縁川央

この人生はフィクションです。

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  • ニュートン式超図解まとめ

    ニュートン式超図解 最強に面白い!! のまとめ。気になったら読もう!

  • 月刊読んだ本

    毎月読んだ本をまとめる。もっと本を読めという自分への戒め。

  • 本の話

    本の感想のような何かを書いています。

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    最近観た映画の感想というか備忘録とか。昔見た映画の話とか。

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    人生は短い。ゲームばっかりしている場合だ。

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おすすめの勉強法

 そんなものはない。  というか諸説あります。  自分がそれでうまくいったからといって他の人も同様にうまくいくかはわからない。あるいは自分は最適だと思っている方法よりもっと効率的な方法があるかもしれない。そんなことはわからないし、新たな方法を身につける時間があれば自分のやり方をより洗練して勉強した方がいいかもしれない。  だからこんな文章を読んでいる時間があれば勉強した方がいいのだろう。でも息抜きも必要だよと思う人は読めばいいのかもしれない。  そして、これは個人の意見な

    • 最近飲んだ酒【2024.03】

       ベルギービールを飲んだのさ。  デュベルのグラスも手に入れました。  泡がもこもこ。これが悪魔の名を冠するビールか。おいしい。  シメイはトラピスト・ビールなので、聖杯グラスで飲みたいけれどそんなものは持っていないのでこちらもデュベルのグラスで飲んだ。  レッドはかなり好み。  後味がおいしい。  グリーンはシメイ150周年を記念して作られたビール。  フルーティで激ウマ。  おいしい。  人気の理由がわかる。おいしい。  結論としては全部おいしい。  シメイ

      • パラドックス まとめ

        『ニュートン式超図解 最強に面白い!! パラドックス』より  上記書籍の興味深かった点、知らなかったこと、等をまとめます。 ・「パラドックス」の語源はギリシア語で反対という意味の「para」と定説や考えという意味の「doxa」 ・囚人のジレンマは考案から60年以上経った現在でも、統一した見解がない真のパラドックス。 ・満室の無限ホテルに、無限の客が泊まることができる。数学的には正しい。 ・銀河系内にある地球に似た惑星の数は1300億個。 ・弟のほうが歳をとっている

        • 月刊読んだ本【2024.03】

          コーヒーの科学 旦部幸博 (ブルーバックス)  普段何気なく飲んでいるコーヒーにもこんなに奥深い世界があるんだ。そしてまだわかっていないことも多くあることが逆に魅力だと思う。  そしてコーヒー飲みたくなる。小学生の頃から毎日飲んでいるというのに。本当においしいコーヒーを僕はまだ知らない。 悪魔の手毬唄 横溝正史 (角川文庫) ウィザーズ・ブレイン アンコール 三枝零一 (電撃文庫)  これでホントの終わり。  本編未収録の短編と描き下ろし。  20年以上シリーズを追

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        おすすめの勉強法

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        • ニュートン式超図解まとめ
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          光 まとめ

          『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 無』より  上記書籍の興味深かった点、知らなかったこと、等をまとめます。 ・赤色の光は屈折が小さいので少し遠くで焦点を結ぶ。紫色の光は少し近くで焦点を結ぶ。これを色収差と呼ぶ。 ・反射鏡を使えば色収差は発生しない。 ・大気により光は屈折しているため、水平線に太陽の下端がさしかかったのが見えるとき、太陽は水平線の下に沈んでいる。 ・全反射が起きはじめる角度を「臨界角」という。水の臨界角は48度。 ・鳥類は紫外線も見えるらしい。

          光 まとめ

          無 まとめ

          『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 無』より  上記書籍の興味深かった点、知らなかったこと、等をまとめます。 ・漢字の「無」はもともと「まう」の意。「ない」の意味で使われ始め、「舞」という字が新たに生まれた。 ・ローマ数字にはゼロはない。最大は3999(MMMCMXCⅨ)。 ・絶対温度4.2度(4.2K)付近で水銀の電気抵抗がゼロになる。電気抵抗がゼロなので電流が永久に流れ続ける(「超伝導現象」)。MRIやリニアモーターカーに応用。 ・原子核を東京駅に置かれた1

          無 まとめ

          だから読者は感想しか書けない。

           ついに岡崎隼人の新刊が出た。こんなにうれしいことはない。生きててよかった。  以下、岡崎隼人『だから殺し屋は小説を書けない(講談社)』の感想文のようななにか。 小説小説 18年ぶりの新刊である。岡崎隼人のデビュー作を僕が読んだのは15年ほど前なのであまり内容は憶えていないが、他の作品も読んでみたいと思う作家だっただけに2作目が刊行されて嬉しい。これを機に1作目も文庫化してほしい。  物語は、殺し屋の話である。殺し屋の主人公は自分のターゲットが事件の犯人ではないのではない

          だから読者は感想しか書けない。

          悪魔の手毬唄考

           以下、横溝正史『悪魔の手毬唄』の感想文のような何かである。  ※多少のネタバレ注意。作品の内容の感想ではあまりないですが。 登場人物が多すぎる 勘弁してくれ。  登場人物が20人を超える作品はぜひとも、巻頭に家系図や主要登場人物一覧をつけてほしい。僕は混乱する。  ひとは登場人物が多すぎる作品を読むと、登場人物が多すぎる! となる。興奮する。  例えば、島崎藤村の『家』  例えば、トルストイの『アンナ・カレーニナ』  あまりにも長大な作品とか、シリーズ物とかなら登場

          悪魔の手毬唄考

          月刊読んだ本【2024.02】

          不安障害がよくわかる本 福西勇夫 監修 (主婦と生活社)  よくわかる話だった。そういうわかるじゃないか。  僕は特に他人の視線が気になる。他人に見られるの怖いし、他人の目を見れない。なに見とんねん、て言われると思っている。他人の目が怖くて、他人が後ろにいるとポケットに手を入れるのにすら躊躇してしまう。最近はそこまででもないけれど。そしてそれが病気なのかどうかは正直良くわからない。あと、人前で話すもの怖い。それは吃音症だからというのもある。大いにある。そのせいなのか、それ

          月刊読んだ本【2024.02】

          『数覚とは何か?』とは何か?

          問 問1.数列Aおよび数列Bは、1~2000の数からランダムに10個抽出したものである。どちらの数列がより偏りなく分布しているか。  AよりBの方がバラけている気がする。直感ではそう思う。  でも実際にはAの方は約200置きぐらいに均等に分布している。Bは指数関数的に分布している。  Bの方がバラけているように思うのは、それは心の物差しによるものである。  問2.各枠の中に点がいくつあるか瞬時に判断してください。  これは簡単だろう。一瞬で考えるまでもなく2、3、3、2

          『数覚とは何か?』とは何か?

          月刊読んだ本【2024.01】

          恥辱晩年の子供 山田詠美 (講談社文庫)  才能しかない。もはや怖い。  収録されている短編のほとんどが、子供時代のことを描いている。子供の時のあの感覚を。どの感覚? そんなもの忘れてしまった。でも読めばそんな感覚を持っていた気がするんだ。それはきっと、子供には子供の社会があって、それは小さなコミュニティで、そこしか世界を知らないからそんな気がするのだ。犬に噛まれて狂犬病になると絶望する少女は、飼い犬は大丈夫だと母親に言われるまで知らなかった。新しく知ったのは狂犬病という

          月刊読んだ本【2024.01】

          恥辱

          まえがき 今年もこの季節がやってきた。  今年も発症してしまった。  ハヤカワepi文庫の季節。 2024 今年はジョン・マクスウェル・クッツェー『恥辱』である。  Disgrace / J.M.Coetzee (1999)  鴻巣友季子 訳  もちろん僕はクッツェーがどんな作家かは全然知らなかった。  書店に行くと『ポーランドの人』という彼の最新作が売っているのが目につく。白水社のツイッターでも何度も流れてくるあの緑の表紙の本だ。「ポーランド」や「クッツェー」とい

          月刊読んだ本【2023.12】

          どろどろの聖人伝 清涼院流水 (朝日新書)  清涼院流水によるどろどろキリスト教シリーズ第3弾。  知らない話ばかりでおもしろい。ていうかすぐ処刑しすぎでしょ。それだけキリスト教が脅威的な存在だったというのもあるだろうけれど。 SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと チャールズ・ユウ/円城塔 訳 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)  メタフィクションの展開になって複雑だった。ループに囚われた母と失踪した父に思いを巡らせる自分がループしている。しかも未来の自分から届けられ

          月刊読んだ本【2023.12】

          今年観た映画【2023】

           観た順です。 ・カサンドラ・クロス(1976) ・ザ・ハリケーン(1999) ・あなたに降る夢(1994) ・ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021) ・天使の涙(1995) ・ONE PIECE STAMPEDE(2019) ・勝手にしやがれ(1960) ・アトランティスのこころ(2001) ・冬のライオン(1968) ・ゲット・バック(2012) ・ヒッチコック(2012) ・レベッカ(1940) ・トッツィー(1982) ・グリーンブック(2018) ・

          今年観た映画【2023】

          テン・ナイン・ストーリーズ(ズ)

           サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』が好きだ。  新潮文庫で読んだ。だいたいみんなそうだ。  2016年、僕は神保町で講談社文庫の『九つの物語』を発見した。  2019年、僕は百万遍知恩寺の古本まつりで文建書房の『J.D.サリンジャー作品集』を発見した。  そして10冊の『ナイン・ストーリーズ』をいつの間にやら手に入れていた。  10冊と言っても、装丁が違うだけや版型が違うバージョン(基本的に中身は同じ)も混ざっている。  この度、それぞれの訳で読んだのでそのレビューをし

          テン・ナイン・ストーリーズ(ズ)

          月刊読んだ本【2023.11】

          なめらかな社会とその敵 鈴木健 (ちくま学芸文庫)  文庫本のふりをしているけど論文だった。著者の提案する伝播投資貨幣や伝播委任投票がどれほどうまく機能するかは実際にやってみないとわからないよなと思うし、それをやるということは、新しい価値観を受け入れることでそう簡単に浸透するとは思えない。そういう問題点がある。それが敵であり、どのように向き合っていくかは難しい。現状のパレスチナ問題やウクライナの事情等を目の当たりにして次の時代を考えなければならないのは現代を生きる我々の使

          月刊読んだ本【2023.11】