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アロマとの出会い

ずっと講座をやってきて面白いことに、アロマとハーブの区別がついていない人がたくさんいらっしゃいました。
私もそうだったのです。

アロマテラピーを学び始めたのは20年以上前になります。
私自身がアロマという言葉に拒否反応すらありました。

なんかおしゃれな女子が好みそうな感じがするから。
(私は女子力低いですし)
香りを楽しむのがアロマ?
香水の匂い、大嫌いなんですけど。あれは匂いの暴力です。
(いえいえ、アロマと香水は別物です)
そんなところからのスタートです。

ではなぜ始めたのかというと、アロマに対する凝り固まったイメージが覆されたからです。

むせかえるような人工の香りとは違い、植物からの自然な香りがアロマテラピーです。
初めて精油瓶を開けて漂ったティートリーの葉の香りは、私を別世界に誘いました。
いわゆるカルチャーショックを受けてしまいました。
そこまでの感動は大人になるとなかなかないことです。なぜそこまで惹かれたのか知りたい、勉強したい。

今になって思うのは、たぶんあれは本能を揺さぶられたのでしょうね。
「これは必要なんだよ」と植物に教えられたのでしょう。
本能に訴えかけられたせいか、ずっと飽きもせず勉強してきました。

やりたい学びたい熱に浮かされてアロマの勉強を始めました。
ほぼ独学。だから上っ面だけの勉強だったなと、後になって知ります。
自分が教える側に立ってみると、独学で資格を取ってきた当時が何もわかっていなかったのが良く分かります。講師を始めたのもそのためだったのかなと思うくらいです。
「分かってないからもっと勉強しなさい」と。

さて、アロマとハーブの違いです。
簡単に表現すると、
アロマは「ハーブの香り成分だけを瓶に詰めたもの」
ハーブは「香りのある植物そのもの」
なんだ、それなら分かる。
良かったです。それだけの違いです。

これだけの違いなのに使い方は全然違います。
お茶やケーキにしたり、いろんなクラフトを作ったりするのがハーブ。
食用にもなります。
手作りコスメやディフィーザーに使う精油。
食用には使いません。直接塗布してもダメです。

植物は、元は医薬品として使われてきた歴史があります。
薬にも毒にもなるのが植物(一部の)です。
そんな話も追々としていきます。
正しい使い方を知って、植物と仲良く暮らしていきたいですね。




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