加齢臭を蘭奢待に。

週に一回Noteを書いて行こうと思ったが早速ネタが無い。家族以外と会うこともないIT稼業だからしょうがない。先週の思い出をいくつかピックアップしていこう。

BRAHMANのTOSHI-LOWのインタビュー記事を読んだ。

大学生の頃はBRAHMANとかBACK DROP BOMBとかいわゆる恵比寿系の音楽を好んで聴いていた。ファッションもBACK DROP BOMBのTAKAとかLOW IQ 01の真似をしていた。当時はボウスだったのだけど、それはLOW IQ 01の真似。今思うとだいぶ恥ずかしい。でもみんなそんなもんだろう。
で、BRAHMAN。
自分が心の師と仰ぐ吉田豪さんがまさかのBRAHMANのTOSHI-LOWにインタビューするとは。TOSHI-LOWもインタビュー中で言っているが、吉田さんはこの恵比寿系メロコアが嫌いなんだと自分も思ってたが、そうでも無いっぽい。SNUFF初来日にも行っているそうで。意外だったな。
詳しい内容は書かないけど、あのストイックだったTOSHI-LOWがだいぶポップになってるのが面白かった。修斗、メロコア、、、90年代から2000年代初頭の時代が懐かしくなった。ついこないだのようだけどもう20数年前。歳を取った。

浅草キッドの玉さんの「美しく枯れる。」を読んだ。

浅草キッドは好きだったので、休業状態になってからどうなっているのか気になっていたので読んでみた。50をすぎてまあ色んなトラブルがある玉さん、クヨクヨしないでどう生きていくか。
素敵だなと思ったのが、以下の文だ。
老木には老木の美しさがあるじゃない。
加齢臭を蘭奢待のように味わいあるものにしたいじゃない。

なるほど!加齢臭が蘭奢待。上手いこと言うもんだな。
腐敗なのか発酵なのかよく考えて行動すべしだな、今後は。よき教訓になった気がする。

お世話になった元上司が退職した。

大学卒業後に最初に就職したのは大阪に本社がある広告代理店の東京支社だった。自分で言うのも何だけど当時の自分は本当に世間を舐めていた。恥ずかしいのでなんだか思い出したくもない。
そんな舐めた態度の自分を強烈に叱りつけてくれたのがその上司だった。今だったらパワハラなんじゃないかと思うぐらいに罵倒されて、もう何日も会社に寝泊まりしたこともあった。
当時は嫌で嫌でしょうがなかったけど、そんなことも10年以上たてば良い思い出になった。その上司はとても仕事ができる人だったので、わずか40後半ぐらいで150人ぐらいの会社の社長に就任された。
その会社はその後とある理由でファンドに売却することになり、その上司も社長を辞任することになり、50すぎで退職された(自分は島耕作を読み込んでいるので、この辺の社内政治にとても興味がある)。
玉さんより少し下ぐらいの年齢かなと思うけど、今後どういう発酵をしていくのか興味深い。
慰労会を企画したいが、当時の社員は集まってくれるのだろうか。

牛宮城で焼き肉を食べた。

牛宮城のメニュー

同業者のとある会社の社長さんと牛宮城で飲んだ。自分は、なにか新しいアイデアとかを考える能力は低い。誰かとの対話からヒントを得てそれをアレンジして何かをするのが得意だと思っているので、こういう飲み会での会話がとても楽しい。
司馬遼太郎の小説「関ヶ原」で、印象に残っているのが、徳川家康は自分からは何も言わない。家来にディスカッションさせて、良案だと思ったものをピックアップして繋げるのが彼の特徴だと書いてあった。信長や秀吉は天才的な閃き型の人物だが、家康は自分はそうではないと思っているからそうしているんだと。
40も後半になってくると自分がどういう人間なのかわかってくるというか、分相応を知る。何の話だ。

来週はもうちょっとマシなことを書けるように日々を過ごしたい!


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