私のくせ毛ジャーニー~前編~
突然ですが、私はひどいくせ毛で、自分のくせ毛に30年以上悩まされ続けてきました。
「くせ毛」と一口に言ってもいろいろなタイプがありますが、私は
ゆるめ(短くするとあまりくせが出ない)
多毛(美容院に行くと必ず「多いですねぇ〜」と言われる)
広がる(膨らむので、髪をおろせずいつも結ぶしかない)
な髪質です。
そう、ずっと髪をおろせなかった。(縮毛矯正していたとき以外)
それが、最近になって髪が落ち着き、広がらなくなり、ほとんどなにもしなくても髪がおろせるようになったんです‼︎
今が人生で一番いい状態で、髪をおろせることが本当にうれしくて……‼︎
きっとくせ毛で悩んでる人は、この「髪をおろせない」「髪をおろしたスタイルへの憧れ」って悩み、あるんじゃないでしょうか。
しかし、なぜ突然髪の状態がよくなったのか?
それは突然ではなく、ちゃんと理由がありました。
長年髪に悩み、試行錯誤してきた末にやっと見つけた私なりの髪との付き合い方。
日本にはまだまだくせ毛に悩む人が多くいると思います。
私も苦い経験をたくさんしてきました。
そこで、「私のくせ毛ジャーニー」と題して、私の髪にまつわる歴史を振り返りながら、現在の「最高の状態」になるまでを追っていきたいと思います。
コンプレックス時代(小学校低学年~中学生)
まず、私は生まれたときはストレートヘアでした。
これは意外とよくあることみたいですが、最初はストレートでも成長に伴いくせ毛になることがあるようです。
私もこのパターンで、小学2年生くらいまではストレートヘアだったんです。
ところが、それまで長かった髪をショートカットにしたところ、それまでなかったくせが出現!
一気にくるくるになり、広がりはじめました。
髪をおろしていると、どうしようもなく膨張する髪。
どうやって扱えばいいかわからず、いつもひとつ結びにまとめることしかできませんでした。
くせ毛の人はわかるかもしれませんが、まとめると髪の毛が「まりも」みたいにまん丸のフォルムになるんですよね。
いつも後ろで結んでいた私のまん丸髪が、ウサギのしっぽみたいだったので、同級生から「ラビットヘアー」と言われ、からかわれたこともあります。
周りはさらさらストレートヘアの女の子ばかりで、どうしようもなく羨ましかったことを覚えています。
縮毛矯正時代(高校生)
溜まりに溜まったストレートヘアへの憧れ。高校生になり、ついに縮毛矯正をしました。
あの憧れのさらさらストレートヘアを手に入れた!とめちゃくちゃうれしかったです。
しかし、喜んだのも束の間。
縮毛をあてたところで、思い描いていた理想の髪型にはなれませんでした。
相変わらず毛量が多く、どれだけすいてもなんだか違う。
そして、毛先までシャキーンとした不自然なストレート。
そして、一番のネックは金額です。
アルバイト禁止の高校だったので、少ないお小遣いでやりくりするしかなく、そんな中で1回2万円くらいする縮毛矯正はかなり負担でした。
しかも、それを2〜3か月に1回はしなければならない。
2年ほど縮毛を続けた私は金銭的な苦しさから、低価格が売りの某チェーン店の美容院に行きました。
それが、最後。
今まで縮毛を続けて傷んだ髪に最後のトドメとなり、私の髪はチリッチリに。
見るも無惨なひどい髪になってしまい、これを機に私は「こんな思いをするぐらいなら、もう縮毛はやめよう」と決意。
傷みまくった髪をばっさり切って、ベリーショートにしたのです。
探りながらもよくわからない時代(高校生~30代後半)
縮毛で痛い思いをした私は、それ以来「もう絶対に縮毛はやらない」と心に決め、自分の髪質のまま生きていく覚悟を決めます。
ばっさりベリーショートにしたあとは、しばらくショートヘアの時代が続きました。
ゆるめウェーブの私の髪質だとショートならそこまでくせが出ず、扱いやすかったのです。
でも、ずっとショートでいると、やっぱり髪を伸ばしたくなる。
ということで髪を伸ばすと、また広がる、まとまらない、ボリューム多すぎて結ぶしかない、となり……
髪は伸びたけど、結局結んでばかり。
「自分のくせを活かしたい」と思い、美容師さんに相談したこともあります。
美容院難民だった私は、ネット検索して評判のよさそうなところへ行きました。
口コミもよく、予約も取りづらい人気店のようで、しかもインドのアーユルヴェーダを取り入れているとのこと!
ここならいいんじゃないかと思い、期待を持って店に向かいました。
しかし、「くせを活かしたい」と言っているにもかかわらず、「ストレートはあてないんですか?」と聞いてくる店長の女性。
そのあと、別のスタッフがヘッドマッサージをしてくれたのですが、その人も「ストレートあてるといいですよ」と言ってくる。
「くせを活かした髪型にしたい」と最初にお願いしたのに、最後はブローでめちゃくちゃストレートに伸ばされた髪型で完成しました。
この体験は今でも忘れません。
私は自分の髪と「くせ毛を活かしたい」という気持ちを否定されたような気持ちになりました。
ただでさえ、美容院に行くたびに、
「すごい量多いですね〜」
「すごいくせですね〜」
と言われ続けてきたのです。
子どもの頃は学校でからかわれ、
大人になってからも美容院で傷つき、
ネット上やヘアケア商品の宣伝文句には「くせを直す」といううたい文句が転がっている。
周りからくせ毛を否定されているような気がして、自分の髪が大嫌いでした。
長くなったので、後編に続きます!
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