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【暮しの養生手帖2021 7月7日小暑→7月22日大暑】

二十四節気に合わせてその時にお伝えしたい「やすむ」「たべる」「うごく」の小さなコツをお伝えしていくマガジンです。

もうね〜、遅れたので、合併して出します。タイトル長くなった。そして遅れた。

【二十四節気 小暑→大暑】

前回の記事を出したあと、ちゃんと梅雨がきました。しかもけっこう激しいめの。熱海で起こった土石流が7月3日、その前後で日本中で大雨の長雨が続きました。

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予報での温度の割に「暑い」という感じはなくて、ただただ、雨がつづいて湿気が抜ける暇がないという感じ。湿気に弱い人がどんどんしんどくなっていて浮上のタイミングがなくなってしまった。メンタル不調の人もけっこう多くなっていました(当院調べ)。あとで書きます。

そのあとは、京都で言えば晴れ…るのかと思ったら急に恐ろしい雷雨&強風、そしてまた晴れる、という「変化が急すぎる上に激しい」という日が続いて、疲れたり、クラクラめまいしたりした人もいたんじゃないでしょうか。


そして梅雨が明けたら急にむちゃくちゃ暑い、んだけど連日38℃超えとかを経験していると「気持ちいいぐらいやな」と思う…人は体力ある人。今の段階で「やっぱアカン」な人は梅雨でやられてしまった人。


【やすむ】

寝るときのエアコンの使い方、を尋ねられることが多いですが、それぞれです!

というと身も蓋もないわけですが、その人の体力、感覚の様子、部屋の場所つくり、そもそも住んでいる場所など、違いがありすぎて一概には言えません。

・気温が上がりすぎないようにエアコンで調整

・湿度が上がりすぎないように除湿機またはエアコンで調整(単機能の除湿機は温度が上がるのでエアコンとの併用、タイミングをはかる」

・扇風機やサーキュレーターで空気を回す

の組み合わせです。

体感も大事ですが、実際にどうなのか知っておくといいです。特に湿度はなかなか体感でわかりにくいし、湿度が高いと実際の温度以上に暑く感じるので、部屋を冷やしすぎる原因になります。私が使っているものはドラッグストアで1500円前後で買ったものですが充分です。湿度が下がると快適度が上がることが実感できますのでぜひ。

ネットで見つけた記事ですがメモ代わりに貼っておきます、参考にどうぞ。




【たべる】

そもそも胃腸は湿気に弱いので、雨が続いていたというだけで食欲はなくなります。特に、鉄分やタンパク質を摂れる食品を「重い」「食べづらい」と感じてしまうので、そういったものが不足しがちになり、元気が出ません

梅雨の間にそうなってしまうと、その後のこの暑さでは食欲が出ず、ますます「食べられない」が加速してしまいます。

炭水化物、糖質は摂りすぎると体にむくみをふやしてしまうので、夏についつい「そればっかり」食べてしまうと、むくみ=湿気でますますおなかが弱ります。

そうめんを食べるなら、例えばツナや卵、ハムなど、食べやすいものを探してたんぱく質を一緒に食べる。牛肉などの肉が食べづらければ、豆腐や納豆などの豆製品を増やしてみたり、汁物に卵をといて入れたり、たとえば骨付き肉を煮込んでスープからとったり、少しずつでいいので食べましょう。食べているうちにまた食べられるようになってくるので。


【うごく】

これまでに「汗かいといて!」と言っておきましたができたでしょうか?

今から運動をするのにはとにかく「時間を選ぶ」ことが必要です。この時期に動くことには熱中症の危険性が高くなります。

熱中症の予防には、温度と湿度の両方をみる暑さ指数(WBGT)というのがあります。

この時期にスポーツ系のイベントがあったり、お子さんの部活などがある人は配慮したほうがいい指数です。現場の指導をしている方が参考にされているかどうか、は現場によってまちまちなのですが。

かんたんに言えば、温度がそれほど高くなくても湿度が高いと熱中症の危険が高まる、ということなので、ただでさえ気温が高い今の時期はいつでも注意が必要です。

自分で屋外で運動をするには、もう朝か、夜しかありません。もしくは屋内で。そう考えると、夏は実は運動不足になりやすい季節でもあります。子どもがいたり部活やってたりするとありえないことだけど、そうじゃなくなって気づきました。

時間と場所、環境に気をつけて、なにか動きましょう。夏は動くべき季節なので!


【ゆにさんの養生暮し】

前回は、産後にやっと体力が充電されたところで、呼吸を見直したら上半身が痩せた、という話でした。

梅雨どき、月経周期もあってややもっちゃりしましたが、梅雨が明けてみたらぐっと絞れていました。湿気ってやっぱり太った感じがしてしまうし、その時に「いろいろやってんのにまた太った…もうええわ」ってなって甘いものとか食べると太る、っていうの、やりがちだけどもったいないのでそこが我慢。


さて、運動できる体力が戻ってからの私のボディメイクはごく単純で、

・余分に食べている分をやめる

・できるだけ毎日、数分でもいいから動く


余分に食べている分、というのはたいていが間食です。いただきもののおやつ、さっと食べてもお茶碗1杯くらいのエネルギー量はあり、その「さっと」で「毎日、ごはんをマンガ盛り」ぐらいのカロリーになってしまいます。夕方におなかがすきすぎるのでちょいちょい食べていたものを、ナッツとか小魚とか豆乳飲むとかにしました。あとお茶とか。


毎日動く、についてはyoutubeのエクササイズを昼休みに10分程度。あとは息子がバス通園にはまり、合計20分程度ですが歩くようになりました。

youTubeのエクササイズについては、Twitterにハッシュタグ#やめてへんしをつけて記録、とぎれとぎれでもやめてへん、と思って続けています。こういうの。

エネルギー量(カロリー)、減らしているのも、運動自体で消費しているのもさほど多くないけど、積み重ねの効果を実感。


そして運動については、やっている10分の消費だけではなくて、エクササイズをすることで筋肉がついてきてそこでの消費が多くなってきたり(これもじわじわとだけど)、

それより何より、普段やらない動きをやることで、日常の動きが大きくなる、という効果があるのを感じます。

人は普段、自分の決まったパターンの動きをしているもので、特に都市生活だとそれがわりとこじんまりとした限られた動きになってしまうもの。

そこに、1回数分のエクササイズでもはさんであげると、体が「そっか、そんなふうにも動けるんだ」ということを思い出して、日常の動きが多彩になります。そして軽く動けるのでアクションを起こしやすくなり、よく動く生活になっていきます。ちょっと乱暴な論ですけど。

私で言うと、下半身のトレーニングが進んできて、明らかに歩き方が変わりました。体の後ろ側の、お尻やもも裏の筋肉をより使えるようになって、そうなると歩いていることが軽い筋トレになってくる感じもある。

子育て中とか仕事忙しいとかで、ジムに行ったりまとまった時間のトレーニングができなくても、こうして数分の筋トレを日常に取り入れていくだけでも、毎日生きてれば効果が出てくる。だんだん体が絞れてくるのが楽しくなってきて、ほんとは特に食べたくないものをなんとなく食べるみたいなことがどんどん減って、もっと効果が出てくるようになってきています。楽しい。

最近ハマったマーベル映画の女性たちがみんな強くて美しいのも励みになっています。

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京都で、2018年生まれの怪力男児を育てつつ鍼灸院をやっている私、の日記。