aoi

ハーブ、アロマ、漢方を もっと身近に感じてトータルに活用できる講座を行っていました。 …

aoi

ハーブ、アロマ、漢方を もっと身近に感じてトータルに活用できる講座を行っていました。 1人でも多くの方が、その面白さに気が付いてくれますようにと 講座で話してきたことや実践法を、ここに残していきます。

最近の記事

今までやってきたことに戻ること

今までやってきたことに戻ると言うと、過去に後戻りするようにも感じます。当時やむなく手放したものをもう一度手にするために、 過去に戻って、そこから再スタートします。 過去と言ってもたった1年前の話。 すっかり寛解したと思っていた20年前のがんが、いつの間にか目覚めて 知らないうちに身体のあちこちに根付いてしまったのを知った1年前。 気が付いたときは、呼吸苦になり、声を失いかけていました。 当時は、声を使う仕事をしていました。 20年前にがんになった時には、一生やっていきたい

    • 五行説へ

      気血水論を学んだ中で気になったのは「気滞」でした。 気滞は、私の症状に一番近い弁証でした。 私は20年前にガンを経験し、病気になった原因の一つはストレスだと気付きました。もっと早くにストレスを解消する方法を知っておけばよかったと思うこともありますが、幸いなことに病気はアロマやハーブに触れるきっかけをつくってくれました。 当時はまだアロマテラピーを知る人も少なかったようですが、たまたま私はガンがきっかけで出会うことができ、アロマテラピーに癒され、勇気をもらい、新しい生き方を見つ

      • 気血水(津液)の話④

        水(津液)とは 「水」は血液以外の水分です。 肌・関節・臓腑などの潤いは「血」と共同して働いています。 陰陽では「陰」なので「水」はカラダの余分な熱を抑える働きをして、陰陽のバランスをとっています。 「水」が不足すれば乾燥するため、喉が乾いたり、肌荒れが起きたり、便秘になったりしますが「津虚」と表します。 「水」の流れが滞ると、むくんだり、下痢を起こしたり、鼻水が出ることもあり「水滞」と表します。 津虚とは 「水」が足りていないことです。 陰の力が足りないので、ほてりや

        • 気血水(津液)の話③

          「気」って何? 「気」が付く言葉をどれくらい思いつきますか? 気力、やる気、勇気、根気、本気、弱気、陽気など・・たくさんありますが、どれも気持ちから湧き上がる行動のようなイメージがあります。 身体の活力になる存在が「気」と捉えると分かりやすいです。 「血」は身体にとって重要な栄養や酸素です。 血が体内をうまく循環できない状態を瘀血と表しますが、循環できない原因の一つに「気」が少なくて血を押し出したり循環する力が足りないのです。 つまり血を巡らせる力が「気」です。気が足りてい

        今までやってきたことに戻ること

          気血水(津液)の話②

          気血水の働きの続きです 前回、「気虚」「気滞」「血虚」「瘀血」「津虚」「水滞」は身体のどんな状態なのかを少しだけお話しました。 今回は、もっと具体的に「気血水」の話をします。 順番でいくと「気」から始めたいところですが、 イメージしやすいので「血虚」「瘀血」からスタートします。 血虚は栄養不足 「血」は「ち」ではなく「けつ」と読みます。 「血虚」は「けっきょ」、瘀血は「おけつ」。 血液とほぼ同じイメージ、身体中を巡り栄養と酸素を送り届ける役目です。 栄養素や酸素が血液を

          気血水(津液)の話②

          気血水(津液)の話①

          気血水(津液)・水は津液ともいいます ハーブの勉強をしたときに気血水(津液)が出てきました。 陰陽論では、「気が陽」「血水が陰」に分類されると。 ここ、試験に出るよ。と言われ、そこだけ覚えてハーブの試験に臨みました。実際そこだけ出題され苦労することなく合格しました。 そして試験が終わればそれも忘却の彼方に消えました。 その頃はアロマの講師でしたが、ひょんなことからハーブも教えることになり、あらためてテキストを見なおすと気血水を教える立場になったことに気が付きました。 や

          気血水(津液)の話①

          初めての漢方は戸惑うことばかり

          漢方の勉強を始めた頃は戸惑うことばかりでした。 当たり前のことがそうでなかったり、突っ込みどころが満載だったのです。 身体の構成も、今の解剖生理学が正解と思っていては先に進めませんでした。まずは全てをフラットにして、漢方の考えをストレートに受け入れる頭の柔らかさが必要です。 心で(なんで?どうして?それが通用することが変でしょ)などと、誰にも言えず、聴くに聴けずにいた時期を過ぎると、自然に自分流に解釈できるようになりました。 きっと誰でも通る道なのだと思います。 良く耳

          初めての漢方は戸惑うことばかり

          登録販売者の勉強

          薬の元になる薬用植物や成分の作用を知るとすごく楽しくて TVの医薬品のCMにハーブで学んだ植物成分が出てくると余計に嬉しくて こうして医薬品はできていくんだと、ハーブは今も昔も私たちの治療に役立ってくれていることに、植物の恩恵に感謝の気持ちは深まりました。 そこで、薬剤師を目指すのは年齢的に無理なので、登録販売者とはどんなものなのか、ちょっと勉強してみようと思いました。 登録販売者資格は、独学でも受験できるということ、 それなのに国家資格であることが魅力でした。 1冊の参考

          登録販売者の勉強

          ハーブの学びは楽しい

          アロマテラピーをひと通り学ぶと、次にハーブを知りたくなりました。 同じ植物でもハーブと精油では、伝わってくる香りが全然ちがうのは何故だろう、ハーブは食用に使えてアロマは使えない、それはなんだろう、と思うようになりました。 たまに間違って精油が口についたり手についたりして、それをうっかりなめるとひどく不味いのです。 体感的に経験則で「アロマは食用に向かない」のは分かっていました。 簡単な理由ですが、精油はハーブの「芳香成分だけの集合体」だからです。 香りは美味しくない、むしろ不

          ハーブの学びは楽しい

          アロマとの出会い

          ずっと講座をやってきて面白いことに、アロマとハーブの区別がついていない人がたくさんいらっしゃいました。 私もそうだったのです。 アロマテラピーを学び始めたのは20年以上前になります。 私自身がアロマという言葉に拒否反応すらありました。 なんかおしゃれな女子が好みそうな感じがするから。 (私は女子力低いですし) 香りを楽しむのがアロマ? 香水の匂い、大嫌いなんですけど。あれは匂いの暴力です。 (いえいえ、アロマと香水は別物です) そんなところからのスタートです。 ではなぜ

          アロマとの出会い

          はじめに(自己紹介)

          私は、アロマやハーブの活用法や資格取得の教室を長くやってきました。 そのうちアロマやハーブには漢方の話も必要だと考えるようになり、すこしづつ漢方の資格も取ってきました。 講座は自宅教室だけでなく、いろんな場所に出向きました。 そこでの出会いは、時には辛いこともありましたが、ほとんどが宝物のような出会いばかりでした。 一生続けていきたい仕事でした。そうしたかったです。 今、私は先の見えない病気になってしまい、残念ですが教室をたたむことにしました。たまに頼まれた時に体調が良け

          はじめに(自己紹介)