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大満足のため息


神戸で開催中の「ジブリ展」へ行ってきた。


ほんとはGWに行く予定だったのが、
前日に日時指定券の購入が必要だと知って延期にしていた。

リサーチ不足がワクワク感を倍増させ、
この日をまだかまだかと待ち望んでいた。

まるで遠足だ。




内容を大きく分けると、
ジブリパークと3DCG技術がメインだった今回の展覧会。


合間にラフ絵や美術スタッフによる作画が展示されており、
チケットの値段に見合うボリュームだった。


先日行ったゴッホ展が期待を大きく外れたので
余計にそう感じたのかもしれない。


ただ、
週末ということもあって入場人数が多く、
見どころとなるセットを背景にした写真撮影は禁止されていた。

その代わり、例のセットたちをたくさん撮影。


カオナシ
ねこバス
湯婆婆


私は幼いころからジブリを見て育ち、
過去に東京三鷹にある「ジブリの森美術館」に一人で行くほど
ジブリ大好き人間である。


愛知県にあるジブリパークにはまだ行ったことがないので、
今回の展示を見て行きたい欲に駆られた。

そのくらい、展示内容が濃かったように思う。


キャプションでフォーカスされているのは
宮崎駿氏ではなく、息子の五朗氏が多めの印象。

ジブリの森美術館の初代館長を務めたことに加え、
ジブリパークの建設に大きくかかわっているからだろう。

そこに駿氏のラフ絵などが加わり、
すごい親子だな… と改めてその偉大さに圧倒された。


毎回思うのは、
ジブリの魅力を作っているのは宮崎親子だけでなく、
ほかにもない凄腕の美術スタッフたち。

原画を見ると壮大な描写に感動して息を飲むし、
なぜだかいつも涙が出てきてしまう。


細かいのだ。表現が。


とても緻密で、圧倒されるような立体感がある。



遠目で見ると「これは写真か?」と思うほどに、
描写力と再現力を集約させた作品なのだ。



今回は大きく引き伸ばされて展示されていたものもあり、
間近で細かい描写を楽しむことができた。



満足しすぎてため息が出るとは、まさにこのことだと思う。



ジブリ好きにはたまらない内容で、
なおかつショップで販売されているグッズもかわいいので
ぜひ神戸が近い人は足を運んでみてほしい。







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