「加工食品」を食べすぎると早く老化する

加工食品ばかり食べていると健康に良くないと言われる。
さらに、老化も早まるという。
それは、加工食品には「リン」が多く含まれているからだ。
「リン」が老化をもたらすのである。

まず、「リン」って何?

骨が「カルシウム」から作られていることは誰もが知っているが、「リン」も骨の構成要素の一つである。「リン」は食物から体内に取り込まれ、腎臓から尿となって排泄される。人体にとって必要なミネラルだが、多すぎると人体によくないことがおきる。

では、なぜ「リン」が増えるとよくないのか?

血液中の「リン」が増えると、血管の石灰化がおきて、動脈硬化が進む。
また、炎症もおこり、色々な組織が障害されるのだ。


具体的にどんなよくないことがおきるかというと

糖尿病や高血圧、アルツハイマー病などの認知症が起きやすくなる。
つまり「リン」を摂りすぎることで老化が早まるということだ。
「リン」は早老症の原因とも言える。

でも、人間には、体の中の「リン」の濃度を一定にしようという仕組みが備わっていて、
その役割を担っているのが、腎臓。
腎臓が増えすぎた「リン」を排出しようと頑張るのだ。
ただ困ったことに、腎臓が「リン」を尿としてだそうと頑張ると、尿細管に負担がかかって、腎臓自体が消耗してしまう。
腎臓は自分を犠牲にして、体を守ろうとしているのだ。
日本人成人の8人に1人が慢性腎臓病だというから驚きだ。


では、どうしたら「リン」から腎臓を守れるか?

それは、食事に注意すること。「リン」が多く含まれるものを食べないようにすることだ。
現代人の食べ物には「リン」がたくさん含まれていて、不足することはない。むしろ、摂りすぎる傾向にあるので、摂りすぎないように注意が必要なのである。


「リン」が多く含まれる食品は?

加工食品はできるだけ食べないことが大切。加工食品には、食品添加物が多く含まれている。食品添加物には「リン」がたくさん含まれている。
加工食品をたくさん食べると、知らず知らずのうちに「リン」を摂りすぎてしまうのである。


「リン」から腎臓を守るためには、運動をすることも大切

運動をすると、骨から血液中に溶け出す「リン」の量を減らすことができる。よって、腎臓に負担がかからない。
運動は骨を強くするために大切なことであるが、腎臓を守るためにも必要なのである。

健康で長生きするためには、やはり運動と食事なのである。特に加工食品は食べないように心がけたいものである。

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