キリストは再臨しない(+何かをばら撒いて世界を救う?)《読むスピ系解毒剤》

某国の大統領選挙について少し意識を向けたときに、ふと書いておこうと思ったので短めに。日本人にも必要な心構えですしね。

前にも書いたネタかもしれませんが…。自分でも驚愕するほどヤベェ記憶力なものでよく覚えておりません←過去記事のタイトルぐらい読め

それから、熱心なキリスト教徒の方には刺激が強い内容かもしれません。
すみません。謝っておきます。あと別に「キリスト」について書いていても、イエス様disではないので、そこはよろしくお願いします。


最近、誰か一人に救ってもらおうと考える人が増えているのではないでしょうか。誰か一人、カリスマ的な人物が登場しさえすれば、私たちはどうにかなるかも…という淡い期待を抱いている人が。今の社会は結構個人主義な割に個人に冷たいので、大勢の人が、一人ひとりの無力さを痛感するがゆえに、誰か一人の傑物に任せたい、と思ってしまうのかもしれません。まぁそれは独裁者を望む思考で、普通に危ない(と私は思う)のですが。

スピ系もキリストだの救世主的な宇宙人だのが来るというネタがごろごろしています。そして、そのすんばらしいお方というのは、いつ姿を見せてくださりますんですかね?!と期待する人が多くいて、毎年(?)来る来るメッセージ詐欺に翻弄されています。

ネタとしては、ワクワク?して面白いかもしれませんが、これは解毒剤なので、とりあえず、「そんなの(再臨)はないです」と言っておきます。
(宇宙人がいるかいないかで言えば、私はいると思っています。人間以外の宇宙人も、ずっと前から既に地球に住んでいると思っています。上空に母船浮かべて待機している存在もいるでしょうが、地表・地下・海中などにもいると思いますし、他次元で重なって生活している存在もいるだろうなと。…脱線しそうなのでここまで。)

救世主(キリスト)が再臨するというのは、あり得ません。
(ある意味では、再臨しなければならないし、再臨すると言えなくもないですが)(矛盾)(詳しくは下記)

かつてのイエス・キリストあるいはキリスト的なカリスマ(のホンモノ)は、今後(再び)現れない、ということです。
それらしきカリスマ性のある人物が現れたとしても、それは本当のキリストではなく、また(大勢の人が思うような)キリストとはなりえません。その人物は、単にキリスト的役割を演じることを、神ではなく神として振舞いたい存在から命じられた何者か、に過ぎないでしょう。
世界で力を持っている宗教は、人工的な支配の道具です。聖書はヒトが書き、時代によって権力者の都合よく変え、権力者の都合によく解釈し、諸々の悪事を正当化するために使ってきた創作物です。それなりに良いことも書いてありますが、基本的に人間に犯してもいない罪の意識や恐怖を植え付け、支配者にとって都合のイイコ、従順な羊にして飼いならすためのものです。預言/予言などは当然、神や預言者が未来を言い当てたのではなく、聖書という創作物・計画書通りのことが起きるように/ことをおこすように画策し、行動した存在がいた/いるからにすぎません。

(日本はそもそもキリスト教徒が少ないですし、本気〔ガチ〕で聖書の一言一句を信じている狂信者もいないとは思いますが…。その割にゆるいスピ系や新興宗教でキリスト(の再臨?)ネタが取り上げられてたりしています。あんまりキリスト教のことよく知らないんだけど、キリストってもう一回来るの!?ハルマゲナントカって来るの?!と思っている方には、「来ません」と言っておきます。天国とか地獄とかも、そもそもないので、行けるとか行けないとかあれこれ考えるのも、馬鹿らしいことです)

もう少しキリスト教色をなくして言うと、
「たった一人の(あるいは一握りの)カリスマが出てきて、世界を救うことはあり得ません。また、たった一人の(あるいは一握りの)人間に、世界の命運(やあなたの命)を握らせる(託す)のは、愚かな行為です」
ってことです。まぁ…スピでもなんでもない…基本ですが。

たった一人に、しかも他人に、救ってもらおうなどと考えても、何も起こりません。いつかきっと、助けてもらえる…信じてさえいれば、救われる…、布教すれば徳を積んで神様に気に入ってもらえる……。そんなのは嘘です。キリストは再臨しません。やってもらいたいことは、あなたが、するのです。行きたい楽園は、あなたが作るのです。そしてそうすることを選ぶ個人が――キリストの再臨など待たずに、こんな心ある人が増えてほしい、こんな勇気ある行動をできる人が出てきてほしい、ということを、見返りを求めることなく、自ら率先して行う人が――増えれば、あなたの望みは叶うでしょう。

ただただ目を閉じ、両手を握りしめ、ひざまずいているだけでは、何も起こりません。その場で天を仰いで大声で呼びかけても、誰も降ってきません。
仮に光り輝く存在が降臨したとしても、それは依存心の強い隷属的な人間を集め、都合よく操ろうとするのが目的の新たなる支配者でしょう。そんな存在にやすやすと釣り上げられる必要はありませんし、出くわす必要もありません。宇宙人・キリスト・高次元の救い主よ来てくれぇ~姿を見せてくれぇ~、とメッセージを送る…というのも不要です。お人よしのカモはここにいるぜぇ~!というビーコンになりたければ、どうぞ。
(私たちはこんな現状で困っています、私たちはここにいるのは嫌です、こういう世界にしたいです、こういうところが嫌でこう変えたいです、と思う〔発信する〕のは良いと思います。間接的になら干渉できるというアレもあるようですし)

釣られたくない、邪魔されたくないのであれば、誰か凄いスーパーヒーローが表れて全部解決してくれる、というような、ちゃちな希望は捨てましょう。たった一人では足りませんが、ここには大勢人間がいます。たった一人ではなく、一人一人です。何かの集団に属する必要もなければ、引き込む必要もありません。ただ行動で示し、言葉で示し、思考を変えれば、周りも少しずつ感化されます。あなたから出るもので「空気」が変わります。当然のことですが。どうしても「キリスト」に再臨してほしいのなら、あなたが、あなたたちが、そうなりましょう。なぜそれができるかと言えば、私たちはすべて繋がっていて、元はひとつだからです。神とか悪魔とかは創作です。キリスト(というかイエス様)も(人物としては)いたとは思いますが、特殊・特異ではあれ、特別な存在ではありません。

自らの道を自らの意思・考えで選び、はっきりとした足取りで歩む人の前には、望む未来への道が静かに現れるでしょう。
それを邪魔することはだれにも出来ません。誰かに導かれる・導いてもらうのではなく、自分で自分に立ち戻ればいいだけです。(見た目では他者に導かれる形で進むこともあるかもしれませんが、その場合でもその道を作り出しているのは当人です)

まとめると。
たった一人のカリスマに、世界を変えてもらおうとするのはやめましょう。その依存心は、あなたがより自由な世界へ行くことを妨害します。
(権力者の政界のアレコレは、(無視・放置もいけませんが)、どうせ茶番で既得権益層のわちゃわちゃした椅子取りゲーム、八百長出来レース、マッチポンプで敵も味方の暗黒魔界の出来事…なので、)
現実を変えたければ(誰かに変えてほしいと懇願するより)、
身の回りから、手の届く範囲で、自分から変わるべし。
ってことです。

べし…。私は「べき」より好きなんですけど、古いでしょうか。

べし、と言われる方が、べき、と言われるより強制感が和らぐというか、
こうしろよおらぁ!から、こうやればいいんじゃい!という感じの響きになる気がするのですが……。どうなんだろう。

どうでもいい話でしたね。(でも勿体ないから消さない)

……念のため。キリストは再臨しないというのは、今もう現代に生まれ変わっているから再臨しない、という意味でもありません。
現在進行形で何らかの救世主の再来・生まれ変わりを自称している方々は、全員「自称」で、それ以上でもそれ以下でもないと思います。
もとはひとつ、という観点からは完全なる嘘とは言えませんが、人間の常識的な観点から言えば、我こそ救い主!とか本気で言ってるのは誇大妄想こじらせた患者さんか詐欺師です。へぇ~、そうなんですね、救い主様なんですねぇ、と優しく認めながら、関わらない・深入りしないのがいいでしょう。

さて。

ここまで書いていて、個人の行動…で思い出したのですが、
最近何かをばら撒くのがスピ系で流行っているそうですね。
ばら撒くチャーとか…何とか。

常識に囚われず環境のために各個人で行動している好例、と言えればいいのですが、なんっっっか違うんだよなぁ……とも思います。
私は感覚で動いてるので、私の感覚的にはしっくりこない、ってだけで…バリバリ偏見に基づき、以下語ります。(上記の内容もスピった偏見に基づく妄言にすぎないといえばそうなのですがw)(ばら撒く、という語感自体が引っかかって、そこからして気に入らないんですよね……←超偏見)

バク…チャーというのは、あからさまな「それ理論からして嘘じゃーん!」という製品ではなく、効果が完全にないわけでもないようです。

……が。管理された水槽や田畑で適量をうまく使って継続的に面倒を見ていい結果が出たとしても、ただただ定期的に(または不定期に)適量(?)を勝手にあたりの水源やら土地にばら撒くのでは、得られる結果が違うのでは?(ちょいと誇大広告気味では?)と思ったり。

そんなに画期的で良いものだったら、数十年前からある商品なので、環境汚染などで困った自治体などが取り入れて、既に大量に撒かれているのではないでしょうか…。

あと、やらない善よりやる偽善、とは言いますが、勝手に撒くくらいなら、土地の管理者に宣伝・説明・寄贈するほうがよいと思います。

スピ系の「なんか良いことしたい!」という意識が強い人を狙い撃ちにして、商品を大量に売りつけようとしている(顧客を増やそうとしている)企画のようにも見えます。もともと商売ですし一定の効果もあるようなので、手法としてはアリなのかもしれませんが…。なんだろうこの謎ムーブメント……という。定期購入や寄付を募る通販サイトまで現れている。

個人的には

あ…………怪しい。 

としか言えねぇ。

疑り深くてすみません。

仮に、実際に適当にばら撒いてる方の地域で超絶効果が出て、ニュース(までいかなくてもSNSでの話題)にも取り上げられるぐらいのよい変化があったら、こちらの内容は撤回します。

呪術っぽい観点から考えれば、効くと思って撒いたり、水が美味しくなっていると思って飲んでいれば、そりゃそうなる(そう感じる)だろう、とは思いますが…ちょっと限度があるかなぁと。

(スピ系の記事なので書きますが、水の味(質?)ぐらいだったら、気(念?)だけでも、多少は変えられますよね。物理的に何か入れなくても。あるいは思い込み(催眠)でも変わって感じられます。)

…。
水素水とか…ピエゾ効果でマイナスエネルギーを永久にぶちのめす(?)というオルゴナントカ等のトンデモ系商売もそうですが…。

良い感じのネーミング(覚えやすい)
+なんか説得力のある説明・科学的っぽい理論
+ポジティブな(すんごい)効果
+手ごろな値段(若干高くてもまぁまぁ手が届く)
+導入・作成が簡単 

というのは強いですね。

と言う話でした。

後半からネタが変わってしまいましたが。
どうしても引っかかるもので…;

(バク…チャーを近所にばら撒くより、普段使っている食器用洗剤や洗髪剤を環境に良いものに変えたり、プラスチックごみを出さないように気を付けた方が、水質の改善、悪化防止には寄与しそうですが…今よりも不便な生活になることを我慢する必要が出てきます。でも黒い粉をばら撒くだけなら、特に実生活を変える必要もなく、簡単スピーディーに環境に良いことをした実感が得られるので、いいですよね。それも流行った(私が多少スピ界隈の動向を見ているから目についているだけ?)理由の一つかと思います。既に全部やっていて更に撒いてる、という人もいるかもしれませんが;)

参考までに、地球上の海水は、約13億5,000万km3とのことです(淡水も入れたら全体で約14億km3)。1km3=10億tなので、
海水だけで、約135,0000,0000,0000,0000t=約135京トンです
比重がどうとかでもっと多いでしょうか。
改めて数字にしてみるとすごいですね。

何トンくらいばら撒けば水質改善の効果が出るか計算が不得意なのでわかりませんが、結構な量が必要そうだなぁとは思います。

それでは、また。

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