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混とんとした時代に、生き方の正解ってないんじゃないか

50代で子どものいる方は、子どもは20代前半ころかと思います。
私が、同じ50代の人たちと話をして、
思うことを書いてみたいと思います。


大学を出してあげたあとも、安心できない


ある男性の話です。

上の女の子は、大学を出たあとに「ネイリスト」になりたいと、
ネイルの学校に入り直した。
学費は出してあげた。
アメリカでネイリストになることを目指して、英語も勉強中。

下の男の子も、大学を出たあとに「美容師」になりたいと、
「美容学校」に入り直した。
この学費も出してあげた。

ある女性の話です。

3人の子どものうち一番上の女の子は、
大学を出たあと一度就職したが辞めて、海外留学を目指し準備中。
ちなみに一番下の男の子は高校を中退し、通信制高校へ転入、
一浪ののちに大学生になったところ。

また、ある女性の話です。

一人息子は美術系大学の建築学科を卒業し、建築設計事務所に就職。
数年勤めたのち、ワインの「ソムリエ」になると、会社を辞めた。


「大学」の意味


私の娘は、大学を出て勤めた会社がとんでもないブラック企業で、
すぐに辞めました。
「ITスクール」に3か月入り、再就職しました。

その就職活動で分かったのは、
「IT業界」の求人は「学歴不問」が多いということでした。
業界全体が人手不足で、かつ関連学科を出る人は少ないためと思われます。

世の中の変化が速すぎて、大学の勉強が
時代についていっていないこともあるでしょう。
いや、、
そもそもみんな、大学に「勉強するため」に行っている?

私の娘は「大卒」を得るためだけに行きました。


世の中は「齟齬(そご)」だらけ


私は大学には行かず、専門学校卒です。
そのおかげで、大手の会社は就職試験さえ受けられませんでした

長く働く中で、優秀な人はもちろんたくさんいましたが、
無能な「大卒」の人も、たくさん見てきました(笑)。
そういった人に私は「かなわない」

企業が「大卒」限定にするのは、「効率よく」採用活動をするため。
大した理由などない。

それなら、割り切って「大卒」をお金で買えばよい
私は、勉強をしたいわけでもない娘に、大学に行くことを勧めました。

そうしたら、今度は「学歴不問」です。

そもそも会社が「大卒」を選ぶのも違っていた
娘に大学に行かせたのも、違っていたのかもしれません。

世の中は「齟齬」だらけなのかもしれませんね。


旧来型企業のシステムの限界


私は1年半前に会社を辞めました。
15年前、その会社に転職しました。
「契約社員」からのスタートでした。

その会社は典型的な「旧来型」日本企業でした。
就職の「入口」が違えば、その後の「ルート」も違いました

私は「契約社員」ののちに正社員になりましたが、
「新卒」で入った「本社社員」と、
私のような「職種限定社員」との収入は、雲泥の差がありました。
そして「現場」と「管理」という「身分差」が明らかでした。

「管理」の社員が優秀なら、言うことはないんですけどね(笑)

他にも、旧来型「年功序列」の会社の
「歪み」を感じる場面は、たくさんありました。

大きな会社に新卒で入るということは、
仕事内容は選べないということです。
会社に命じられた仕事をする
「(仕事に対する)アイデンティティ」を形成するのが難しかった人は、
沢山いたと思います。

その会社は、毎年入社する新入社員の卒業大学は、超有名校ばかりでした。
選考は大学名を伏せて行われるという話でしたが、
MARCHクラスより下は、ほとんどいませんでした。

しかし、入社して30年経つと、、
「死んだ魚のような目」をした人が大量にいるのです。
「生きる屍(しかばね)」化した人たち。。

年数に従って給与が上がり、肩たたきにも合わずに居られる、
「優しい」会社だったと思います。

かつては超難関を突破した「優秀な人」を、
こんな風にしてしまうものは、一体なんでしょうね。


混とんとした時代の生きる力


旧来型企業に未来は無いことは明らかです。
では、どんな場所でどんな仕事をし、生きていくのか。

大学を卒業しても、これといった仕事に落ち着くことができない
当然の現象かも知れませんね。

誰も、正解はわかりません。
私にもわかりません。

「我慢が足りない」?
いろいろ考えちゃいますよね。
「石の上にも3年」なんて言葉もありますしね。

でも、嫌なことを3年続けられます?
私はムリ。。

「好きなこと」なら、人は続けられますよね。
では、「好きなこと」ってそう簡単に見つかるものでしょうか。

好きなことだけして暮らすことは出来ない、は大前提ですが。
どんなに「好きなこと」でも、
やらなきゃいけない「やりたくないこと」はあるものです。

そして、「好きなこと」を続けられる「環境」か。

一生「合う」場所を探し続けるのか?
どのくらい「合えば」続けられるのか?

それが、経験なんじゃないかな。

いろんな思いをして

これは合うけど、これは合わない
これは得意だけど、これは不得意
これは楽しいけど、これは楽しくない
これは我慢できるけど、これは我慢できない

楽しくないけど、苦じゃないこと
自分なりに「面白さ」を見出せること

やってみないとわかりません。

一番悪いのは、「何もしない」こと。
情報化の時代、「わかったつもり」になるのは簡単です。
行動しない30年後に、何が待っているか?
その後も、さらに人生は続きます。

とにかくやってみる。
沢山試して、失敗する。
失敗は、必ず糧になる。
若者、頑張れ!

50代の新人も、頑張る!

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