【体験談】わたしが国際ピアノコンクールで1位をとれた理由
2019年、私が大学1年生の時でした。
私は国内で開催される、ある国際ピアノコンクール(アジア大会まであります)に挑戦しようとしていました。
このコンクールは以前もよく受けていたコンクールです。
しかし、前とは受ける姿勢が全く異なっていたのです。
私はその年、晴れて東京藝術大学にピアノ科で入学しました。
私は入学後、素晴らしい方々の仲間入りをしてしまったので、相当焦っていました。
自分が落ちこぼれるわけにいかなかったのです。
それからというもの、私は今までやったことのない時間数をピアノにあてました。
休日は一日中、8〜10時間練習したのです。
具体的な練習方法は、
まず弾き始めに通し練習(動画に撮っておきます)、
動画を見返す、
楽譜を見ながら自分の納得いかないところを部分的に細かく練習(片手ずつ、ペダルの使い方、間の取り方、音の響き、表情など)、
紙に、曲のイメージや楽譜に書いてある指示などを細かく順番に書いていく、
上手な人の演奏を動画で見る、
などです。
そこまでした理由が、
このピアノコンクールに繋がるのです。
私は、「この大学に入ったのなら、このコンクールで上位を取らなければならない」、
勝手にそう思っていたのです。
コンクール地区予選本番の2ヶ月前、私は必死に練習していました。まだ譜読み状態だったのです。
私は少し焦りながら練習に励み、本番を迎えました。
本番は無事事故せず弾くことができ、なんと二つの部門で金賞をいただくことができました。
そして今度は全国大会への準備を進めるのです。
私は金賞が取れたことで舞い上がっていました。
その興奮状態が、運良くやる気アップ、向上心に繋がりました。
私はさらにやる気満々で練習し始めました。
「今度は上位と言わず、必ず金賞取ってやるんだ」、と。
そして毎日平日休日問わず、友達と遊ぶこともなく、真剣にコンクールに向かって頑張りました。
そして全国大会を迎えました。
私は少し緊張しつつも、こんなに頑張ってきたのは初めてだ。私ならできるに決まっている、と
強気で笑
挑みました。
結果は一つの部門で金賞、もう一つの部門では銀賞でした。
私はその銀賞が少し悔しく、
その部門ではどうしても金賞が取りたくて、
アジア大会に向けてさらに練習を頑張りました。
そしてアジア大会、
私は無事演奏を終えました。
緊張はいつもより無く、のびのびと弾くことができました。
結果は、
全国大会で金賞だった部門は銀賞でしたが、
なんと全国大会で銀賞だった部門が、なんと金賞で、その中でも1位だったのです!
アジア大会で1位だったのです!
しかもしかも、
その部門はその年の最高難度の部門でした!
私はこれまで真剣に練習に取り組んできて、その成果が本番に出せて、そして結果までついてきて、
頑張ってきて本当によかったと改めて思いました。
最後に!
頑張ったらいつか努力が報われるんです。
誰かが自分の頑張りを見てくれているんです。
そう感じたコンクールでした。
おわり。
最後まで読んでくださりありがとうございます😊
あんずのき
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