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盲目

いくら寝ても眠いのは寝るというか刹那的な快楽に飲み込まれているからで君が抗えるものなんて何ひとつもないよ。言葉が溢れてくるのも同じ。君の自己顕示欲が誰かに読んでもらえることを快感だと思っているから君はこうして言葉を紡ぐんだ。言葉で表されていく君はその快楽のためだけに過剰に過激になって、丸裸になった時、そんなものに価値なんてなかったって思い知るんだ。丸裸になった君はいつか肉すらなくなってすかすかの骨だけを地上に残す、その時まで僕の居場所は君の隣。

僕は君が好きだ。

君が脆く脆くなっていくのをみているのが好きだ。最後、君には僕しかいなくなるのだという確信だけが僕を僕たらしめているものだから、君はそのままでいいよ。

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