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手術室看護師のレポートのまとめ方!【外回り編】

今回は「外回り」のレポートのまとめ方についてお話ししていきます。

手術室での外回りの仕事は術式に合わせた部屋作りから始まります。
部屋を作り、準備を整えなければ患者さんが入室することはできません。

その際、不足な物がないように、また、清潔な器械が多い場合や特殊な体位の場合にはベッドの位置などを工夫することが必要になってきます。

外回りのレポートでは、

・手術部屋の全体像
・外回りの一連の動き

この2つを詳細に記載しましょう。


まず、手術部屋の全体像(ベッド・器械台などの物の位置や先生・器械出し看護師の立ち位置)を図としてレポートに細かく記載することによって、術式に合わせた部屋全体を把握しやすくなります。

部屋作りをまとめた後は、患者さんが入室から退室するまでの一連の外回りの動きを麻酔導入や術野の動きと照らし合わせながら、レポートに記載します。

例えば、硬膜外麻酔や腰椎麻酔、挿管に必要な物品、手術開始時のカウントのタイミング、洗浄やドレーンなどを清潔野に提供するタイミングなどを記載していきます。


前回お伝えした「器械出し編」同様、一連の流れを分かりやすくするため、私の場合は表にしてまとめていました

縦三つの枠に分け、一つ目の枠には麻酔や術野の流れ、二つ目の枠には一つ目の枠に合わせた必要な物品、三つ目の枠には外回りとしての動き(例:挿管の介助など)を記入するといった方法をとっていましたよ。

以上、レポートのまとめ方を器械出しと外回りについてお話しさせていただきました。

真っ白な状態から一からまとめていくのは難しいと思うので、最初は各病院・部署に置いてあるマニュアルを参考にしながらまとめていくのがおすすめです。

徐々に自分に合ったレポートのまとめ方が分かってきた時、自分専用の「手順書」ができあがりますよ。

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