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トラウマ治療を受けて、過去と現在の変化

どうも、あおいhttps://twitter.com/aoiao00です。

本日は、最近通い始めたゲシュタルトセラピーについてお話します。
複雑性PTSD、家族トラウマ、対人関係で感じる自分の反応(傷つきやすい、イライラしてしまう、過緊張など)、心の穴、未処理の感情に効果を感じています。以下の内容はあくまで一個人の意見です
またセラピーの種類は多種あり、相性やタイミングも含め効果には個人差があります。

ゲシュタルトセラピーとは

未処理の感情を感じきると、世の中の見え方が変わる。
未完了の体験を完了させると、自分の過去が書き変わる。
心のエゴを玉ねぎの皮を剥くように脱ぐと、自分の投影する世界観が変わる。
(過去が書き換わるとは、客観的な出来事は変わらないが、固着や構えが変容していく事。体に残っていた記憶やエネルギーにアプローチしてその時の情動を感じ、体験としての過去が変わっていく。蓋をしていた情動エネルギーの蓋を開けて、過去の結び目を解いていく。それに伴い、現在の自分の反応や思考が変わる療法だと私は認識しました)

自分がどうしても反応してしまう人の反応、ワード、場所、そういったものに反応しないで済むよう、自分が変容する。 不安・怒り・悲しみ・期待・甘え…人間関係にいつもうまくいかないパターンを持っている時、自分の反応を見直すと、自分に気が付くことができる。

頭で理解していく技法もあるが(認知行動療法など)
情動・感情を感じて、変容させることで自分の反応が変わる。
頭でわかっていても感情は変えられない、という事って普通にある。
体の中の情動・感覚・フェルトセンスを感じる療法のため、感受性が枯渇している男性は効果が出るのに時間がかかる傾向があるそうです。

ゲシュタルトセラピー体験談

身体はトラウマを記憶する、と言われている。

ゲシュタルトセラピーでは、自分の体感覚を頼りに、気になる対人関係のテーマについて、自分を探っていっています。 
自分の身体感覚につながって、情動エネルギーを感じると、私は大抵、腹や胸やのどに違和感を感じます。
主治医の先生曰く、「子どもは腹とか胸で自分を抑える(交流分析で言う幼児決断)、するとそのまま性格ができてしまう。その時の結び目をほどくと、エネルギーの流れが変わり、性格に変化が出る」とのこと。

人はそもそも、日常では辛いことを感じなくする(フロイトの言う防衛や抵抗)が、ゲシュタルトセラピーではふだん感じていない事を、あえて感じようとする。

自分の感情を味わう→エンプティーチェアを使い、相手に伝えるという事をし、過去の感情を味わいなおし、引っかかっていた他者とのストーリーが進んでいく。
すると、対人関係の投影が減り、嫌な感じの過去の映像を今に持ち込むことが減少する。
自分が反応しなくなる、過去の出来事にくっついている自分の感情が変化するので。

第1回は母とのこと
なんで助けてくれなかったんだろう、不安で悲しい、分かってほしかった、怒っている、助けてほしかった。等を自分から感じ、それを伝えた母の内面も感じ、もう一度自分自身も感じた。
日常でも家族との交流を18年ぶり、もしかしたら子供のころから全く話せていなかったので人生初、家族と話す事を始めている。
自分の中にある妄想、モノローグがダイアローグになっていく過程を感じている。長年自分の中にあった固執を妄想だったと手放せる準備が出来たように思う。

第2回は父とのこと
イライラする気持ち、甘えたかった気持ち、憎しみとあきらめと許せなさと憐れみと蔑む気持ち、自分を幸せにできない不器用さが気なる気持ちが出てきた。

どちらも日常生活で使っている感情で、うわー、自分の心の穴(二村ヒトシさんの自己受容できていない人の恋愛がどうして上手く行かないかを説明している理論)により人を好きになるってこれね!とかなり実体験として味わっている。

で、ゲシュタルトセラピーでひとしきりお話しすると、
「そもそも私の主訴って、何でしたっけ?」と、何が嫌だったかを忘れたり、してしまう。
自分の結び目がとけて、変わっていく。習慣と反応と感じ方が変わるので、人間関係が変わるなぁ…と実感しています。

日常でも引っかからなくなることが増え、過剰な反応が減り、健全で安全な関係を築ける領域が増える実感がある。
思考を離れ、感覚になる、そういったセラピーです。

トラウマ治療に関心のある皆様が、いい治療に出会えますように。
参考になるかと思う書籍を置いておきます。

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