見出し画像

【特許から見たSDGsグローバル企業ランキング】6.6&14.2&15.1&15.4 生態系保護-2022年更新版-

SDGsのゴール「06.安全な水とトイレを世界中に」、「14.海の豊かさを守ろう」、「15.陸の豊かさも守ろう」のターゲットである

06.6 2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
14.2 2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。
15.1 2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
15.4 2030年までに持続可能な開発に不可欠な便益をもたらす山地生態系の能力を強化するため、生物多様性を含む山地生態系の保全を確実に行う。

については生態系保護という観点でランキングを作成しています。

特許出願状況・ランキングおよび母集団検索式の利用にあたっては、特許から見たSDGsグローバル企業ランキングの目次ページから「0. 本ランキング情報の利用に当たっての注意点」をご確認ください。

A. 関連するゴール・ターゲット

6.6&14.2&15.1&15.4「生態系保護」に関連すると考えられるゴール・ターゲットとしては以下のようなものがあります。

06.5 2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
11.3 2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
12.4 2020年までに、合意された国際的な枠組みに従い、製品ライフサイクルを通じ、環境上適正な化学物質やすべての廃棄物の管理を実現し、人の健康や環境への悪影響を最小化するため、化学物質や廃棄物の大気、水、土壌への放出を大幅に削減する。
12.5 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する。

これらのターゲットについてリンク先でまとめていますのでご参照ください。

B-1. グローバル出願トレンド

6.6&14.2&15.1&15.4「生態系保護」に関する特許・実用新案は2002年以降で8,392ファミリーありました。

全世界のファミリー数推移は以下の通りです(2020年以降は未確定)。

B-2. 主要国別出願トレンド

日米欧中韓および国際出願とインド・ロシア・ブラジルの国籍(優先国)別累積ファミリー数は以下の通りです。

日米欧中韓および国際出願とインド・ロシア・ブラジルの国籍(優先国)別ファミリー数推移は以下の通りです。

B-3. 特許から見た企業ランキング(2002~最新分)

企業(大学・研究機関や個人発明家も含む)ランキングは以下の通りです(出願人・権利者名義の揺らぎを統制していないため、トップ10に同じ企業が複数回登場する場合もあります)。

B-3-a. 特許から見た企業ランキング(2002~2011年)

B-3-b. 特許から見た企業ランキング(2012~2021年)

C. 分析条件

データベースPatbase(検索日:2022年6月13日)を用いて、母集団検索式は

TAC=((ECOSYSTEM OR 生態系 OR 生態環境) W5 (PROTECT* OR 保護 OR 保全)) OR TAC=(((ECOLOGICAL OR 生態) WF1 (ENVIRONMENT* OR SYSTEM OR BALANCE OR 環境 OR システム OR バランス)) W5 (PROTECT* OR 保護 OR 保全))

備考:太字は昨年分から更新した部分

のようにキーワードのみで作成しています(特許分類の定義についてはJ-PlatPatの特許・実用新案分類照会(PMGS)でご確認ください)。

■検索式の記号について
TAC:タイトル・要約・クレーム
FT:フルテキスト
TI:タイトル
SC:特許分類(IPC、CPC、FIなど)
CPC:CPC(欧米共同特許分類)
JCI:FI(ファイルインデックス)
JCT:Fターム
A Wn B:AとBの近傍検索(n文字、順不同)
A WFn B:AとBの近傍検索(n文字、順同)
%:末尾に0-1文字のトランケーション
*:末尾に文字数制限なしのトランケーション

よろしければサポートお願いいたします!いただいたサポートは情報収集費用として有効活用させていただきます!