私と英語学習 IELTS 7.0/TOEIC 950程度 ー帰国子女(仮)が英語力を振り返る①

今日はいつもと違ってジェンダーでも進路の悩みでもなく自分の英語学習について振り返ってみようと思います。
書いていたら思ったより長くなりそうなのでその1の主に幼少期から高校生までレベルにしてA1-B1の時代について書いてみようと思います。

〇きっかけ TOEIC公式みんなで模擬試験

英語学習について振り返るきっかけは#TOEIC公式みんなで模擬試験 でした。TOEICが公式の問題、音声、解答を公開してくれて誰でも受験できる、というあれです。
(8/31まで公開のようなので興味がある方はTOEIC公式みんなで模擬試験 で調べてみてください)
久しぶりにどんなものかと時間をはかりやってみたらツイートのような結果となりました。 リスニング98 リーディング93 でTOEICが出しているレンジに当てはめると940-965 となりました。(タイトルの950程度はこのスコアを参考にしています)

私は今までTOEICの勉強をしてきたわけではなく、5年ぶりに受けたので出題形式も忘れかけており時間配分を慣れておらずそれを踏まえてみるとまぁまぁかなという感じです。間違えたところをやり直してみるとなんでこれを間違えたんだろう思うところもあれば、ネイティブの友人に説明してもらってやっとわかるようなところもあり。巷でよく言われる900点台か、でも満点ではないんだなというような心情でした。
しかし、前回5年前に勉強して満を持して受けたTOEICが815点で900点の壁を感じてがっかりしたことを思い出して、いつのまにかあのとき越えられると思って越えられなかった壁を越えているんだなと感じ、今までの私と英語についての思い出を振り返ってみました。 
今回はあまり英語学習法という感じではないですが、いずれ学習法にフォーカスしたnoteも書きたいなと思っています。

〇今までの英語学習遍歴

今までに受けたことがある試験の結果と年代を羅列してみます。
小学生 英検5 4 3 級合格
高校生 TOEIC 620 
大学生 TOEIC 815 /IELTS overall 7.0
現在  TOEIC 950程度

私は日本人の両親の下に生まれて基本的に日本で育ちましたが、家族の仕事の関係で小学生の1年間英語圏の国で過ごしました。(大昔に1年住んで帰国子女というのも変な感じですが、わかりやすいため帰国子女という言葉を使っています)

1年の滞在が英語力にどれくらい影響するのかは年齢や環境、性格によって大きく異なると思います。私の場合は、比較的低年齢で、現地校に行っていたということもあって振り返るとこの1年間で耳はものすごくできたと思います。今もIELTSなどで他と比べてリスニングだけ点が良いということもあるので一番影響を感じるのはここです。もしかしたら発音もこのときが一番よかったかもしれません。 

でも今、ペラペラなの?と言われると、即答でNOです 笑 
ペラペラのレベルによりますが、ネイティブとは天と地ほどの差がありますし、ネイティブレベルともおこがましすぎて言えません。
話すことに関しては、小さい頃は英語を話して帰国子女?と言われることもありましたが、年齢を重ねると帰国子女でなくても私より英語がうまい人はものすごくたくさんいますし、帰国子女?と聞かれることはほぼないレベルです。英語好きで練習してきた人と思われて、昔ちょっと住んでいましたというと なるほどー と言われるような感じです。
聞くことに関しても、英語のドラマとかで多く出てくるスラングというかジョークとかはバックグラウンドの文化を知らないと笑えないものなどが多く出てくるので、字幕なしで全部見られるかといわれたら即答でNOです。
 
小学校

遍歴に戻ると、帰国後小学生の間に英検5-3級 に合格しました。英検の基準でいうと3級は「中学卒業程度」なので1年の滞在でこれくらいの力はついたと客観的に言えると思います。でも文法などは一切知識としてわかっておらず、英検の解き方も4択などは全部いれてみて、「変orあっている」かで選んでいました。「なんでこの答えを選んだの?」と聞かれても「他いれたら変だから」としか言えない状態でした。
日本人が日本語能力試験を受ける感じと近かったのかなと思います。なぜそれが答えか?と聞かれて、「文法的に説明できないけど、他の選択肢をいれたら変だから」というような状態でした。

中学校
中学に入って英語の授業が始まり、簡単といえば簡単でしたが、理解していなかった英語の文法を説明されるのは難しかったです。普段自分が文法など意識せずに使っている日本語を文法的に説明される歯がゆさのような。
鮮明に覚えているのは、「~していいですか?」という文を私は音で「ケナイ」と覚えていたのですが、中学で「Can I~?」 を習い、私が「ケナイ」と覚えていたあれは 「Can I だったんだー! 」と驚いたことがありました。

学校外としては小学校 中学校期間を通じてNHKラジオ英会話の基礎英語2と3をやっていまいした(英語力をキープするため、と親に半強制的にやらされていました)振り返ると英語に触れ続ける機会があったのは今の英語力にも影響していると思います。朝早くて眠い中いやいややっていた記憶がありますが、両親に感謝です。

高校
高校に入ると英語学習に問題が発生しました。文法が全然わからないことです。 私の幼少期英語圏滞在1年での英語力は中学レベルだったので中学までは文法を理解してなくても解けたのですが、高校で習うレベルの文法は歯が立ちませんでした。しかも中学レベルの文法を理解していないとその上のレベルの文法を積み重ねることはできないのですが、中学レベル英語は文法を通じて理解していなかったので(感覚英語と呼んでいました)文法の基礎が全然できておらず...おまけに単語力も弱かったです。
4択だとしても、選択肢が 1. have 2. have had 3. had 4.having のような感じだと本当にわかりませんでした。今までの全部空欄に入れてみても変かどうかという方法でももう全くわからず。
高校の英語は文法、リーディング、オーラルと授業がわかれていてオーラルの点数は良いのに文法の点数が壊滅的だったのを覚えています。
教科書など読むと発音は良いから英語できそうなのに文法のテストではヤバい点を取っている。そんな生徒でしたがオーラルなどでALTが言っていることの通訳等していたので一応クラスメイトからすると英語はできる人のイメージだったと思います。
ちなみに語彙力も周りの受験生と同等かそれ以下だったと思います。dragonfly (トンボ)など、周りのエリート受験生が知らないのに幼少期に英語圏の国で使ってため知っているニッチな単語はたまにありました。
今も文法は本当に苦手ですが、受験勉強をつうじて必要に迫られた結果、壊滅的だった文法と乏しかった語彙力が少しマシになった記憶があります。

記憶がないのですが、高校時代に受けたTOEICの結果がありました。これは勉強なし、人生で初めて受けたTOEICで、リスニング375 リーディング 245 の合計620です。最後まで解けたかどうかすら覚えていないのですが、結果をみると圧倒的な語彙不足が指摘されています。
ここから受験をはさんで大学入学間もない頃に受けたTOEICが815で点数として200点ほどupしていることからも、受験勉強の影響が垣間見れます。

英語の試験ではないですが、センター試験でみると、リスニングは模試含めてほぼ満点か1問ミスでした。筆記は長文などは苦にならず点もほぼ落とさなかったのですが前半の文法・語彙・イディオムなどを問われるところで良く落としていました。

余談ですが、私は滞在期間が1年ということもあり、国語力・日本語力には影響はほぼ受けていないと思います。滞在中も帰国後も家族との会話は日本語でした。
日本語補習校等にもいっておらず、現地の学校から帰宅してから日本の国語の教科書を使って、漢字等含めて親と勉強しました。センターや入試で得意だったのも国語でした。
知人に小中学校の期間あわせて5年ほど英語圏に住んでいた人がいます。彼女は帰国直後の兄弟喧嘩は英語だったと言っていました。そしてセンターレベルの英語などほぼ満点でしたが、国語の点数が他教科と比べても圧倒的に低く、苦しんでいました。(帰国から大学受験までは年数があるため帰国者受験等はできず)
彼女は大学の専攻の兼ね合いなどで英語を勉強していたわけではないということもあり、TOEICの点では私より低かったですが、話すとなると圧倒的にうまいです。それこそペラペラと感じるような。
帰国子女といっても前述したように時期や長さ、帰国後の英語の触れ方によってもレベルは大きく変わってくると思います。
逆に帰国子女のような特殊な事情がなくても英語がめちゃめちゃうまい友人を私は何人も知っています。


今回は自分のケースについて書いてみました。
長くなってしまったので次に続きます。




サポート頂いたお金は将来の学費と、毎日の幸福度をちょっと高めるために使わせて頂きます!