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「自由恋愛の時代になぜ結婚するの?」と聞かれた再婚間近のバツイチ女が出したスッキリ回答

彼と、共通の知人と私の3人で食事をしていた時のこと。
お酒が入っていた事もあって、知人に直球で質問を受けた。

「この自由恋愛の時代に、何でわざわざ結婚するの?」

突然の質問に、一瞬私は黙ってしまった。

「好きだから、一緒に居たいから結婚するんだよ」

という純粋で乙女な回答では、バツイチ女が再婚する理由としてふさわしくないような気持になった。


「あれ?私何で結婚するんだ?一度めちゃくちゃ結婚して失敗してるのに、どうして結婚したいと思ったんだろう?」

と自問した。そして

知人に自信満々で返せる答えを持ち合わせていなかった事実

に気づいた。

結婚についての意見が薄っぺらい自分の本心に気づいて衝撃を受けた。


最初に思い浮かんだ理由は、彼にいつも言われる
これ。


「好き好き、結婚しよう。将来結婚する事を前提に付き合って行こう。絶対大切にする。」

回避依存的にはかなり最初しんどいフレーズを連発され、何度も離れたいと思ったし実際に離れたが(笑)言われ過ぎて慣れるという所まで昇り詰めた。

会う度にこんな事を言われていたので、ブレない彼の気持ちが毎回聞けて安心感があった。

わかりやすい性格、思った事や気持ちをすぐに言葉で表現できる彼。

結婚してもなんとなく程度に、「上手く行くんじゃないか」と思っていた。

もう一つの理由は

元夫が自分の気持ちを言わない、わかりにくい人だったので、一緒に居ても疲れる結婚生活だった。

元夫は共感できない人で、美味しいものを一緒に食べても

「うんうん、美味しいね~」「そうだね~」みたいな会話ができなかった(涙)

ダメ出しが多く、話し合いができない元夫。私が感動した事や嬉しいと思った事に「でもさぁ」と反対意見を述べ出す性格だった。

一方、彼は元夫とは正反対で食べ物の好みも考え方も私とかなり似ている。美味しいものを食べたり、きれいな景色を見て共感できる。

わかりやすいタイプの彼となら、結婚しても楽しく暮らしていけるのではないか?と、ぼんやりと想像していた。


私は元夫と今彼を比べて、正反対の人間だからという理由だけで、単純に結婚して幸せになれると思っていた事に気づいた・・・

そして、一度結婚に失敗しているのにも関わらず、昭和の臭いを残したまま

まだ、『結婚が幸せのゴール』だと信じていた自分に気づいた。

そもそも自由恋愛という言葉についても、なんとなくしか理解できていない。

自分自身が相手と幸せな生活を送るためには、どんな距離感で、どういったライフスタイルを送ればいいのか?

なんて、想像できていなかった。

というか、逃避的な感覚を発揮して(笑)前向きに考えられず逃げていたのかもしれない。

自分にとっての自由恋愛って、離婚して学んだたくさんの
『自分が幸せを感じる場面』
を崩さずパートナーと一緒に過ごす事。

  • 仕事を続ける

  • お金で相手のお世話にならない

  • 時間は好きに使える環境でいたい

  • これまでと変わらず友達とも会いたい

  • ひとりの時間を持つ 

  • 自分の部屋でゆっくり過ごす

今の段階では誰がなんと言おうと、これが私の幸せ。

なんだか、勝手に
結婚してもこの幸せを続けられる
と思っていた。彼に理解があると自分勝手に思っていたようだ。私は・・・

実は、彼と結婚後の暮らしについて、相談や話し合いができていなかった
事実に、そして不安を感じていた気持ちに…ここでやっと気づけた。


知人から「自由恋愛の時代に何で結婚するの?」と聞かれてから数日間、日常生活を送りながらふと、この質問が気になる事が増えて考え続けた結果、やっと自分の結婚観や自由恋愛というビジョンが鮮明に見えた。

バツイチ女が結婚する時、リベンジ婚にしてはいけないという事。結婚に失敗したからといって、もう一度結婚で幸せをやり直すのは間違えている。

その意味をしっかり理解した上で、結婚を選択するのであれば私は問題ではないと思う。


そして「自由恋愛の時代になんで結婚するの?」と聞いた知人に逆に質問したい。

自由恋愛だからこそ結婚するという選択肢もあるはずなのに、なぜ

結婚は不自由

という解釈になる質問を、私に投げかけてきたんだ!

と、今は聞き返したい気持ちでいっぱいになってしまった。

お互いの譲れない個人の幸せだと思う事について、しっかり、じっくり話し合いができる関係なのであれば、結婚しようが、結婚せずに暮らそうがどっちにしても

恋愛は自動的に続いてしまうだろう

という私の意見。


そして個人的に私はどう思っているのかと言う事が一番大事。

ここまで自由恋愛について自分なりに解釈した上でもやっぱり

彼と同じ苗字になりたいし、仕事を続けて平等な立場で楽しみを共有したい。

という気持ちだった。

結論、

自由恋愛には結婚という選択肢を含んでも良いと思う。
自由な恋愛とは細かいルールを作るのではなく、お互いが自立して平等な立場で話し合いができる関係だと成立してしまう。


と私は思う。

『個人が望む幸せが、お互いに継続できる恋愛』
こそが自由恋愛ではないだろうか?

という気持ちが明確になった所で、今度彼とちゃんと将来の事を話し合おう。

それから、私が解釈した自由恋愛というのが意外と難しいから『別れ』というものが訪れるのであって、

『別れ』を避けるためには、事前に自分が幸せと思う場面のイメージがすごく必要。

相手に自分の気持ちをしっかり伝え、譲り合う、話し合うという関係性が
最重要課題だと思う。

なんと、恋愛依存、回避依存でも、

ここまで自問自答できて、しっかりと意見が言えるようになった私はすごい!

またまた自分を褒めてあげようと思った自己肯定感高め女(笑)の恋愛観でした。


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