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2021年 クリアしたゲーム

 今年クリアしたゲームたち。

魔界塔士サガ

 Sa・Ga COLLECTION (Nintendo Switch)2020

 昨年発売された、サガコレクションより。
 GBの移植。スクエア初のミリオンヒット作となったサガシリーズの1作目。以前からずっとしたいと思っていたが、30周年記念ということでSwitchでGB3部作が発売されようやくプレイするに至った。
 結論から言うととても面白かったです。
 音楽も最高。さすが植松先生。
 ゲームのシステムは割とシンプルでとっつきやすい反面、レベルという概念がないからRPGとしては異色だっただろう。それはFF2からの流れの作品だからだ。エスパーが強すぎて、モンスターは少し扱いにくいと思った。でも、全員モンスターとか、人間一人旅とか、パーティを変えてプレイするのも面白そうだと思った。
 シナリオは大変素晴らしく楽しかった。有名なラスボスとその世界観の設定は斬新だし、途中の世界も個性的で良かった。
 倍速プレイでサクサクプレイできるのも良い。でもたまにはGB時代を思い出して等速プレイにするのもいいものだ。

 大好きなサガシリーズが1作目から超名作で安心した。ありがとう河津神。

rain

 rain (Play Station 3)2013

 PS3で前から気になっていたゲーム。
 ICOとか好きな人は楽しめるんじゃないかな。
 雨が降る夜の街を透明な少年が冒険するゲーム。雨に濡れることで輪郭がぼんやりと浮かび、屋根の下等で雨から逃れると姿が見えなくなる。少年は少女を追いかけるがなかなか追いつけない。謎の敵に襲われる。うまく敵をかわし、ちょっとした謎解きをしながら進んでいく。
 ゲームとしては一本道でボリュームは少ない。こちらから敵に攻撃をする手段はない。ステージのギミックを使って、ストーリー的に敵を倒すシーンは何度かあるが。つまり、ちょっと物足りないなという印象。
 映像とか雰囲気はとても良かった。ずっと雨が降っているので、雨の音が聞こえるのも良い。そしてこういう系統の作品に共通して言えることだけれど、主人公の腕力半端ない。少女も途中から一緒に行動するけど、この子も腕力がすごい。雨の中、敵から逃げながら建物の上に登る。1回2回ならともかくずっとそれをし続けている。腕もだし、足もすごい。体力のバケモンだ。そんなツッコミをしてはいけない。そのくせ敵に攻撃受けると問答無用で1撃で死ぬ。あと、高いところから落ちても死ぬ。ていうか始めた当初は死ぬとは思っていなかったから唐突に死んでゲームオーバー、という展開に笑った。
 ストーリーはよくわからない。調べてもよくわからないのがストーリーらしい。ゲーム中できちんと説明されていないから、謎は謎のまま。2周目の追加要素でも結局明らかにならない。ちょっとだけ残念。

 サクッとプレイできて個人的にはおすすめのタイトル。これぐらいのボリュームでいいんだ。できたらシナリオ分岐とか、2周目でもっと追加要素があっても良かった。

FF3

 FINAL FANTASY Ⅲ PIXEL REMASTER (Steam)2021

 7月末に発売された、FFのピクセルリマスターシリーズ。僕は3からプレイした。なぜなら、FF3の2Dリメイクは初だからだ。ワンダースワンで出る予定だった作品がようやく日の目を見たといえばいいのか。
 今回のリメイクは、原作に近い形で、新たに描き直されたドット絵のリメイクということだ。なのでDS版とは違う。やはり違う。でも新たに遊びやすく調整されていて良かった。その分ぬるいゲームになってしまったかもしれないけれど。今風であるし、昔を懐かしみながらプレイする分にはいいのかもしれない。もちろん当時の難易度を再現して難しさを追体験するのもいいが、それはFC版が配信されていたはずなのでそれをすればいい。
 良かった点としては、ドット絵、BGMのアレンジ、一部ジョブの調整、名前に漢字が使えるところ、ノーコストでのジョブチェンジ。あたりか。
 ドット絵は言うまでもなく渋谷員子氏の職人技。原作と天野さんの絵を大事にしつつ新たに描き直していて素晴らしい出来栄えだった。
 BGMのアレンジは存外良かった。DS版のはあまり馴染めなかったから、なおのこと良かった。FC版の音が一番好きだけど、それはサウンドトラックを聴けばいい。
 ジョブについては、DS版ほどどのジョブでもクリアできるという感じではなさそうと感じたけど、鍛えればたぶんどのジョブでもクリアできる。個人的に使えると思ったのは、吟遊詩人。熟練度が上がれば使える唄が増えるわけだが、一番使えるのは最初から覚えているいやしの歌が中盤で重宝した。ターン開始時にノーコストで全体回復できるのは非常にありがたい。あと強いのは狩人のみだれうち。メデューサの矢を装備すれば石化が効く敵はうまくいけば1回の行動で石化して倒せる。しかも矢が消耗品じゃなくなったのでばんばん使える。
 逆に良くなかった点もいくつかある。
 まず、マップが常に表示されているところ。これが難易度を大幅に下げている。プレイしやすいのはいいんだけど、サイトロとかこびとのパンとかの意味がなくなっている。マップ画面では、そのダンジョンの宝の数とかが書いてあって、アイテムコンプリートが達成しやすくなる。もちろん、作品のコンセプトが懐かしむというところにあるのだから難易度は下げているのだろうけど、あまりにも難易度が下がっていた。そして、隠し通路に入ると、マップ全体の隠し通路が表示され、これが難易度を下げる最大の要因となっている。とくに悪名高い暗黒の洞窟。それでも結構きついけど、やはりサクサクプレイできる感は否めない。
 あと、FC時代とは異なり、容量の問題を気にしないでいいから、アイテムを無数に持てる。ということは、デブチョコボの存在はただのマスコットキャラクタにすぎない。もしかしたら、僕が知らないだけで、追加された要素があったりするのかもしれないが(たぶんないけど)。お金を預けると銀行みたいに金利がついて増えているとか、そんな程度でもなにかしらあればよかった。こんなんあったなぁと思ってもらうためだけに残したのだろうというのが正解だと思うけど。
 全体的に良リメイクだった。暗闇の雲が波動砲しかしてこないのも原作リスペクトでよかった(と思って調べたら序盤は波動砲以外もするみたいだ)。エンディング見たらクレジットにトーセの名前がありやはりお前かとなった。さすがだった。あと、プロテス重ねがけができないので丁度いい難易度だと思う。

ワンダと巨像

 ワンダと巨像(Play Station 2)2005

 上の記事に書き忘れたけど、難易度はちょっと難しいかなという感じだった。その方がやりがいがあっていいね。あと、だんだん馬に愛着が湧いてきて、馬が谷に落下したシーンがショックだった。ごめんな、もっと優しくしてやれなくて。

FF1

 FINAL FANTASY  PIXEL REMASTER (Steam)2021

 こちらもピクセルリマスター。FF1。BGMのアレンジがとてもよかった。それに尽きる。
 あらためてプレイして、そんなストーリーだったかと思ったけどやはり主人公たちの出自が不明。誰なんだお前ら。船とってからしばらくは敵が強くて苦労したのが印象的だった。でもある程度進むとそんなに苦労はしなくなった。ていうかアイテムゲーなので、いやしの杖(使用するとヒールの効果)を手に入れてからは回復が楽になる。そしてレイズサーベル。消費無しで全体即死魔法を使えるのは便利すぎて、雑魚戦では大いに役に立つ。
 メンバーは赤モ白モ。スーパーモンクは今回も強かったよ。ラスボス戦は他のメンバーで強化と回復して攻撃はスーパーモンク1人に任せていた。ちまちま攻撃するよりおそらく一番効率がいい。
 ダンジョンはマップがあるせいで難易度は大幅に下がっているというか難易度はない。マップが常に見れるからダンジョンの意味がない。そして宝箱はほとんどがお金。装備品もあるけど、戦士、ナイトしか装備できないものが多いので実質お金。使うと効果のある装備品だけは重要だけれど、ほとんどがお金なのはなんだったんだ。あと、テントとかをダンジョン内で手に入れてもダンジョン内で使えないからあまり意味がない。ボス戦前の回復用には使えない。
 全体としては難易度はやさしめだった。魔法が回数制に戻ったので、中盤少し苦労するけどそこだけだった。ラスボスもカオスだけじゃなくてお供と一緒に3体と戦うとか複数回攻撃してくるとかなら手強くなったと思う。けど、これはFC準拠のピクセルリマスターなのだ。新しい要素を求めてはいけない。オートモードのおかげで雑魚戦はわりと楽(単調になりがちだけど)なので世界観とか雰囲気を楽しむという点でよいリメイクだったのではないか。

ゼルダの伝説 時のオカリナ

 ゼルダの伝説 時のオカリナ(Nintendo 64)1998

 今までプレイしたゼルダの伝説の中で一番難しかった。
 謎解きもヒントが少ないし、3Dゼルダは初めてだから2Dとは違う攻略法が求められる。各ダンジョンは難しいしボスもそれなりに手応えがあった。でも、なにより難しかったのは、64のコントローラーの操作性だった。難しい。プレステのアナログスティックに慣れているから感覚が違う。真っ直ぐ進むことが難しい。ギミックを攻略しても、まっすぐ進めなくて穴に落ちてもう一度最初から、ということもある。よくあった。あと、スティック操作で難しいのは弓。うまく狙えない。慣れればある程度、どの辺に飛んでいくか軌道予測はできるけど、狙いを定めるのが難しい。
 ファミ通40点なのはわかる。よくできていると思った。主にこのゲームがしたいがために2年前に僕はニンテンドー64を買ったのだ。3DS版もあるけど、64のコントローラーで操作する感覚が良いとネットに書いてあったので、64でプレイした。こんなに操作性に苦しむとは思わなかったけれど。次は名作と名高いムジュラの仮面をしたいけれど、メモリー拡張パックが確か必要で、まずそれを手に入れないといけない。他にも積みゲーはある。先に神々のトライフォース2をしようかと思ってもいる。毎年1本ゼルダクリアするというのはどうか。一番興味があるのは、トワイライトプリンセスでその次が風のタクトなんだけど、先に64のムジュラの仮面をしてから次に進む方が性に合っていると思うけれどどうか。そのうちします。そのうちが何年後かは知らない。

グラビティデイズ

 GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動(Play Station Vita)2012

 Vita向けに開発されたソフトなので、マシンの特徴を生かした操作がよかった。重力の方向を操って飛び回るゲームだけれど、移動しているだけで楽しかった。音楽も良い。
 残念だったのは、戦闘が基本的に蹴りしかないこと。特に空中戦だと。地上ならそのへんの物体を重力を操って投げて攻撃ができるけど、そんなに多くのオブジェクトがどこにでもあるわけでもない。ボス戦はめちゃくちゃ強いとかいうのがない。苦戦しても敵の攻撃方法とかわかれば攻略は容易。戦略を練ることがない。特定の何かを壊して、そこから出てくる物質しか効かない敵とか、そんなのがいても良かったと思う。戦闘は単調だった。もう一つ残念な点が、ストーリーだ。今作での事件は終わったけど、世界観の根幹に関わる部分がきちんと描写されないままで終わった。ストーリー進めていけば明らかになるんだろうなという展開の仕方だったので、次回作に持ち越し、はいただけない。ゲームとしてのボリュームもそんなに大きくないので、第一部完みたいな終わりじゃなくても良かったと思う。容量的な問題でそれ以上無理だったのかもしれないけれど。
 その分、世界観とか操作性に力を入れているのはわかる。その点に関しては、Vitaをもっている人はぜひ体感したほうがいい。全員プレイしたほうがいい。という感じだ。
 続編はPS4を買ったらするかもしれない。ていうかなんでPS4なんだよ。

ドラクエ4の6章

 ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち(Play Station)2001

スーパーマリオオデッセイ

 スーパーマリオオデッセイ(Nintendo Switch)2017

 いやぁ。3Dマリオなんて馬鹿にしてたさぁ。がねぇ、想像以上に楽しくって感動したぁ(ジョナサン・グレーンの口調で)。
 そうなのだ。僕は3Dマリオなんてやったことないし全然興味もなかった。でもこの作品は旅がテーマらしいと聴いて、やらないわけには行かなかった。旅人のサガだよ。2Dマリオですらそんなに得意じゃないのに、3Dのマリオなんてしたいとも思わなかった。それなのに旅をしたかった僕はプレイした。3Dマリオってこんなに面白いのか。正直、マリオは横スクロールで、各種ギミックを攻略しながらゴールを目指すものだと思っていたから、3Dマリオの広大なフィールドというか何をしたらいいのかどこに行ったらいいのか自由すぎる感じが僕は受け付けないと思っていた。古いゲームばかりしているから3Dの奥行きのあるゲームに慣れていないから食わず嫌いなところもあった。3Dゲームの映像は見たことはあったが、あまりそそられなかった。でもいざプレイしてみると印象は大きく変わった。とても楽しいのだ。しかも最近のゲーム、めちゃくちゃ映像がきれい。リアルな人間じゃなく、等身の低いマリオやキノピオなどがとてもきれいな映像として画面の中にいるのだ。リアルすぎる映像より逆に感動した。敵やステージの質感も驚くばかり。時代に置いていかれている僕はどのステージに行っても感動しっぱなしだった。
 ステージそのものはとても難しいというものはあまりなかった。全パワームーンを集めようとするとテクニカルなステージとか頭を使わないといけないものもあるけれど、ストーリーをクリアするだけならそんなに難易度が高くない。とりあえず、ストーリーは最後までクリアした。充実した時間だった。でもクリア後の要素がそれまでのストーリーの倍ぐらいのボリュームであって飽きさせない。完全攻略まではまだこれからだ。
 あと、このゲームはSwitchのスクショ機能を利用した写真モードがあって、任意のタイミングで写真を取るモードに変えられる。画面を一時停止して、アングルを変えたりフィルターを掛けたりすることができる。旅がテーマだから、旅といえば写真でしょという粋なはからいが見て取れる。そんな機能別にいらなくない? と思っていたけれど、これがハマるのだ。最近のゲームすげぇなって僕は感動しっぱなしだった。
 全パワームーンを集めるまでプレイしたいです。来年もよろしく。

総評

 ワンダと巨像がとてもよかった。

プレイ中のゲーム

・CRISIS CORE FINAL FANTASY Ⅶ
・FINAL FANTASY XI
・FINAL FANTASY XII
・サガ2 秘宝伝説
・すってはっくん
・弟切草 蘇生編
・ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

来年したいゲーム

 何本できるかな。

・ドラゴンクエスト6
・DOD3
・ニーア・レプリカント
・ゼルダの伝説 風のタクト
・ゼルダの伝説 スカイウォードソード
・ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
・ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
・リンクの冒険
・FF零式
・FFXⅢ(とそのシリーズ)
・時空の覇者サガ3[完結編]
・DSのサガ2
・DSのサガ3
・マザー3
・ルイージマンション
・デュープリズム
・クロノ・クロス
・ゼノギアス
・パラサイト・イヴ
・パラサイト・イヴ2
・かまいたちの夜
・街
・エコーナイト
・ベイグラントストーリー
・スーパーマリオRPG
・マザー3

気になるゲーム

 あるよね。

・サイレントヒル
・サイレン
・デモンズソウル(とそのシリーズ)
・バイオハザード
・Xi
・ドラゴンクエストⅦ
・ドラゴンクエストⅪ
・バウンサー
・武蔵伝
・ニーア・オートマタ
・FF XⅣ
・人喰いの大鷲トリコ
・メタルギア・ソリッドⅡ以降
・ジルオール
・ヴァルキリープロファイル
・オクトパストラベラー
・FFCC
・アーマード・コア
・マリオカート64
・ピンボールオブ・ザ・デッド
・ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
・RULE of ROSE
・蒼天の白き神の座
・FRAGILE~さよなら月の廃墟~

 人生は短い。ゲームばかりしている場合だ。

もっと本が読みたい。