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【暮しの養生手帖2021 6月5日 芒種】

二十四節気に合わせてその時にお伝えしたい「やすむ」「たべる」「うごく」の小さなコツをお伝えしていくマガジンです。

6日だよね…と思ってたら今年は5日なんだった。また遅れてしまった。


【二十四節気 芒種】

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早すぎる梅雨入りを嘆いていましたが、途中に大雨が挟まっただけで、ほぼ「暑い」ことへの警戒が強まってる感じです。

なんか、むしろここ数年こういう天気が続く頃って印象がないけど…どうだろう。最高気温は高い。だけど起きたとき少しひやっとする。あんまりない感じ。梅雨あけするともっと怒涛の暑さになってる感じ。この文章を1年続けてみたらまたその印象の正しさを検証できるでしょうけど。

湿度は高い、というほどではないけど春ほど低くはないし、うちは山が近いからかやはり蒸し暑くは感じます。


【やすむ】

前回、寝室の環境を整備する話をしました。私のところへ来られる方や周りの人で除湿機を導入した人がわりといて、みなさん「よかった」と言っておられるので、よかった。

(よかったと思ってない人はうちに来てないか言わないかかもしれない)

何人かおっしゃってたのはやはり「音がうるさい」ことと「気温が上がる」ということ。

これについては、自分のいる部屋で回すのはやっぱり厳しいと思います。私は機械音がずっと鳴っているのに弱いので無理です。

なので、いない時間=その部屋で過ごす前の時間にかける、という使い方をしています。寝る前のお風呂に入る時間。朝起きてでかけたあと。雨の日の施術室から帰る時。など。


引き続き「うまく眠れない」という人はよく聞きます。この1年の世の中を過ごしてきて、心身、とくに心が受けるストレスが強いのは影響しています。

それに加えてお天気(気温、湿度)の変化が大きく、特に急に暑くなったことも影響があります。

「まあ、寝れへんことも、あるわな〜」

ぐらいのここ最近だと思います。梅雨のはじめなんか、肌寒いくらいから急に気温が上がって「気温が高めのゾーンで、春みたいな気温変化」をしていたところがあり、まさに春っぽい一連の不調がみんな出て、その中に不眠もありました。

しょうがない。

だけどあきらめない。

できるだけ長めに睡眠のための時間を取る。眠れていない時間もあるから。

ストレスを、考えてどうにかするのはだいたい無理です。なにか行動する。ストレス源を解決するための行動を。それが「今は無理なこと」(育児とか介護とか)(それは私)の場合は、粛々と行動しつつ、頭にばかりエネルギーがたまりやすいので、体を使って開放する。つまり暴れる。


【たべる】

案外、晴れてるから食べられている人も多そうですが。前回予告したことを説明しますね。

梅雨時はとにかく「食べすぎないこと」。

梅雨時に限らずだけど特に梅雨時は「炭水化物、糖質をとりすぎないこと」。

東洋医学では季節によって影響を受けやすい臓腑(臓器、に近いけれど東洋医学の概念)があって、梅雨時は「脾(ざっくり消化機能全般)」が弱りやすいです。(正確には梅雨、というのは日本の気候で東洋医学とは呼び名が違います)

「脾(消化機能)」は湿気に弱いので、まず「梅雨」というだけでおなかの調子は崩しやすいです。

そこに、体の中に湿気を増やしやすいものを食べると、余計に負担がかかって弱ってしまいます。

「脾(消化機能)」はみずみずしい食べ物を口から入れて、それを水分とエネルギーに分ける、ということをやっているので、弱ると、そして量が入ってきすぎると、さばききれなくて体に水が余ります。これがむくみです。

体がむくんで湿気があると、ますます消化機能が弱るので、さらにむくんでいきます。これがだるさになります。

そんなわけなので、まず、食べすぎないこと。

そして、炭水化物・糖質を摂りすぎないこと。

この2つを考えて食事をとってみてください。

具体的には「なんか蒸し暑くて食欲ないしシナモンロールとフラペチーノかな〜」とかはやめましょう。それ全部糖質と脂質やで!


【うごく】

梅雨時である、というのと、今年に関してはもう夏の準備をしないとなりません。っていうか夏になってしまった。

暑熱馴化、つまり暑さ馴れをしないと熱中症になってしまう危険性もあります。

暑さ、というのは気温だけではなくて、湿度にも影響されます。そして馴れていない、ということも熱中症の大きな原因になります。

立夏にも書いていましたがその時以上に今は熱中症の危険性が高いです。

暑さに身を晒す時間を作る すでにエアコンが入っているところもありますし、暑いな〜、と避けてばかりいると馴れることはできません。朝、夕方など時間を選んで暑いところで歩くなど、必ず短めの時間から始めてください。少しずつ長くできるとベターです。

水分補給を適切に 朝からしっかり水分をとってからでかけましょう。このとき、できるだけシンプルに摂るといいです。水とかお茶とか。糖分が入っていたり、ミルクを入れたりしているとそれは半分食べものになってしまって吸収に手間がかかるし、あとむくみの原因になります。コーヒーは水分補給にはなりません。ビールも。

喉が乾いたら飲む、にしていると、案外気づかないものです。決めて飲んでください。おすすめは水筒を使うことです。最近はマイボトルって言うのか。タンブラーでもいいです。とにかく「今日ここまででこれだけ飲んだな」を把握できるのが大事。


【ゆにさんの養生暮し】

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お弁当は楽しく作っていますが、できない日もあります。昼の外食も以前に比べたら積極的に行ってますが(店が残ってほしい)、こないだは朝少し時間があったので、セブンイレブンまで遠征しました。最寄りセブン(平安神宮前)まで2キロ。うちの近所は行けども行けどもファミリーマート。

セブンイレブンになかなか行けないので、憧れと化していて、ちょっとテンション上がってしまいます。そんな中でも栄養を考える養生の人。

よだれ鶏はタンパク質32g!ちょっと味濃いめだけどおいしかった〜。

生野菜を食べたかったけどほとんどレタス、みたいなものが多くて(色の濃い野菜がない)、今回はスルー。

850円くらいかかったのと、プラゴミが多すぎてあーあ、という感じでしたが、たまの祭りだと思えばよしとしておきましょう。


セブンイレブン、冷凍の「肉入り野菜ミックス」とかあって、アカン今日は無理!みたいな日はそれで袋ラーメン作って卵落とすとかでもわりといけそうだし、バラ売りのお惣菜もいろいろあって、忙しい時には使えそう。しかしプラゴミ…

コンビニやデパ地下はたまに買い物をして、「サラダにこの組み合わせか〜」などの学びを得るという使い方はします。しょちゅう使うとお財布に厳しいのとプラゴミがつらいのです(しつこい)。


最近痩せてきた、という話を次回はします。

京都で、2018年生まれの怪力男児を育てつつ鍼灸院をやっている私、の日記。