明日も良い日に

私たちを囲む様々な課題を一つでも克服して明日を良い日にしようと、日々努力を続ける沢山の…

明日も良い日に

私たちを囲む様々な課題を一つでも克服して明日を良い日にしようと、日々努力を続ける沢山の企業やグループがあります。これらのグループを「やさしい」をキーワードに紹介するサイトhttps://www.ANSLists.jpを仲間と共に運営しています。ご興味ある方は是非覗いてみて下さい。

最近の記事

やさしい企業を求めて

 我々現代人は地球生命時間軸のどこにいるのでしょう? 正確なことは分かりませんが、通説では地球は誕生して大凡45億年、地球の寿命は大凡100億年、その中で霊長類の起源は大凡6500万年前、霊長類のなかで、「ヒトと現生の類人猿の系統が分岐したのは鮮新世初頭(約500万年前)と考えられていますが、まだはっきりしたことはわかりません。・・・中略・・・現生のヒトの系統であるホモ属が出現したのは約200万年前と考えられています。・・・以下略」(京都大学霊長類研究所ウェブサイトの該当ペー

    • 間伐材からバイオプラスティックへ

       国土の7割が樹木で包まれている日本、森林を上手に管理する必要があることは論を待ちませんが、人手不足や国産木材価格の低迷などの要因で林業にかつての繁栄を見ることが出来ません。足元だけ見れば円安ドル高の影響や世界情勢の不透明さから国内木材の価値が見出されつつありますが未だ林業の再活性化への道のりは遠いようです。  とは言いながらも、日本古来の伝統工芸品を含む様々な製品が日本産木材でつくられています。私が友人と共に立ち上げた「やさしい」企業を紹介するサイトANSLists2.0

      • 剪定枝をバイオ炭にして地中に埋めると。。。

         竹林や森林の整備、あるいは通常の木々の剪定などで出たものは、燃やして灰にしてしまうことが多いと思いますが、単に焼却してしまうのではなく剪定枝などを炭化させて利用することが出来ると嬉しいですね。 どのような利用法があるのか、代表的な炭の用途を三つほど挙げてみます。 火鉢や炬燵などの暖房や煮炊きなどの燃料 昔は暖を取ったり、あるいはコンロで煮炊きしたりすることに炭がよく使われていましたが、最近は、電気、ガス、灯油などにとって代わられて、焼き肉やバーベキューなどの場合を除き、

        • 世界的大企業ならでは、なのか? - スウェーデン・イケアの挑戦

           先日配信された「日経ビジネス2022年12月19日号」の特集記事を読んでいて感じ入ったことがあります。そのタイトルは「イケアの執念 - 超サステナブル経営の内側」。 “Part 1 脱炭素へ、インフレ突破“、”Part 2 環境配慮=高コストはNO - 自己否定いとわぬ突破力”, “Part 3移動・昇格は公募制 - キャリア形成、個に主導権“, “Part 4 貧しさが生んだ挑戦魂 - サステナブルの民主化へ”と勇ましい言葉が目次に並びます。 持続可能性を追求するというこ

        やさしい企業を求めて

          地域循環型農業

           ここに紹介する記事は、山形県長井市で有機農業を営みつつ、生ごみを堆肥化し地域の田畑で使う仕組みを行政を巻き込んで確立した菅野芳秀さんという人の話です。  菅野さんの活動の原点とその後のご苦労は記事をお読み下さい。菅野さんの活動が海外でも知られるところとなり既に70カ国から視察団が訪れたとか。菅野さんが現在取り組むのは食料や電力の地産地消、地域外依存を極力減らすという壮大な構想だそうです。このような試みが国内各地域で広く実践されるようになると、閉塞感のある日本の社会構造までも

          地域循環型農業

          森林放置の弊害がこんなところにも!

           今日の新聞に次のような記事がありましたのでここに紹介します。   放置された森林、つまり人が間伐をしなくなり手を入れなくなった森林は荒れ、木々が密集し、地面に日が当たらなくなり、じめじめとして下草もはえなくなり花も実も育たなくなるとよく言われます。すると、木の実などを食べて生息していたシカやイノシシは、餌を求めて人里に居りてくるようになります。  ここに紹介する記事では、そのシカやイノシシに付着しているヤマヒルも一緒に人里に現れるようになってきたという話です。ヤマヒルが

          森林放置の弊害がこんなところにも!

          セメント産業の二酸化炭素排出量を減らす努力

           2021年11月16日付WIREDによると、「セメント産業の二酸化炭素(CO2)排出量は、毎年28億トンに上りその値は中国と米国以外のあらゆる国の年間CO2排出量を上回る量であり、人間によって全世界で排出されるCO2の4~8% に相当する」そうです。 その数値の大きさに驚きます。  同紙によると、いくつかの国々の大学や企業の研究所では如何にこの莫大なCO2排出量をゼロあるいは実質的にマイナスにするか様々な研究がなされているようであり、実際の商用化も間近のようです。   ど

          セメント産業の二酸化炭素排出量を減らす努力

          「林業女子会」❣

           昨日の東京新聞で「林業女子会」というグループが全国各地に生まれつつあるという話を知りました。その記事をここに貼り付けておきますのでご覧ください。男女を問わずこのような活動が広がり活発化していくことを大いに期待しています。  先ずはこの記事に記されている林業女子会の益々のご活躍を祈念します。 ANSListsでは「やさしい」企業を多数紹介しています。

          「林業女子会」❣

          「やさしい」企業の紹介サイトを立上げました

           16年ほど前から十数年にわたり、優秀な技術を有する日本のものづくり中小企業を海外に紹介するサイトを構築・運用してきました。   昨年初め、これまでの海外向けとは少し趣を変えて持続可能な社会に深くかかわる企業群の日本語情報サイトを立ち上げてみよう思い立ち、情報発信に詳しく信頼できるかつての仕事仲間に声をかけてみたところ嬉しいことに二つ返事で了解して頂きました。 具体的な内容は実際のサイトをご覧いただくこととして、21世紀の今、明日をよくするための企業活動は「やさしい」という

          「やさしい」企業の紹介サイトを立上げました

          麦ストロー

           昔、筆者が子供の頃には麦わらから作ったストローが一般的でしたが、時代と共にストローもプラスティック製のものに変わり、そして今プラスティックの代わりに紙製ストローを推奨するあるいは実際に使用を始めた店舗が出てきました。  筆者は、かねてより紙もよいが今や廃棄されている麦の茎部分を昔のようにストローとして使えば、良いのにと思っていたところ、やはりそれを実現しようとする人、支援する人たちがおられることに安堵します。先ずはここをクリックすると表示される記事をご覧くだい。  最初は個

          林業とのコラボ 都市のCO2対策

          こんにちは。  今日(2021年6月26日)の東京新聞朝刊一面の囲み記事の表題名をそのまま頂き、本文のタイトルとしました。 ご参考までにその東京新聞の記事のコピーをここに貼り付けておきます。   東京都港区の取り組みは素晴らしく、このような取り組みが日本全国の自治体に波及すれば、林業再生へ向けた大きな力になります。 無論、木材を使用したいが費用が高くつくという理由から躊躇している方々にとっては、朗報ですし、家具製造業やインテリア設計・施工業にとっても極めて力強い支援になる

          林業とのコラボ 都市のCO2対策

          生態系サービスとは何だろう

           こんにちは。    先日、といってもだいぶ前になりますが、4月23日に「森と地球」というタイトルで記したnoteで、京都大学フィールド科学教育センターの伊勢武史先生が「森の生態系と私たちのかかわり-地球温暖化から人のこころまで」というテーマでお話になっているYoutube講義録を紹介しました。 森を地球の生態系の重要な要素と位置付けて大変興味深いお話をされているので、もし未だご覧になっていない方は、お時間おありの時に是非一度ご覧ください。 生態系サービスビジネスとは何だろ

          生態系サービスとは何だろう

          林業に若手の参入

          こんばんは。  林業が衰退し、間伐もままならず、住宅用建材は輸入木材頼み、バイオマス発電も細々と開発が進められていますが我が国の電力供給事情もあり、なかなか大きく発展する見込みが立っていません。   林業衰退は、当然その後継者も減少し、将来の森林管理の担い手がいなくなる…どうすればよいのか考えあぐねていますが、先週東京新聞に「林業 若手芽吹く」というタイトルの記事(下記参照)を見て、一縷の希望を感じましたので、ここに紹介します。  林業の発展のためには、経済学的には消費

          林業に若手の参入

          古い時計を大切に❣

          こんにちは。  今日は森林とは異なりますが、皆さん古い時計をどうされていますか?  昔ご両親から高校や大学の入学祝に頂いたり、あるいはお爺さんが大切にしておられた懐中時計を譲って頂いたりした方は多いのではないでしょうか。 時計はもういらない? しかし、現代は、1000円未満で買えるプラスティック製のデザインもさほど悪くない、いわば使い捨ての腕時計や置時計もあり、普段はこれで十分とお考えの方は多いのではないでしょうか。あるいは、もう時計なんて要らない、スマホの時計で十分とい

          古い時計を大切に❣

          森と地球

          こんにちは。   これまで、間伐材の伐採という話題に始まり、森林を奇麗にすると何がよいのかなど幾つかの角度から書いてきました。    今日は、これまでの話題と関連して、管理されない森林伐採がいかに人類の生存に危険を及ぼすかについて、東京大学の先生が高校生を対象に分かりやすく「森と地球」というテーマで、講義をしてくれていますのでご紹介しましょう。  約40分のビデオですが、ご興味おありの方はぜひご覧ください。 講義の内容目録は以下の次の通りです。 森と地球 ① 基礎知識/

          自分の国の木を使いましょう❣

          こんにちは。 日本人一人当たり外国産木材使用本数は2.07本/年!?  総合地球環境学研究所というところから先日(2021年3月30日)報道発表された論文紹介文書によると日本人の一年間の木材使用料は2001年から2015年のデータを平均してみると2.22本/年でその内、2.07本/年は日本国外からの調達であるとしています。 世界の森林伐採面積は増大中!  そしてその輸入を通じた日本国外の森林伐採面積は日本国内の森林増加面積を上回っているということが分かったそうです。 輸入

          自分の国の木を使いましょう❣