見出し画像

【暮しの養生手帖2021 2月18日 雨水】

二十四節気に合わせてその時にお伝えしたい「やすむ」「たべる」「うごく」の小さなコツをお伝えしていくマガジンです。


最後の【ゆにさんの養生暮し】は有料にしてみてますが、これはこのあとに有料にふさわしい情報がありますよ!ということではなくて、投げ銭的な感じで送ってくれるような人には私のたいしたことない暮しの中のこつをお伝えしてもいいかな、ぐらいの感じです。

【二十四節気 雨水】

さあ、雨水。雪が降っていたものが雨になり、積もっていた雪も融けて水となる、という頃です。


お天気はやばい。

画像1

これを書いているのは17日の19時頃ですが、「極寒」ときた。午前中、京都はえらい雪が降っていました。雨水……とは。

そして週間予報、21日22日は19℃。実に、18日の4℃からだと「5倍」近くになりますね。

「雨水」っぽさ、というのはなかなか定義が難しいけれど、少なくとも、-2℃、まで下がるのは下がりすぎだし、19℃まで上がるのは上がりすぎ、でしょう。


【やすむ】

どんな季節であれ「気温差が大きい」は、単純に、体温調整をあずかっている自律神経が混乱しますし、変化に対して調整し続けているのでとても疲れます。

この1年、どこで養生のことをお話ししても「多めに寝てください」ばっかり言ってきた気がするけど、これからの2週間もまたそれを言いたい。

理由は2方向からあって、

・これだけ気温差があると、なにか疲れることをしていなくても、生きてるだけで疲れる。

・急に暖かくなると、うまく眠れなくて夜中に目をさますことがありそうで、布団の中にいても眠れていない時間が発生する。

そんなわけで、昼間に元気に活動するためにも多めに睡眠のための時間をとっておきたい天気。


【たべる】

これもまた難しいのだけど、週間予報を見て、翌日翌々日くらいまで見て考えましょうか。

これを書いている17日はとても寒いし、明日も寒いことがわかっているので、少し脂も入った肉入りの煮込み=ハヤシライスにしました。サラダは、昼のあたたかいときはつけようかな〜とか思いましたが、夕方冷えてきてやめました。


しかし19℃まで上がるとなると、まだ体温を発散するのが難しいので、「暑い!」と感じて冷たいものを摂りたくなりそう。だけど朝晩は冷えるので、冷たいものを摂るのではなくて、

・あつあつにして食べるもの、体を温めてくれる食材(お肉など)を控える

・葉物野菜を増やして食事を軽やかに

・香味野菜などを使って香りで「すっとする」感じを出す

くれぐれも、冷やしすぎない!ということで。

【うごく】

気温が上がって、自分の「外」から入ってくる熱も多い、

冬の間に蓄えた(しっかり休んでいれば、だけど)自分の「中」のエネルギーもそろそろ動こう!と取り出されてくる、

だけどまだ、体が冬モードでうまく熱を逃がしきれない…

となると、東洋医学の人は「のぼせ」と呼んでいる、エネルギー(「気」)が体の上の方へ上がってしまうようになります。

のぼせというと長くお風呂につかっていたときに使うことばですが、もう少し広く、頭痛が出たり、鼻の奥の炎症があったり、食欲が失せたり、イライラしたり、といった症状も含みます。


これに対応するには、動くこと!

汗をかく、というよりは、上がってしまった熱を体の下の方や、手足の先など隅の方にまで流して、からだの中での偏りをとりたいので、そんなに激しくなくていいので、振り回す系や弾む系がよし。

いつでも勧めてしまうけど、ラジオ体操ほんとうに合う季節です。


【ゆにさんの養生暮し】

ここから先は

532字 / 1画像

¥ 100

京都で、2018年生まれの怪力男児を育てつつ鍼灸院をやっている私、の日記。