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TWDシーズン6ep11まで視聴した者がニーガン人気の理由を勝手に推測する

今、ウォーキング・デッドにハマっています。
友人が少しそそっかしい共通の友人を指して言った
『○○は逃げている途中で落ちてる空き缶とかに引っかかって音を出しそう』
という言葉が見始めた理由でした。

『ウォーキング・デッド』は、ゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語であり、荒廃したアメリカ合衆国で安住の地を求め、ゾンビから逃れつつ旅をする少人数のグループを描く。ゾンビは様々な名で呼ばれるが、主人公たちの集団はウォーカーと呼ぶ。
ウォーカーとはあらゆる生き物をむさぼり食う動く死人で、人間は脳が無事なまま死亡するとほぼ確実にウォーカーになってしまう。またウォーカーに噛まれた人間は間もなく高熱を発して死に、やはりウォーカーに転化する。ウォーカーを倒すには脳を破壊するしかない。
                           wikipediaより引用


ウォーカーが急に飛び出してくるシーンをあらかじめ確認し、
心の準備をしてから見るスタイルをとっているのですが、
次第にウォーカーの急な出現よりも、
主人公であるリック一行の身に誰が立ちはだかり、
どの仲間が犠牲になってしまうのかの方が怖くて、
全てのストーリーの概要をあらかじめ読み誰がどのシーズンで死ぬのかを知った上で現在シーズン6まで進んでいます。
このスタイルを今後、臆病スタイルと呼びたいと思います。
内容を知った上でもこんなに面白いのはウォーキング・デッドの面白さが、
極限の状態で人はどの様に感じ考え、何を選択し、どの様に未来を見るのかという人間の内面を描いているからだと思います。

私が視聴しているシーズン6ep11では名前のみでニーガン本人の登場はまだですが、手下の雰囲気やヒルトップの怯え具合からニーガンのヤバさが伝わってきます。
今後、様々な暴挙に出るニーガンですが
臆病スタイルをとっていく中で、割と人気である事が分かりました。
正直、信じられません。
そこで、ニーガンの登場を前に何故人気があるのか予想を立てようと考えました。
もちろん、ニーガンは好きではない!という方もいるとは思いますが、
あくまで私が思っていた以上にニーガンファンがいたという事です。






*******ネタバレがありますので気をつけてください********







大切な仲間を殴り殺したニーガン。(しかも1人ではない)
何故そんなニーガンを支持するファンがいるのか、今の私は全く理解できません。
殺してやりたい!ニーガンさえいなければ!と(おそらく)最初は全員思った筈なのに、何故でしょうか。





勝手な憶測1、かっこいい

ニーガンを演じているのは”ジェフリー・ディーン・モーガン
男からも惚れられる男って感じでめちゃくちゃかっこいいです。


個人的にはスーパーナチュラルの頃より渋かっこよくなっていると思います。
しかし、カッコいいというだけでアレをチャラにできるのか疑問です。




勝手な憶測2、キャラ変

もしや最初の登場こそ強烈な悪党だったが、
次第にまろやかに変わったのでは?
と思うのもこの様な話があるからです。

シーズンアンドレア役のローリー・ホールデンによれば、アンドレアは本来シーズン3で死ぬ予定ではなく、最終的にウッドベリーの住人のリーダーとなるはずであったが、撮影の3週間前に突如変更がなされたという。インタビューの際にローリーは「皆がショックを受けた。でもこれこそがウォーキング・デッド、確かなものは何もない」と語り、アンドレアの死はマザラの決定で、誰もこの決定を支持しなかったと明かした。
                    ウォーキング・デッドWikiより

この様に登場人物の生死に関わる部分まで突如変更されるので、
終末世界においての性格や考え方の変化は、説明の有無はなくとも容易い事でしょう。
現にリックもローリの死から情緒不安定になり、幻覚を見たり、考え方が変わった様なそぶりが見受けられるので、
悪党ニーガンも誰かの行動や発言によって生き方を変えたのかもしれません。




勝手な憶測3、低下

推しが殺された事によりTWDを視聴するモチベーションが徐々に下がり
シーズン7、8あたりで止まっている視聴者がいる。
私の身近にもシーズン8で止まっている人がいます。


現在最新のシーズン10まで見ている人は、
他に推しがいてこれまで犠牲になった仲間と同じ感覚なので
亡くなったのは残念だけれど見れなくなるほどではないから視聴している。
そして、悪党ニーガンにヒールとしての魅力があれば(きっとあるのでしょう)
見ている内に次第にニーガンファンになる。
そもそも、ニーガンを好きになる要素のある人が視聴しているからニーガンファンが多く見えている。




勝手な憶測4、適応

TWDの世界では肉体的にも精神的にも”強さ”がそのまま生死に関わってきます。
理由は違えど老若男女関係なく強くなりたいと願います。
その中でもキャロルの変化には目を見張るものがあり、
身内の死を乗り越え、
仲間を思い決断を下す早さに一切の迷いがない様に感じる時もあります。
見始めた頃はまさかキャロルがこんなに強くなるなんて思ってもいませんでした。

それは、TWDだけの話ではなく視聴者にも言えることではないのかと思います。シーズン1から一緒だった登場人物の死は悲しいけれども、
いつまでも悲しむだけでは前に進めない。
キャロルの様に仲間の死を悲しみその人の分まで前を向いて生きる姿勢が視聴者にも伝わっているのではないでしょうか。

推しのいない世界に適応した視聴者がニーガンファンになっている。




勝手な憶測5、悪党ではない

善と悪はそれぞれの立場によって変わる曖昧なものです。
誰かにとっての善は、別の誰かにとっての悪である。


リック達もこれまで様々な人間を殺し、
それにより更なる敵を増やし、いらぬ戦いをしてきました。
その過程で仲間内で意見が合わない場面も多々ありました。
そのほとんどが、やられる前にやらなければ!という仲間を思っての行為ですが
別の道があったかもしれないのに、相手を傷つける方法を選択する場面も。

やり方や程度の差は異なりますが
悪党ニーガンはリックと同じ様にコミュニティを守っているだけで、
実は悪党ではない。




勝手な憶測6、求めていた

ウォーキング・デッドは2010年に放送が開始され、
現在シーズン10まで制作されています。
海外ドラマは長く続くシリーズが多い印象ですが
その反面、視聴率の低下や制作費の問題で
物語の終わり方など度外視ですぐ打ち切りになるイメージもあります。
そして、尻すぼみで伏線が回収されない変な最後になってしまったドラマもあります。

そんなシビアな海外ドラマ市場において、
マンネリ化の問題は日本のドラマよりも深刻に捉えられているのではないでしょうか。

ウォーキング・デッドの世界観では、
コミュニティにおいての人間関係や役割、生活環境などの安定を登場人物達は求めます。
全員が同じ意思で動き、それぞれの持ち場を守る強固なコミュニティこそ生き残りに重要な要素です。

しかし、安定ばかりでは物語は進まないので、新たな脅威が立ちはだかりみんなで乗り越えるとうサイクルが生まれやすく、
他のドラマよりもマンネリが発生しやすい舞台設定かもしれません。
その繰り返しにより、視聴者はややマンネリを感じ潜在的にニーガンの様な
安定をぶち壊してくる強敵を求めていた。




以上の6点が、私の勝手に憶測したニーガン人気の理由です。
的外れな憶測なのか、この中のうちのいくつかは当てはまるのかは視聴をしつつ答え合わせをしていこうと思います。

そして、同時に私自身はニーガンを好きになれるのか
それ以前にあの衝撃のシーンの後にウォーキング・デッドを見続けられのか
その辺りは落ち着いたらまたnoteに書こうかなと思っています。



勝手な憶測を並べただけの駄文を読んでいただきありがとうございました。

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