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今回の「エリザベート」は違和感満載

映画「エリザベート」を観ました。
一言で言うと、期待はずれ。
今夏ウィーンに行き、Sisi美術館を訪れて、エリザベートの歴史をインプットしていたので、この映画は史実と違いすぎるという印象を抱いたのです。

ちょっと皮肉った映画なのでしょうか?
エリザベートの死因は刺殺だったと思うのですが、
この映画では、船から海に飛び込んで自殺したという設定。

また、建物が全て古い。
妹が住んでいるお城の外壁はボロボロだし
エリザベートが皇帝とフェンシングする部屋も壁がボロボロ、
そしてエリザベートと皇帝が住んでいる宮殿の階段も壁が剥がれ落ちているという有様。
故意に古臭くしたんでしょうね。

エンディングでは、エリザベートがヒゲをつけて踊っており、
皮肉を通り越して、悪意を感じました。

私にとっては、違和感満載の映画でした。

昔、ビスコンティ監督の「神々の黄昏」で見たロミー・シュナイダーのエリザベートの気高さを期待していただけに、
今回のエリザベートの描かれ方には、がっかりさせられました。

久しぶりの映画でしたが、期待はずれでした。

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