、皆で「それは違う」と声を上げることで、より適切な形に変わる(オムライスが出てくる)こともあると思います。
その一人一人の声に耳を傾け、その意見をまとめ政治を通じて社会を変えていくことが政治家の真の姿であり、政治に求められていることでもあります。
そして、住民にとって「声を上げる」一番簡単で18歳以上なら誰でもできる行動が「投票」です。

模擬投票とホンモノの投票箱

そして、最後には津市選挙管理委員会のご厚意で、模擬選挙用投票用紙を特別に見せて頂くことができました!

三重県が制作しているものだそうで、実際の選挙に使われているものと同じ素材・サイズ・レイアウト等もホンモノそっくりに作られていてとても驚きました。
実は投票用紙には特殊な紙が使われていて、折って投票してもしばらく経つと自然と開いてくるようになっています。開票作業をより早く効率的に進めるため採用されているそうです。
こういうこともまた「選挙や投票に興味や関心を持つ」ことにつながるかもしれませんね。

そして、なんとなんと!ホンモノの投票箱をお借り出来ることになりました。津高校図書館に設置してあります。来年3月末までお借りできたので、来年1月の津市議の時にも展示されていることになります。
こんな感じで展示してありますよ!

様々な気づきと有意義な意見交換の場となりました。津市選挙管理委員会&担当頂いた皆さん、ありがとうございました!

今後も可能な限りHAPPY VOTING!の活動は続けていくつもりです。また、選挙がない時に出来ることについても引き続き模索していきたいと思っていますし、津市選挙管理委員会含めて今後も様々な形で色々な方々と連携できればと思います。

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