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経済産業省が提唱している「社会人基礎力」とは何か?

こんばんは。
あおはるです。

今回は経済産業省が提唱している「社会人基礎力」について書いてみます。

学生時代は勉強やスポーツなど一定の道が示されており、努力の方向性も明確でした。
しかし社会人になると自ら道を創り出さなければなりません。

よく社会の荒波なんて表現がされますが、突然目の前に広がる大海原に、不安になる方も多いと思います。

しかも、いまや人生100年時代。
20歳の人はあと80年も生きることになります。

社会で生き抜くためにはどんな力が必要なのか。
その基礎となる力を定義しているのが「社会人基礎力」です。

最後まで読んでいただければ幸いです。

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社会人基礎力の概要

まず、課題認識。
経産省のサイトにはご丁寧にフリー素材としてロゴや資料が置かれておりまして、せっかくですので、この資料に基づいて考えてみましょう。

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横文字多いんですよね。
このスキルやOSやアプリやアップデートという例え、IT業界以外の方には伝わりますでしょうか。

まず、スキルというのは技術です。

OSというのはオペレーティングシステムの略で、WindowsとかMacのことを指しておりまして、オペレーション、つまりコンピューター全体の管理をするものです。

アプリというのはアプリケーションの略で、ExcelやWordなどを指しておりまして、便利な道具と言い換えてもよいかもしれません。

例えば、大工さんでいうと以下のような関係性です。
OS=使う人:大工さん
アプリ=使う道具:かなづちやのこぎり

そして、アップデートとは更新です。
ざっくり言うと、新しくしていくこと、です。
例えば、世の中ののこぎりが電動になった場合、大工さんは電動のこぎりを扱う技術を改めて身に付けなければならない、といった話です。

道具の更新(より便利になる状態)は何となくイメージが湧くかもしれませんが、ここではOS、つまり使う人も常に更新しなさいと書かれています。

人の更新ってどういうことでしょうか。
これもあまり難しく考える必要はなく、学生時代に勉強やスポーツでやっていたことと同じです。
成長と置き換えてもよさそうです。

ここ、混在してしまいそうになるのですが、道具をうまく扱えるようになることと、人自身の成長は分けています。
「あいつは人として成長していない」なんてセリフありますよね。
ここで求められていることは、社会人として成長することを意味します。

では、社会人として成長するためにはどうすればよいのでしょうか。
長くなりましたが、社会人として成長するための基礎となるものはこれですよーと教えてくれているのが「社会人基礎力」でして、3つの能力(12の能力要素)に分かれています。

社会人基礎力の定義

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いったん、ふーんで流してみていただいて、次のページ以降にそれぞれの詳細があるのですが、要点だけ抑えてみましょう。

1. 前に踏み出す力とは?
・指示待ちにならず、一人称で物事を捉え、自ら行動できるようになることが求められている

2. 考え抜く力とは?
・論理的に答えを出すこと以上に、自ら課題提起し、解決のためのシナリオを描く、自律的な思考力が求められている

3. チームで働く力とは?
・グループ内の協調性だけに留まらす、多様な人々との繋がりや協働を生み出す力が求められている

う~ん、わかったようなわからないような、もう少し意訳してみます。
これってどんな人になるかというと、

・お互いの利害関係を一致させ
・現状を正しく把握し
・うまく話せて
・聞き上手で
・ルールや約束を守り
・メンタルが安定している人

そして、
・困難な問題が起きても、分析をして課題を発見し
・解決までの道筋を立てることができ

そして、
・主体的に周囲に働きかけ
・実行していく力のある人

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にゃんとまあ無理難題。
もう嫌だ、私は猫になりたい、なんて思っちゃう話ですね。

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初期に身につけておくってもう社会出ちゃってますけど!
無理なんですけど!
みたいな声が聞こえてきそうですが、これらを完璧にできている人なんてそうそういないので、今後は意識していきましょうみたいな話として私は捉えています。
アップデート(更新/成長)していけばいいんです。
ちゃんと次のページにも書いてあります。

目的・学び・統合のバランス

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資料はこのページで最後です。
簡単に言うと、目標に向かって努力し続けなさいみたいな話です。

そのためには、
・なりたい自分を想像し
・そのために何が必要かを学び
・学んだことを実践してみる
を繰り返し、その都度振り返りをしましょうみたいな話です。

いや、ほんそれ。
本当にそれ(その通り)なんですけど、なんとなく概念的にはわかるんですけど、じゃあ具体的にどうすればええんやみたいな話。

だから巷にビジネス本って溢れているんですよね。
みんな悩んでいるんです。

というわけで、すみません。
最後に宣伝させてください。

最後に宣伝

今回の社会人基礎力をゲームの世界に例えるとどうなるんだろうか、という観点で本にしてみました。
自分の本を自分で紹介するという荒業です。

巷にビジネス本って溢れてますし、この本読んだからといって確実に何か人生に役立つかと言われたらそうではないと思うのですが、何かしら考えるきっかけになっていただければ幸いです。
(Kindle Unlimitedに入っている方なら無料で読めます)

また、以下のブログでも考え方については色々とご紹介しておりますので、もしよければあわせて読んでいただければ幸いです。


以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。






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