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【暮しの養生手帖2021 4月20日 穀雨】

二十四節気に合わせてその時にお伝えしたい「やすむ」「たべる」「うごく」の小さなコツをお伝えしていくマガジンです。

【二十四節気 穀雨】

今日これを書いているのは実は22日なのですが、実際にはこれよりも気温が上がり、最高26℃まで京都は上がり、今日22日の名古屋の予報は28℃でした。

「穀雨」は「春雨が百穀を潤す」という季節で、今年で言うと先週がそんな感じで、雨の日が数日おきにありました。

でも、明らかに気温がこの時期にしては高いし、それなのに最低気温が低くて、疲労感があります。なんと台風も沖縄をかすめるようなルートで発生して、季節の進みが早すぎる…と考えるか、暖かかった冬からしても、「気温が高い」と考えるか。

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いや、それにしては最低気温が低いのが問題です。

「差が大きい」のは疲れる

しっかり休むことと、気温差には着るもので対応すること、をこころがけたいです。


【やすむ】

睡眠異常が出ている人は長めに休む!

ちゃんと身体も疲れるように、昼間に動く!

は、繰り返し。


それに加えて、お風呂につかることを勧めます。

これだけ気温差があると、その調整に身体もすごく疲れますし、身体の部位によって体温に偏りが出ます。いちど湯船につかって、それを一律にする手助けを。

あとむくみが出ている人も多いので、水圧でマッサージする意味でも入浴しましょう!


【たべる】

春の土用が4/17〜5/4です。土用の時期はおなかに無理をかけないようにしましょう、といわれています。

今年で言うと、急に気温が上がったことでののぼせと、気温差での疲れでおなかがうまく働いていない人もいるので、まず「食べすぎに注意」


それから、少し先のことを考えておくと、多少おなかが元気じゃないときでもたんぱく質を摂れるものを、自分仕様で探しておいたほうが良さそうです。

例年この時期は食欲の心配はあまりしない時期だと思うのですが、今年はストレスとかのぼせでむーっとして、しっかりしたものを食べにくくなっている人がすでに出ています。

だけど考えてみると、このあと梅雨がきます。この調子でいくと気温が高くて湿度も高い、もわ〜っとした梅雨。

そうするとお肉とか魚とか食べにくくなって、たんぱく質不足と貧血ぎみに。

さらっとしたもの食べて乗り切ろう…と思ってたらガンガンに暑い夏が来てますます食べられなくなってたんぱく質不足と貧血が加速…


と、いうのが今見えそうなので、今、ちょっと暑く感じるからって冷たいものやアイスなんかばかり食べないで、まずしっかりと栄養(カロリーだけじゃなくて)を摂れるものを食べる。そして、その中で、むーっとしてるときでも食べられそうなものをリストしておく。というのをおすすめしたいです。


【うごく】

じっとしているばかりだと固まってしまうのとのぼせが出やすい、というのは前回までと同じ、継続です。動いた方がいい。

それに加えてもう一つ、暑さに慣れるために外に出る時間を作った方がいい。

この時期にそんなこと言うなんて!ですが、一度は落ち着きそうな気温も、また例年より早めに高くなってきそうです。短時間でいいので、外に出て陽に当たりましょう。


とはいえ、出勤してから退勤するまで屋内にいる、という方もありそうです。そういう方はとにかく、気温差にやられないように。薄手の上着や首にまくものなどで防御してください。


【ゆにさんの養生暮し】

ゆにさんは、咳喘息になりました。

黄砂のアレルギーがきっかけで、少し感染もあったと思われます。声が全く出なくなり、その後咳が。

ちょうど連休を取っているときだったのでよかったのですが(お休みなのに…)(休みだからか…)、新型コロナの心配もある今日このごろ、だいぶ心理的にやられました。

気持ちが弱るのでまたしんどくなる、という。


数日、療養して様子を見、耳鼻科を受診したところ、

「あなた去年もまったく同じ日にまったく同じこと言うて来てるね!」

そして恐るべきことに、翌日のFacebookに「2年前の思い出」として、「全然声が出ない」と言っている私の書き込みが…


4月の後半はこういう感じになるようだ、という「ゆに暦」。さて、どう対処したらいいものか。

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京都で、2018年生まれの怪力男児を育てつつ鍼灸院をやっている私、の日記。