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#三冊文庫 第2回 「今を生きる女性たちに捧げるウェブマガジン三冊」

アオイです。
三冊文庫、第2回にして早くも番外編の様相を呈しております。
紙の書籍ももちろんおすすめしていきたいですが、三冊文庫のレコメンドはアオイさんの気分次第なので、今回は「星野源と同じ81年生まれの一般男性が、今を生きる女性たちに捧げたいウェブマガジン三冊(2020年10月現在)」をお届けしたいと思います。
三冊文庫は、紙媒体だけに留まりません。

1冊目:日本のビューティをリードし続ける存在、資生堂「花椿」

男女問わず、日本人のほとんどがご存知であろう、資生堂。非常にハイクオリティな商品と広告を絶えず繰り出す、先進的なブランドです。その資生堂の広報誌、「花椿」は1924年の創刊。日本のビューティとクリエイティブの最先端が集まる雑誌として長く続いてきました。2016年からは紙媒体とWEBのクロスメディアとして再出発。美容やメイクだけでなく、インタビューやコラムなどのカルチャーも充実。ウェブマガジンだけでなく、ぜひ紙版の誌面も併せてチェックしたい世界観です。

2冊目:"自分らしく生きる女性を祝福する"「She is」

カルチャーに関するニュースサイトとしては日本でも指折りの存在、「CINRA」。そこから派生した女性向けウェブマガジン、「She is」は、ウェブマガジンにしてコミュニティでもあります。無料で誰でも読める記事も充実しつつ、毎月のギフトサービス、メンバーだけが読める限定記事、イベントの優待など、コンテンツをより楽しめる有料会員制度もあります。男性である自分は(今のところ)外野から眺めているだけですが、隅々まで女性が女性のために向けて発信している、という安心感があり、女性にとっては信頼がおける、男性にとっては新鮮な発見があるウェブマガジンになっているのではないでしょうか。

3冊目:"私たちは常に「SAFE」を届けると約束します"。性別やセクシュアリティを問わず、性被害に遭ったサバイバーを救済する、2020年に生まれたてのウェブメディア「mimosas」

3冊目は、2020年に誕生したばかりの、日本のウェブメディアの最前線からお届けしたいと思います。性別やセクシュアリティを問わず、性被害に遭ったサバイバーを救済するための情報を届けるメディア「mimosas」です。

"YOUR BODY ONLY YOURS".
mimosasは弁護士、医師、臨床心理士といったさまざまな分野の専門家と共に性被害に関する知識を発信します。「知ることで変えられる未来がある」、私たちはそう信じています。

性別やセクシュアリティを問わず、とあるので、本来であれば、女性に捧げる、という自分の提示の仕方は誤っていると思います。しかしながら、長い歴史の中で、日陰に押し込められていた、様々な女性に対する性被害の数々。それは、男性の自分が、軽々しく口を挟めるようなことでないのは百も承知です。

とはいえ、"自分の大切な人が被害に遭ったことがある"という経験は、男性である自分にも(残念ながら)あります。それは未だに自分の中で、塞がらない傷跡として心に残っています。

性被害というものは、性別やセクシュアリティを問いません。どんな人でも遭遇してしまう可能性があります。ですが、まずは女性に向けて、そしてその向こうにいる(性別やセクシュアリティを問わず)多くの被害者に向けて、このメディアを知ってほしいという思いでこの三冊の中にブッキングしました。

人間に必要なのは、正しい知識と少しの優しさ、そして想像力(創造力ではなく)だと自分は思っています。ほぼ何の影響力も持たない自分ではありますが、この三冊のウェブマガジンが、この世界のどこかで暮らす貴女の心を少しでも優しく潤してくれたなら、とても嬉しいです。

おまけ:今日の1曲 CHAI「アイム・ミー」

あまり多くの言葉は必要無いかな、と思います。

貴女はかわいい。貴女はやさしい。
そして、貴女は貴女。

それだけでいいじゃない。
そんな気分にさせてくれる1曲です。

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