コロナが海外院進学に与えた影響とこれからの進路


新卒2年目、国際協力分野へのキャリア変更のために動いているあんりです。
前回の記事から現在までの私の進路についての悩み等をタイトルのとおりコロナにフォーカスして書いてみました。



※以下コロナの話題がでてきますが、私は専門家でもなくあくまで調べた情報を自分で判断しただけであり、絶対的な正解などではないのでご了承ください

前回の記事の通り、現在進路転換中の私は大学院進学かシンクタンク・コンサル系への転職を考えていました。
そしてこの記事を書いたあと、転職してもまた大学院に行くタイミングを探り、準備をするのは大変という点を重視して、いったん院に行ってから経験を積みたいと思ったので一時は今年大学院進学することを決めつつありました。
そんな私の決断を揺るがしたのはコロナでした。
前提として、コロナがなければイギリスの院に今年の夏から行く予定でした。

そしてコロナの世界的流行を受けて迷っていましたが、感染者が多いイギリスでもロックダウンも終わり、イギリスへの入国も可能になり感染者の数も減っていることを鑑みて、オンライン授業であっても渡航しようと考えていました。転職してまたいつ院に行こうか悩むよりは思い切って今行って修士をとってからキャリアについて悩もうと思っていました。

そんな私の判断を揺るがしたのはコロナに関する2つの点でした。
その1、日本での第二波。その2、コロナ後遺症に関するニュース。
日本での緊急事態宣言も解除され、日常に少しずつ戻った気になっていた7月、現在進行形で第2波を感じています。
そして他の国でも第2波がおこっているニュースなどを見聞きして、今少し落ち着いているようにみえるイギリスでもいつ第2波 第3波がおこるかわからないんだよな、と思いました。
万全の予防をしてできるだけ引きこもっていた人がコロナに罹患してしまったというようなニュースを見るたびに、日常生活に必要な買い物などがある限り、絶対にかからないようにするには無理があるウイルスだなと個人的に感じていました。
イギリスで万一かかってしまったら。
日本で罹患した人の経験を読んでいても病院にかかりたくてもかかれなかったり、どこに連絡して良いかわからなかったりなのにイギリスでかかったら?
英語が0ではないにしろ、自分が病気にかかった状態で非ネイティブ言語で情報集めて話してやりとりできる?そもそもコロナって保険きくの?
周りに頼れる人はいるの?
完全にかかることを予防できない状態の今、かかる可能性を考えるとこれらのリスクを冒してまで今年院に行こうと思えませんでした。

もちろんイギリスに第2波が来ず、私がコロナにかからず、かかっても無症状で済む、という確率も少なくないことはわかっているのですが、躊躇ポイント2つ目が私をストップしました。

2つ目とは、コロナ後遺症に関する記事を読んだことです。
今までの報道から、例え罹患しても20代なら無症状か(インフルエンザのひどいレベルの)軽傷で済むというようなイメージがありました。軽傷が軽傷でないことは聞いていたので軽く見ていたわけではないですが、罹患後「治る」というイメージを抱いていました。
しかしコロナ後遺症の記事には、感染者の多くが治ったとされるあとも呼吸器の異常や息苦しさなどに悩まされていることが書いてありました。
そこで改めていろいろ研究が進んでいるとはいえ、これは未知のウイルスだと感じました。この後遺症がどれくらい続くのかや明確な治療法などまだわかっておらず、現時点では治るといっても元通りの体調になるとは限らないのだと実感しました。
安全と健康にはお金をかける、がモットーの私。
この状況でイギリスへと飛び立つには得られることに対するリスクが大きすぎるように感じ始めました。特に1年入学を延期することが出来、そして一応日本で仕事があり、転職含めて他の道を選べるという状態でこの選択肢を選ぶのは、「平均寿命までざっと5-60年の人生」と「一刻も早く修士を得る」を天秤にかけたときにpayしないと結論づけました。

私が今新卒で、3月に大学を卒業して9月から海外院進学予定だったら状況は今と違っていたと思いますし、全員1年延期するべきだと言っているわけでもありません。

私のケースに話を戻すと、1年入学延期はできるものの、来年世界とコロナがどうなっているかなんて誰にもわからないんですよね。
また私が目指している国際協力分野もコロナによって今までの支援の方法と大きく変わってくる場合もあると考えると、今までの当たり前にとらわれずに動いたほうが良いのではないかと考えるようになりました。

具体的にいうと国内院の冬受験を視野に入れつつ、目指している方向で必要とされている能力は変わらないはずなので今の自分に足りない力を補うキャリアを歩みつつ、海外の院に絞る場合は数年はコロナが落ち着かないことを踏まえて院進は延期するなど。

ちなみに私が補いたいと思っているスキル(&1年以内の目標)
〇英語 特に書く力
聞く読むはなんとかなりますがやはり英語「で」論文を書き、仕事をするというレベルを考えると話す書くのアウトプット力が全然足りないなと感じます。 現状  IELTS overall 7.0 を 1年以内に 7.5 に持っていきたいです。

〇統計 R/Python/Stata 力
データの時代、文系研究者であっても統計分析スキルは持っていて損がないどころか持っていて当たり前になってくると思うので、(また興味もあるので)大学時代に少し触ったのを深めて自分でデータを綺麗にして分析かけられるくらいになりたいです。 
また大学時代に座学で統計はやっていないので、 統計検定2級の合格を目指します。

〇経験
興味があるジェンダーと開発に携わる経験
研究をする経験 (シンクタンクなど)
上記統計を使う経験 

経験って曖昧な言い方ですが、わかりやすく言うとCVに書いてアピールになるような、またその経験を得ることが自分の力になるようなこと、という意味で書いています。
英語は仕事でつかえれば触れる時間が長い分上達も早いかもしれませんが、自己学習できるという点では経験を得るよりは順位が低いです。

これらを総合的にみて、次のステップのキャリアを模索中です。








サポート頂いたお金は将来の学費と、毎日の幸福度をちょっと高めるために使わせて頂きます!