外資系に転職したら自分の日本人的な気質を再認識した話


前回の投稿から思いのほか間が空いてしまいました。
Twitterではちょこちょこ近況を報告していたのですが転職したりやらでなにかとバタバタしていました。
転職して数ヶ月経ち、感じたことをまとめていきたいなと思います。


外資系への転職

はじめにいろいろ整理すると、私の前職は日系大企業で、そこから転職して外資系に勤めています。業界から職種、会社の規模感など違いすぎる現職ですが楽しく働いています。
外資と聞くと、給料高い! バリバリ働く! みたいなイメージがあるかもしれませんが、そういうわけではありません。が、
社員は日本人比率高めなものの海外育ちや帰国子女の方、また外国人の方も多く、上司は外国人でWorking languageは英語
誰かがくしゃみをしたらBless youというような環境です。

私はやっぱり日本人

このnoteに書いているように私は前職の日系大企業でいろんな驚きや違和感を覚えていたのですが、いざ外資系で働くと私はやっぱり日本人気質なんだなと(良いとか悪いとかではなく)感じました。
例えば
会議での発言
人が話しているときにカットインして自分の発言をする、これを私は当たり前にできないことに気付きました。
「自分の番が来た時は話す、相手の番は黙って聞く、質問があればQ&Aのときにする」というのが従来の私の当たり前だったのですが、Q&Aタイムなっど関係なく人の話をうまく「ちょっといいですか」と遮って話すことが当たり前でした、というか「あなたの意見は?」と聞かれることを期待してはだめでどんどん遮って言わないといけない。
これがなかなかうまくできず、ふと学生時代を振り返ると例えば小学生のときなど人の話は黙ってきくというか遮ったら失礼、などというように教えられていたような気がします。
偶然先日見たフランス人の方のYoutubeで「フランスでは常に自分の意見を主張するために議論する必要がある」というような発言をされていて、こういう風に育っていたら/教育を受けていたらカットインして自分の意見をいうのも慣れたものだよなと思いました。
発言カットインの苦手意識を通じて私の受けてきた日本的な教育および気質に改めて気付きました。
もちろんカットインが全く苦ではない日本人の方もいるでしょうし一概にはいえないですが、傾向としていえるのではないかと思います。
あとそもそも自分の意見を言う、というも外資ではかなり重要なのだと感じます。すでに自分を同じ意見を他の人が言っていても、その際に「自分も同じことを思っている」と言う、など。
意見を言わない人はいないのと一緒、は前職でも感じていましたがその意味が外資になると何倍も意味をましてくるように感じます。

同僚/上司との距離

「エレベーターに上司と一緒に乗った際、降りるときに自分は開くボタンを押して上司に最初に降りてもらい、自分は最後に降りる」みたいなことが悲しいことに(?)私は染み付いてしまっているのですが、現在の(外国人)上司にはそんなことしなくて良いよと笑われます。笑
上司との距離感は外資といってもアメリカとヨーロッパ(その中でもいろいろ違うでしょうがぼかしのためにあえてまとめさせていただきます)でかなり異なると感じています。
日本でもITベンチャーと大手銀行の上司との距離感はおそらくかなり異なり、そもそも人によって変わると思うので一概には言えません。
それでも、友達に話かけているのかなというような感じで上司に話しかけている同僚の人を見て、そんな風に話しかけるのはハードルが高いと思う自分の感覚はやっぱり日本人寄りなんだなと感じます

英語力の限界


英語そのものは使えるしある程度できるのですが、やはり母語である日本語には劣ります。具体的に言うと自分が書いた/話した英語がどんなふうに間違っているかなどわからないですし、例えば私が英語で書いたものをネイティブチェックなしで公式レポートにするなどは恐ろしすぎて無理です 笑
これは性格も影響しているかもしれませんが、英語が母国語じゃないということが会議で発言する際の自信のなさにつながります。日本語だとさっと言えることが英語で言う場合、特に複雑なことを言いたいときに伝わっているか不安になったりします。


日系に勤めていた際になんか馴染めないなと思った私ですが、外資系に転職したからといって完全に馴染むわけではなく、環境に適応していくことが重要だと思いました。




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