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実家の「賞味期限」問題

久しぶりに実家へ帰ってきました。
母は85歳で、青森で一人暮らしをしています。
その時の様子から、思ったことを書いてみたいと思います。


どれもこれも賞味期限切れ


私の実家は青森のなかでもかなり田舎で、近くにスーパーなどはありません。

ずっと週に一度くらい、車で一時間ほどの街へ買い物に出ていました。
母は車の運転ができないため、父が他界してからは、
食料品はコープの宅配を利用しています。
列車で20分ほどの街にスーパーがあり、たまに買い物に出ています。

昔から、足りないものがすぐ買える環境ではなかったため、
「買いだめ」する生活でした。
もともと、「賞味期限」には無頓着でした。

それが、どんどんひどくなっているのです。

今回も、、
ヨーグルトや豆腐は一週間切れ。
焼きそばの生麵は3週間切れ。
ウインナーやベーコン、ビールは一か月切れ。
トマトホールの缶詰めは一年切れ。

野菜室のなかも、いっぱいです。

そもそも賞味期限というものを全く気にしていない
ビールは、母はお酒は飲まず、私が前回帰省した時に買ってくれたものです。
私は一週間も滞在しないのに、一ケース頼んでしまいました。
「賞味期限がある」ということを気にしていないので、
「次にまた飲めばいい」と思うんですよね。


たくさんないとイヤ


母は料理が好きで、昔からたくさん作りすぎる人でした。
必ず食べきれない量を作り、「いつでもお代わり」できるようにする。

また、気が向いた時気が向いたものを作ります。
材料が色々ある中から、「気が向いたもの」をつくりたい。
材料は、いつでもふんだんにないとイヤなのです。

母は料理上手で、おかげで私も料理は好きです。
でも、、


捨てられない


母が普段、賞味期限を見ることはほとんどないと思います。
なので、食べていると思う。
食べて「おかしい」と思えばやめるのでしょうが、
その「味覚」も、そろそろあてにならなくなってきていますよね。

見て「腐っている」とわかるものはさすがに捨てると思いますが、
見た目に変化のない食材って、たくさんあるんですよね。

醤油やドレッシングなどの調味料
風味は変わるけれど、「腐り」はしない
缶詰も、外から見ての変化はない。
乾麺、納豆、袋に入った漬物、ベーコンやハム、、

明らかに「変化のある」ものの方が少ないんですよね。
こういったもの、皆さんならどうしますか?

母は、絶対に捨てません。
そもそもが「もったいない」の人です。
食べ物に限らず、何かを捨てるのは「身を切るように」辛い人なのです。


計画出来ない


一週間に一度食料品を頼むのなら、
この一週間で食べきれる量を頼めばよいですよね。
自分が一週間に、何をどれくらい食べるのか
大体予定できないものでしょうか。


変えられない


また、ストック場所にも問題が。。

私が「トマトホールある?」と聞いたら、床下収納を開けていました。
一人くらしで床下収納に入れるほど、モノある?

食料品のストックは、キッチンの物入れ、床下収納、納戸と3か所あります。
トマトホールも、床下収納のほかに、
キッチンの物入れにも入っていました。
パスタなども、キッチン収納と納戸にありました。

キッチンにある冷蔵庫のほかに、勝手口に「冷凍庫」もあります。
一人くらしなのに、冷蔵(凍)庫が2台あるのです。
言わずもがな、いつ入れたか分からないものがたくさん入っています。

ついでに言うと、食器棚も、家の中のほかに小屋(家と別棟)にもあります。

百歩譲って、4人家族だったときは確かに食料品とかも多かったでしょう。
でも、それから「変える」ことは、なかったんですね。
私と兄が家を出たのは、もう40年も前なのに。


一生変わらない?


戦後の貧しい時代を生きてきたから、
たくさん食べることが幸せ。
モノが手に入ることが幸せ。

兄が「昔は賞味期限なんてなかったんだよ。」
と言いましたが、それはいつの話

「三つ子の魂百まで」とはよく言ったものです。


でも、自分の身体は変わっていく


生活習慣は変わらなくても、自分の身体は変わっていきます

母は、少し前までは、文字を読んだりする際には、
「メガネ」を持ち出していました。
今回はそんな様子もないのです。
メガネで「小さな字を見る」という行為さえしなくなっています

以前にもまして「賞味期限」など目に入らない。
おそらく、ぼんやりと霞のかかった状態で、世界を見ているんですよね。


「自らを見直す」のは、「歳を取る」前に


こうなってしまってからは、変わりません。
歳をとればとるほど、「習慣」「固定化」します。

今の生活の「まんま」「ぼんやりした自分」になってもスムーズに暮らせるか?
チェックしたいですね。

まずは、いくつになっても「セルフマネジメント」する「覚悟」をもつ。

そして、生活の見直し「歳を取る」前に。
50代や60代の「まだまだ先」と思っているうちにしたいですね。

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