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【身延線の駅から】歴史スポットにアクセスしたい駅、善光寺

金手駅を過ぎた身延線は大きくカーブして、南西方向へ向かいます。そのカーブの部分にあるのが善光寺駅です。階段を上った高い場所、なんと築堤の上に善光寺駅はあります。善光寺駅の駅名は、甲斐善光寺から。甲斐善光寺へは徒歩数分の距離です。

甲斐善光寺は、武田信玄が川中島合戦の際に、信濃善光寺の焼失を恐れて本尊や諸仏寺宝をここに移したことに始まると言われますが、本尊は武田氏滅亡後に、織田、徳川、豊臣氏を転々としたのち、1598(慶長3)年に信濃に戻っているそうです。

善光寺本堂

現在の本尊は、信濃善光寺秘仏の前立像。秘仏のため拝観はできないようですが、宝物館に日本最古の源頼朝像や武田信玄朱印状などを収蔵しています。

甲斐善光寺を訪れたら、足を伸ばして訪れてみたいのが「甲斐五山」の1つもある東光寺です。庭園が美しいことで知られ、武田信玄の嫡男・義信が幽閉された寺でもあり、義信の墓もここにあります。



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