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コロナ禍でのウエディング

こんばんは。
ここ最近、またコロナ感染者が増えニュースでも報道されるようになりました。
報道が大きくなると心配になるのが結婚式を控えている新郎新婦様のこと。

この2年間でウエディング業界も色々なことがありました。
一昨年に初めて緊急事態宣言が出された時は
結婚式自体してはいけないという規制があった為
繁忙期にも関わらず5・6月の全ての結婚式が延期になりました。

それから夏ごろより少しずつ結婚式をされる方が増えてきましたが、
皆様不安な毎日だったと思います。
結婚式の打ち合わせや準備は楽しく幸せな時間なはずなのに
結婚式のことを考えると憂鬱で悲しくなる・・・なんてこともあったのではないでしょうか。

招待状をお送りするための準備でゲストの方に連絡をしても欠席の連絡をもらってしまう、
すでにどうするか悩んでいると打ち明けられる。
どんどん招待状を送ることが、返事を待つ時間が怖くなる。

誰も悪くないけれど当たりどころがなく
誰かに当たってしまい自己嫌悪に陥る。
結婚式が嫌になる。
そんなこともあるかもしれません。

何度も延期をされた方もいらっしゃると思います。
やっとの思いで迎えられる!と思っていた矢先にまた・・・
そんなやり場のない思いをたくさん感じられていると思います。

このコロナ禍での結婚式に携わる中で私も悩むことがたくさんありました。

地方に親御様がいらっしゃる新郎新婦様。
親御様や兄弟は医療従事者で、島にお住まいのため
状況によっては親御様の列席が難しくなるかもしれない。
そんなご相談の中、少しでも状況が良くなるようにと願いながら打ち合わせを進めていました。
けれど結婚式の1週間前、やはりお母様しか列席が出来ないと。

正直、私は延期されませんか?とご提案をしたいと思っていました。
今この状態で結婚式をする意味は何なんだろう?
親御様が来れない状況で結婚式をして、お二人は今後後悔しないだろうか?
もちろん延期をすることも考えられたと思いますが
お二人は”今”結婚式をすることを選び当日を迎えました。

色々なことを考えた結果、お二人が導き出した答えはどんな内容でも正解なんだと思います。
このような経験をした時に、お二人の一番の味方になれる存在がウエディングプランナーだと思いました。
時には親御様に反対をされる事や、仲の良い友人達にも気を使わせるかもと
本音を打ち明けることが出来ないことがあると思います。
そんな時に一番お二人の気持ちを素直に聞くことができ、家族でも友人でもない存在でどんな時でも味方でいる。
心強い存在になれたらいいなと思います。

ありがたいことに一度キャンセルをした方が改めて結婚式を申し込んでくださることもあります。
キャンセルや延期を経て結婚式を迎えることが出来た時、いつも以上に思いが溢れます。
きっと親御様もお二人と同じように心配や不安な中過ごされ
時には意見を伝えたり、時には静かに見守ったりしながら
迎えた今日だと思うと親御様にご挨拶をしながら一緒に涙することも。

きっとこのコロナ禍だから感じること
今だから気付くことが出来た大切な存在
大きな悩みを二人で乗り越えた絆
そんな”今”しか得られないことも
きっといつか幸せな出来事として思える日が来ると信じて、
前向きに結婚式に向き合って欲しいと思います。
でも不安になったら近くにいるウエディングプランナーに頼ってくださいね。

今日も読んでいただきありがとうございます。

by a.o


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