見出し画像

金属の種類、フランス語では…(覚書)

蚤の市でのお買い物は、売り主さんとの値段交渉や商品についてのおしゃべりが肝心なのですが…
最初のころは素材を言われても単語が頭で混乱して大変で、よく会話に出る単語をメモってカンペを作ったりしてました。
先日、手帳を整理していたらぼろぼろになったそんなメモが出てきたので捨てる前に覚書として残しておきます。


■ Argent massif --- 純銀 アクセサリーやカトラリーなどに用いられフランス製のものには決まった刻印が施されている。銀メッキとは違い高額商品となることもあり丁寧に扱われていますが、時折ガラクタの中から見つかることもあり、そんな時は掘り出し価格で購入可能。

■ Métal argenté --- 銀メッキ 銅、鈴、ニッケルなどの合金に銀でめっきを施したもの。カトラリーの多くはこれ。純銀製との手っ取り早い見分けポイントは個人的には「重さ」だと思ってます。銀メッキとの違いをしっかりと見極めないと適正価格での購入が難しい。逆にこの違いを知っていればボられることは少ないです。

■ Bronze --- 青銅 置物や彫像で使われているイメージ。かわいらしい雑貨類ではほとんど出会う事がないかも。

■ Cuivre --- 銅 見分けのポイントは10円玉の色。やや赤みが買った色合いが特徴。緑青という銅特有の錆がでる、ちなみに昔は緑青が猛毒だと言い伝えられていたそうですが、他金属のサビと大差ないのだそうです。

■ Or --- 金 ジュエリーなどにはほとんど刻印がありますが、10金や12金など純度がやや低めのものが多い印象。余談ですが貴金属品としてプラチナは人気がないのでフランスではほとんど見かけません。

■ Laiton --- 真鍮 見分けのポイントは5円玉の色。やや黄いろが買った深い味わいのある色が特徴。個人的にすごく好き。銅の一種なので真鍮にも緑青が出る場合があります。

■ Fer Forgé --- 錬鉄

■ Étain --- 錫 くすんだクールな色味が特徴。数年前までは比較的安価に売られていたけど2021年現在価格高騰しており銀メッキなどより高額な場合も。刻印はあったりなかったり、でも見たらすぐにわかる特徴的な質感です。重量はずっしりと重く、海外から送ったりする場合は送料がかさみます。


金属の種類、文字文章だけでの説明には限界があり、本当はフォトや動画で見ていただくのが良いかと思いますが今回は覚書という事で情報のみの記録にとどめておきます。

基礎的な刻印の知識も頭に入れておいて、店主の口車に乗せられそうになったら「あら?刻印がちがうわよ?!」とか言うためにも基本的な用語を覚えておいて損はないとおもいます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?